みなさん、こんにちは!
本日は、基本の基本に立ち返って、「ServiceNowってなに?」について書いてみたいと思います。
ServiceNow社ってどういう会社?
ServiceNow社はアメリカのカルフォルニア州で2004年に設立されました。日本ではServiceNow Japan合同会社が2013年に設立されています。
ServiceNow Japan合同会社単体でのの売上情報等は公開されていませんが、ServiceNow社全体で5年で株価は3倍以上、売上は右肩上がりで、時価総額も24兆円越え(2024年3月時点で)、Fortune500にも認定されています。
一言で言ってしまえば「ノリに乗ってるイケイケ企業」なんです!
ServiceNowとは?
国内だとITSMツールとしての認知度が高いように思いますが、ServiceNowはITSMツールではありません!
「企業のあらゆる業務」を「デジタルワークフロー化」し、仕事の流れの全体を効率化、見える化、自動化するプラットフォーム、それがServiceNowです。
ServiceNowのコンセプトはServiceNow社の社名からもよみとれます。
すべての業務をサービスとして定義し、人や企業が、あらゆるサービス(Service)をすぐに(Now)届ける会社
という意味が込められています。
なので、ServiceNow社のロゴにのoの部分は人が隠れてるんですね。(えっ?!とおもったそこのあなた。ServiceNowのロゴをぐぐってながめてみてください)
上の図でわかるように、ServiceNowのベースは「Now Platform」です。ここに基礎となる様々なコンポーネントが載っています。Now Platform上のコンポーネントに、さらに各領域の標準的なプロセスを盛り込んだデジタルワークフローをバンドルさせたものを、ITSMやCSMなどのSaaSアプリケーションとして展開しています。
そういった形で最初に展開させたのがITSM領域だったのです。
現在、ServiceNowが提供するアプリケーションはIT部門が管理する領域だけにとどまらず、人事や総務、法務といった領域(非IT領域という言い方をよくします)のアプリケーションも用意されています。
さまざまな業務で利用されるアプリケーションをワンプラットフォームで一元管理することで
IT部門の業務や、非IT部門の業務の可視化、効率化、自動化が期待できることがServiceNowの価値です。
まさに、ServiceNowは会社全体の業務アプリケーションともいえるのではないでしょうか。
ちなみに余談ですが・・、ServiceNowって契約更新率が99%なんです。これはすごいですね。
ServiceNowの特長とは?
ServiceNowを語るうえで特に欠かせないのは以下2つです。これがまさにServiceNowの大きな特長といえるでしょう。
- デジタルワークフロー
- One Platform
デジタルワークフロー
デジタルワークフローってワークフローとちがうの?って思いませんか?
これが一般的なワークフローです。ワークフローというと、「承認する」という部分にフォーカスされますが、実際この承認の前後には、業務があるわけです。上記の例であれば、依頼者との調整や督促であったり、承認後であれば作業内容確認、実施、報告などの業務です。
このワークフローの前後の業務までも含めたフローそれがデジタルワークフローです。前後の業務までも含めた全体をデジタルワークフローとすることで、プロセス全体の効率化ができるわけです。
One Platform
ServiceNowは全アプリケーションが一つのプラットフォーム上で稼働します。マスタ情報だけでなく、業務プロセスやユーザデータ等、各アプリケーションで生成されたデータは、プラットフォーム上のデータとして共有されます。
一つに集まることで何がいいのか。
それは、アプリケーション連携やAPI連携を考えずに複数業務においてデータの活用ができるということになります。ServiceNowを新しい業務領域へと拡張したいとき、すでにあるデータをそのまま活用できるので、ビジネスのスピードが上がるわけです。
幅広い業務のデジタルワークフローを展開しながら、データモデルもレベルでも一つに集約ができている、そういったサービスはなかなかなく、まさにServiceNowの特長といえるのです。
ServiceNowってなに?をざっくりと説明してきました。なんとなくイメージつきましたでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。