ここ数年で、その技術が注目され、一般的な用語として浸透されてきた”クラウドコンピューティング”。
多くの企業や組織で利用されています。
パブリッククラウド/プライベートクラウド/ハイブリッドクラウド
これまでに、企業が選択してきたクラウドは大きく、「パブリッククラウド」と「プライベートクラウド」の2つに分けられます。
その特徴を、データセンタ、課金の方法、管理者の項目から比較してみます。
今回は、その2つの中間に位置するクラウド、「ハイブリッドクラウド」についてご紹介します。
ハイブリッドクラウドとは
ハイブリッドクラウドでは、ユーザ企業のデータセンタにクラウドを構築しますが、 その管理をクラウドベンダー企業が行い、利用料に応じて課金が発生します。
ハイブリッドクラウドには以下のようなメリットがあります。
- ユーザ企業は、データの保存場所として自社データセンター内とパブリック環境を指定することができる
- 自社データセンター内とパブリック環境の間で容易にワークロードを移動できる
- 自社データセンター内に環境を設置するため、独自のセキュリティ要件を満たせる
- パブリッククラウドを使用している場合と同様のアップデートが受けられる
現在、代表的なハイブリットクラウドを実現するサービスとして、Oracle 社の Oracle Exadata Cloud@Customer や、Microsoft 社の Azure Stackがあります。
インフラ環境選定のご参考にしてください。
[参考] Oracle:Oracle Exadata Cloud@Customer
https://www.oracle.com/jp/cloud/cloud-at-customer.html
[参考] Microsoft:Azure Stack
https://www.microsoft.com/ja-jp/cloud-platform/products-Microsoft-Azure-Stack.aspx