Interop Tokyo 2025で見つけた個人的注目技術

こんにちは。SCSKの青木です。

Interop Tokyo2025の2日目に参加してきました。
参加したセッションや見に行った展示について感想を書こうと思うので、気になるものがあればぜひ読んでください。

Interopとは

日本を問わず色々な企業が参加し製品紹介やセミナーを行っているインターネットテクノロジーのイベントになります。
以下は公式からの引用となります。

Interop Tokyoはインターネットテクノロジーのイベントです。
1994年の日本初開催以来、毎年国内外から約500の企業・団体が参加し、技術動向とビジネス活用のトレンドを、会場でのデモンストレーションやセミナーを通じてお伝えしてきました。国内のインターネットや技術革新の歴史と共に歩んできたこのInterop Tokyoをご覧いただくことで、インターネット分野のトレンドをいち早く体感いただくことができます。

引用)
Interop

Interop Tokyo 2025
「Interop Tokyo」は技術動向とビジネス活用のトレンドを会場でのデモンストレーションやセッションを通じてお伝えするインターネットテクノロジーイベントです。

 

参加したセッション

この製品チェック!~アワード審査員が今年の注目製品を解説~

6/12(木)、6/13(金)の二日に分けて注目製品の発表がありました。
物理機器やラックの紹介が多く、クラウド案件を担当しているため、あまり考えたことはなかったですが、データセンターには、このようなネットワーク機器が数多く並んでいるのだと実感しました。

  • 6/12(木)の解説された部門
    ・セキュリティ
    ・デジタルメディア
    ・産業ネットワーク
    ・IoT/エッジコンピューティング
    ・ファシリティ
  • 特に印象に残った製品:Cisco社「Cisco AI Defense」
    普段はサーバやクライアントに対してセキュリティ製品を導入するのが一般的だと感じていましたが、日々利用しているAIに対して専用のセキュリティ製品を使用するという発想は思い浮かんだことがありませんでした。
    また、AIを活用すること方法については考えたことはありますが、AIに対する攻撃について考えることがなかったのでAIに対する攻撃を知る良い機会となりました。

参考)
アワード受賞企業一覧

Interop Tokyo 2025
「Interop Tokyo」は技術動向とビジネス活用のトレンドを会場でのデモンストレーションやセッションを通じてお伝えするインターネットテクノロジーイベントです。

Cisco AI Defense

Cisco AI Defense
AI Defense は、AI の開発、展開、使用によってもたらされる安全性およびセキュリティのリスクを防ぐ、エンドツーエンドの AI セキュリティソリューションです。
Chrome Enterpriseで実現する、AI時代の生産性とゼロトラスト
  • 主な紹介機能
    ・マルチOS対応のブラウザ制御
    ・拡張機能のリスク監査と制御
    ・悪意のあるサイトへのリアルタイム監査
    ・セキュリティログの可視化・分析
  • 管理方法の特徴
    ・上記の機能は、ブラウザにログインすることでポリシーとして適用される。
    ・ブラウザベースで一元管理できるため、業務をブラウザに集約することでデバイス側の設定が削減可能となる。
  • Chrome OS活用によるメリット
    ・Chrome OSを合わせて使用することにより、運用効率化、コスト削減、セキュリティ強化が実現できると紹介がありました。
  • 感想
    ・ブラウザに業務を集約することで、利用者のデバイス準備や作業の負担軽減が期待できるため、Microsoft製品によるOSやユーザ管理(AD活用)が多いですが、今後はAD不要でGoogleアカウントとChromeブラウザを活用したGoogle製品による運用に移行する企業も増えていくのではないかと感じました。
    ・いただいた資料の情報ですが、2024年5月時点の情報によると、Chrome OSはおよそ15年のリリース期間で、マルウェア/ランサムウェア被害が「ゼロ」、ウイルス攻撃の成功報告も「ゼロ」となっています。非常に高いセキュリティ実績ですごいですね。

参考)
Chrome OS

ChromeOS - ビジネスに適した安全なクラウド ファーストの OS

 

展示ブース

各社のブースに訪問させていただいて特に印象に残ったブースを紹介いたします。

社内業務効率化AI

KDDI株式会社様

KDDI社内プロジェクトにより、営業の生産性向上を目的として開発された生成AIツールについて紹介していただきました。

社内には膨大な資料が存在し、それらから必要な情報を探すことは時間がかかったり、似たような資料を参考に新規で提案資料等の資料を作成することに時間がかかったりしており、以下の機能を持たせた生成AIツールを作成し業務を効率化したとのことでした。
(情報収集については、社内の利用者のアンケートで74%情報収集時間を削減できたとのことです。)

▼生成AIツールの機能
・資料の検索
・資料の要約
・社内の過去資料を基にドラフト資料を自動生成
・資料のレビュー

資料の検索、ドラフト版の作成から資料のレビューまでの資料作成全体の効率化ができており、過去の資料というナレッジの蓄積をAIを活用しており、利用ができたらとても便利なサービスだと感じました。

参考)
AIエージェント(上記記載の生成AIツールはA-BOSSとなります)

AIエージェントとは?生成AIからの進化点や導入事例、注意点など解説 |お役立ち情報|中小企業・法人向け|KDDI株式会社
ビジネスを推進する新たなAIの活用法「AIエージェント」に関する記事です。AIエージェントの仕組みと、KDDIの実践事例をもとに、業務効率化・コスト削減のポイント、セキュリティやバイアス対策までをコンパクトに解説します。
オンプレミス

エイム電子株式会社様

ロック機構がついた電源ケーブルを展示しておりました。
ロック機構がついているため、電源ケーブルの抜けの防止や作業中の誤った電源ケーブルの抜線が防げるとのことです。
実際に自分で引っ張って抜けないを体験できる展示もあり、引っ張ってみても全然抜けず、確かに抜け防止になるなといった感じでした。
データセンターでは細部のケーブルまで検討が必要になるのだなと驚きました。

番外編

山口県&萩市様

行政として山口県&萩市が参加しており、企業誘致を進めているとのことでした。
ITの技術の展示が多いなか他とは違った観点でおもしろい試みだなと思いました。
実際に山口県&萩市様のブースで紹介資料を見ると仕事がしやすそうな環境なので少しいいなと思ってしまいました。
観光案内をいただいたので旅行でぜひ行ってみたいですね。

 

おわりに

5、6年前にもInteropに行かせていただいたことがありますが、業務経験が浅くふわふわしたまま参加したため、色々な製品があるなとか、色々な会社があるなくらいの社会勉強みたいな記憶があります。

今回はトレンドがAIだからAIと何かみたいな組み合わせが多いなだったり、ブースで気になる技術について聞いてみたりと充実して回れたので自身の成長を感じることができました。

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