【AWS認定】概要と当日までの過ごし方

こんにちは、SCSK中村です。

今回は、AWS認定の概要や試験準備、当日の過ごし方についてご紹介したいと思います。

AWS認定って何?
AWS認定を受けたいけどどうやって準備したらいいの?

こんな疑問をお持ちの方のお役に立てれば幸いです!

筆者の経験談は僕が代わりにコメントするよ

AWS認定の種類と対象

AWS認定は大きく4グループに分かれており、全部で11の認定があります。

aws all certification

参考:https://aws.amazon.com/jp/certification/

それでは各認定について、対象者やレベル感を見ていきましょう。

1.基礎コース

レベル:1/5

AWS経験:1~6か月

勉強期間:2~3週間程度

Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)

対象

  • AWSについて一から勉強してみたいという方
  • AWS プラットフォームの基本的な知識を持つ方

AWS主催で対策セミナーが順次実施されているので、

何から始めたらいいかわからない人は参加してみよう。

基本のキから学べるよ

 

2.アソシエイト

レベル:2.5/5

AWS経験目安:1年

勉強期間目安:1カ月程度

  • AWS クラウドを使用した問題解決と解決策の実施における経験が必要
  • 約1年間AWSの経験があり、知識に少し自信がついてきた方におすすめ
  • 開発や運用など専門性に応じて選択が可能
Solutions Architect Associate(ソリューションアーキテクトアソシエイト)

対象

AWS における、可用性があり、コスト効率が高く、高耐障害性で、スケーラブルな分散システムの設計に関する実務経験を持つ方、AWSインフラ構築に携わる方

細かい知識まで読み込むよりも、各AWSマネージドサービスの特徴やユースケースについて網羅的に頭に入れておいたほうが得点しやすいよ

SysOps Administrator(シスオプスアドミニストレーター)

対象

クラウドオペレーションのロールを持つシステム管理者、AWSインフラ運用に携わる方

Developer(デベロッパー)

対象

AWS ベースのアプリケーションの開発や保守の実務経験を持つ方

 

3.プロフェッショナル

レベル:5/5

AWS経験目安:2年

勉強期間目安:1~2カ月程度

  • AWS クラウドを使用したソリューションの設計、運用、およびトラブルシューティングに関する包括的な経験が必要
  • 各AWSマネージドサービスの特性を深く理解し、要件に対して適切にサービスを組み合わせて問題解決できる能力

プロフェッショナルは問題文も選択肢もとにかく長いので、

長文を読んで理解することに慣れておく必要があるよ

Solutions Architect Professional(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)

対象

AWS でのクラウドアーキテクチャの設計とデプロイにおいて 2 年以上の実践的な経験を持つ方

各AWSマネージドサービスについて深い知識はもちろん、

それらを組み合わせて最適なソリューションをイメージできるように

なっておく必要があるよ

DevOps Engineer(デブオプスエンジニア)

対象

AWS 環境のプロビジョニング、運用、管理において 2 年以上の経験を持つ方

特にサーバーレスの設計構築について深く問われたよ。

プログラミングの知識はなくても何とかなります。

 

4.専門知識

レベル:4~5/5

AWS経験目安:2年~

勉強期間目安:1~2カ月

  • AWSの専門性を身につけたい方におすすめ

プロフェッショナルより範囲が狭く問題文も短いので

効率的な対策はしやすかったかな。でもその分深い知識は必要だよ

Security(セキュリティ)

対象

最低 2年間の AWS のワークロードの保護に関する実務経験を持つセキュリティ担当者

監視や検知のマネージドサービスで紛らわしいものが多いので、

しっかりと区別して用途別に覚える必要があるよ

Database(データベース)

対象

オンプレミスと AWS クラウドをベースにしたリレーショナルデータベースと非リレーショナルデータベースを扱う経験と専門知識を持つ方

Machine Learning(マシンラーニング)

対象

開発またはデータサイエンスの担当者で、AWS クラウドでの機械学習 (ML)/深層学習ワークロードの開発、アーキテクチャ設計、実行において十分な実践経験を持つ方

Advanced Networking(ネットワーク)

対象

複雑なネットワークタスクを実行する個人を対象としており、ネットワークソリューションのアーキテクチャの設計と実装に十分の実践的な経験を持つ方

Data Analytics(データアナリティクス)

対象

AWS のサービスを活用した分析ソリューションの設計、構築、セキュリティ強化、保守に関する経験と専門知識を持つ方

勉強方法

勉強方法

1.AWS主催の対策セミナーに参加する

まず初めに、受けたい認定の概要や基本的な知識を頭に入れるため、AWS主催の試験対策セミナーに参加することをおすすめします。

各認定に関する知識を網羅的に学べることはもちろん、よく試験で問われる箇所や練習問題を解説してもらえるので、試験勉強の入り口にぴったりでした。不明点があれば講師にすぐに質問できる点も利点です。

セミナー終了後には、配布されたセミナー資料を何度も繰り返し読み、基礎知識を頭に叩き込むことで知識の土台を築けます。

 

2.AWS公式のサンプル問題・Eラーニングを繰り返し解く

AWS公式のサンプル問題とEラーニングを解くのもおすすめです。

問題形式で学べ、解説もついています。私は特に間違えた問題の解説は、何となく理由が予想できても、すべての選択肢まで読むようにして正しい知識を得るようにしました。

 

3.練習問題を繰り返し解く

いちばん時間がかかりますが、結局これがいちばんの近道です。私の場合は会社の用意した問題集があったのでそれをひたすら解きましたが、Udemy等探せばいろいろなところにあると思います。

合計5周くらい解きました。1週目は問題文を読んで理解するだけで相当時間を要するので数日かかりますが、2周目3周目と繰り返すうちにだんだん解くスピードが速くなっていきます。問題を解く中でいつも間違える箇所やわからなかった箇所をノート等にまとめておくと、あとで見返したときにわかりやすいですし、知識の整理にもなります。

試験申し込み

受験場所

AWS認定資格の試験はテストセンターでの受験と自宅受験の2つから選択できます。

私は自宅のインターネット回線に自信がなかったのでテストセンターでの受験を選択しました。

途中でインターネットが切れた、とか試験中に家族が部屋に入ってきた、とか自宅受験のトラブルを数件聞いたことがあるので、万全の環境を準備できる自信のない方はテストセンターでの受験をおすすめします。

申し込み時期

結論から言うと、試験受験の3日前に申し込みをしました。

早め早めに申し込もうと思っていたのですが、仕事との兼ね合いでスケジュールが立てづらかったことと、自信をもって試験に臨める状態になるまで申し込む勇気が出なかったためぎりぎりになってしまいました。

試験の24時間前までは日程や場所の変更・キャンセルが可能なので早めに申し込むことをおすすめします。また3月など、時期やテストセンターの場所によっては予約がすぐに埋まってしまうこともあるようです。

当日

持ち物

  • 本人確認書類2種類:私の場合は、運転免許証+クレジットカードで大丈夫でした。
  • A4サイズが入るバッグ:帰りにクリアファイルと紙を渡されるので持っていくとベターです。

受付

テストセンターから送られてきたメールには、試験会場には15分前に着くように指示がありました。私は心配性なので30分前くらいに着くように家を出ました。

テストセンターに着いたら、受付をします。

受付の手順

  1. カウンターで名前と受験する試験名を告げる(「AWS」と告げればOKでした)。
  2. 本人確認
  3. 渡される紙に受付時間や署名を記載する。
  4. 電子署名・顔写真撮影
  5. 荷物をすべてロッカーに入れる
  6. 準備でき次第申告・試験ルームへ

※試験ルームに空きがあれば、予約した時間より早めに始めることもできます。

試験終了後

試験問題をすべて解いたらAWSのアンケートが数問あり、それらをすべて終えると画面に試験の結果が「合格」か「不合格」か表示されます。当日はこの画面でしか確認できないので、しっかりと確認しておきましょう。

2~3日後、AWSから正式な結果や点数がメールで送られてきます。

さいごに

AWS認定の概要や試験準備、当日の過ごし方について書かせていただきました。

いろいろな認定があり、どの認定の取得を目指すのかによって必要な知識や勉強内容は異なりますが、ここでご紹介した勉強法や当日の過ごし方はどの認定試験にも共通するところですので、ぜひ参考にしてみてください!

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