SCSK 大口です。
前回の記事は以下です。
今回は、主に、SAP の移行(リフトアップ・マイグレーション)について考えていきます。
AWSへの環境移行時の制約
サンプル問題を振り返るとリフトアップ・マイグレーションの戦略について質問される問題が提示されていました。この部分は設問として問われる部分だと考えています。
リフトアップ・マイグレーションにおいて、AWSへの移行については、いくつかSAPの移行としての制約があります。(SAP Note.1656099)
- SAPの環境構築にあたって、Amazon RDS は利用することができません。
一部例外となる環境があります。(これは、その2で補足しています) - EC2 インスタンスで本番稼働するものは、SAP認定インスタンスを使用する必要があります。SAPアプリケーションを入れるサーバは、ノート(SAP Note.1656099)に記載のあるインスタンスを利用する必要があります。
- SAP HANA Database を利用する場合は、HANA認定されているインスタンスを利用する必要があります。OLTPとOLAP認定の2つがあります。
- SAPのカーネルのバージョンが一定以上である必要があります。
- AWS Data Provider for SAP を SAPインスタンスに導入する必要があります。
- AWS のサポート契約をビジネス以上とする必要があります。
AWS Data Provider for SAP
AWS Data Provider は、OS のパフォーマンス情報を収集する Agent です。本稼働の要件に含まれているので、必ず導入する必要があります。この Agent を導入することで、SAPの画面上でパフォーマンス情報を確認できます。
仕組みについては以下に解説があります。
最近、新しくなっており AWS Systems Manager (SSM)からも導入が可能になっています。これで管理が楽になりました。
AWS Data Provider は、Amazon Cloud Watch、Amazon EC2 の 各Endpoint からのデータ、EC2 Instance Metadata の情報を SAP がパフォーマンス情報を集めるプロセスとして動かしている SAPOSCOL というプロセス(サービス)にデータを引き渡しています。OS のパフォーマンス情報は、SAPOSCOL が収集します。
SAPOSCOL の情報は、AWS Data Provider の導入及び有効化によって、AWSのインスタンスの情報などが拡張されるようになり、パフォーマンス情報を表示するトランザクション(T-cd: ST06/OS07)で表示できるようになります。(SAPNote.2198693)
最近は、SAP CIM Provider にも引き渡していますが、これは、SMD Agent の一部で、この Agent 経由で、SAP Solution Manager に情報が引き渡されて、SAP EarlyWatch Alert Report を生成します。
Exam Guide に、SAP EarlyWatch Alert とあるのですが、画面イメージは以下を参考してください。
ここから見えるのは、Endpoint を VPC 内に作成してセキュリティを保つみたいな設問でしょうか。
AWSとの接続
移行するにあたっては、AWSアカウントと社内ネットワークとの接続が必要です。この内容にについて記述があります。VPC Peering、AWS VPN、AWS Direct Connet についての解説があります。SAP社自身がPaaS形式のサービスとして提供する RISE とか、HEC(SAP HANA Enterprise Cloud) への言及もあります。Cloud Connector は、Exam Guide を見る限りは試験範囲外のようです。
RISE と HEC
余談になりますが、RISE と HEC は、前述のブログにもありますが、SAP社がエンドユーザーに向けてSAP社がAWSのアカウントを保有して PaaS 形式で提供します。
HEC は、2015年に S/4HANA が登場した時からあるサービスで、SAP社が保有するデータセンター(日本ではデータセンターを借りています)にSAP社が保有するサーバを用いてエンドユーザー向けに PaaS として SAP 環境を提供するサービスで、オンプレミス形式の提供以外に、SAP社が提供する AWS アカウントを利用した環境を利用した形態もあります。
RISE は、2020年から登場したサービスで、RISE with SAP on AWS と言うと、SAP社が保有するAWSアカウントを用いて提供される PaaS サービスです。HECとの違いは、1点目は、クラウドが、AWS、Azure、Google Cloud Plaform から選べる(HEC は、オンプレミスかAWSのみ)、2点目は、SAP社が提供するソフトウェアライセンスの範囲に違いがあります。SAPラインセンスの中身は、試験範囲外なので詳細までは触れません。
システムコピー
SAPには、「システムコピー」という考え方があります。前回の説明の中で紹介した SWPM というツールに「システムコピー」というメニューが用意されていて、SAPの同じバージョンのものを他のサーバに移行することができます。
システムコピーには以下の種類があり、Exam Guide にもそのまま出てきてます。
以下に表にまとめてみます。
種類 | OS | Database | SAP |
---|---|---|---|
同機種システムコピー (Homogeneous System Copy) |
同じ | 同じ *1 | 同じバージョン |
異機種システムコピー (Heterogeneous System Copy) |
異なる | 異なる | 同じバージョン |
*1 Database の種類よってバージョンが異なっても大丈夫な場合と同じでなければいけない場合があります。
リフトアップ・マイグレーションの戦略
同機種システムコピー(Homogeneous System Copy)
同機種システムコピーで取れる方法や、AWS のサービスを Exam Guide から拾って絵にしてみました。私の理解なので、参考程度の情報ということでお願いします。
図にある要素を解説していきます。
SWPM Export/Import
SAP が提供する SWPM を使って、Export / Import をするケースです。
Exam Guide では、同機種システムコピーの項目にあげられてないのですが、R3COPY という手法でデータベースファイルをコピーするような形でデータベースコピーをする方法が提供されています。
データベースバックアップ/リストア
同じ環境をターゲットシステム上にリストアして再現します。名前の通りです。
データベースレプリケーション
SAP HANA System Replication を用いて行う場合などです。一度、環境を構築して、データベースコピー後も同期などをすることで移行を短時間にすることができると考えられます。
ブロックレベルレプリケーション
AWS MGN、AWS SMS を利用して、OSごとすべて丸々コピーして移行する手法です。MGN だとエージェント必要、SMS だと不要といった違いなどがあります。このあたりの違いは整理しておいたほうがよさそうです。
転送手段
転送手段ですが、AWS Direct Connect や VPN でつないで、EBS/EFS/FSx など従来の手法でコピー、高速化手法として、S3 Transfer Acceleration で通常の S3 へのコピーが高速化できる、Storage Gateway や、DataSync の活用で大きな容量を高速に転送できる、Snowball は時間がかかるけど、大きな場合は選択してください、といったところでしょうか。
コピーするデータベースの容量とかにもよるとは思いますが、転送時間やリスクを考慮して検討することになるかと思います。
異機種システムコピー(Heterogeneous System Copy)
同機種システムコピーと同様に絵にしてみました。こちらも、私の理解なので、参考程度の情報ということでお願いします。
図にある要素を解説していきます。転送手段は先ほど説明したので省略します。
SWPM Export/Import
SAP が提供する SWPM を使って、Export / Import をするケースです。
R3Load と呼ばれる手法でデータベースの内容をエクスポートします。このツールのポイントは、エクスポートするとログに出力した時間を分析できる情報が出力されます。この情報を Time Analizer というツールで分析できます。このツールで、テーブルごとのエクスポートの所要時間や順序を検討して実際の全体のエクスポートの所要時間を短縮することを検討できます。
SUM DMO with System Move
AWS での構成については、下記のブログにあります。
ここに標準的な構成と図示があります。
英語では、DMO of SUM と表記されます。実際の処理内容は、SAP のブログの記事を参考にしてください。
SAP Business Suite (SAP ERP等) は、古いバージョンの場合、データベースの中身が、NON-UNICODE システム(SJIS)の場合があります。DMO は、ユニコード変換、アップグレード(EHP適用)、マイグレーションを1ステップで実行できるメリットがあります。
サードパーティーベンダーツール
Exam Guide にも書いているのですが、移行を支援するツールがサードパーティーにあります。転送ツール、移行ツールなどもありますが、ここはプラスでコストを払うという面ではコスト高になると考えられます。
ドキュメント上では、CloudEndure、Delphix、ATADATA、Double-Take が紹介されています。
ここにはないですが、私が最近よく聞く範囲では、SNP BLUEFIELD でしょうか。
どうしても短時間の移行をしたい場合にSAP自身がサポートしてくれることがありますが、かなりの費用を要します。
Migrating AnyDB to SAP HANA
少し話が前後しますが、Exam Guide に Migrating AnyDB to SAP HANA と Exam Guide に記載があるので、ここではポイントを説明します。
Database を HANA に DMO of SUM で移行するということは、
- SAP Business Suite で、Database を HANA にする (Suite on HANA)
- SAP S/4HANA に移行する
の2択になります。S/4HANA への移行は後述します。
まず、SAP Business Suite on HANA にする場合は、拡張パッケージ(EhP : Enhancement Package)の最低要件を満たす必要があります。以下にプロダクトのバージョンの記載があるので確認してください。
例えば、SAP ERP を例にとりますが、このリンクの中で以下のように記載されています。「616」となっているように、間の数値が「1」になっている EhP のバージョン以降が、SAP HANA に対応しています。 この要件を満たさない場合は、このバージョンの EhP 適用が必要となってきます。
EhP の適用に関しては、適用後のアプリケーションの動作確認が必要です。また、SAP HANA への Migration においては、それ以外に注意点があります。この点は、以下のドキュメントに記載があります。
SAP ABAP code changes. For example, you might have custom code that has database or operating system dependencies, such as database hints coded for the anyDB platform.
つまり、カスタムコード作成(アドオン作成とSAP用語では言います)をしていた場合には、そのソースコードを修正する必要があると説明があります。SAP Note もこの文章の中で提示されていますが、その詳細の説明をしています。
SAP Business Suite は、DB が違っても同じコードで動くように OpenSQL という仕組みを用意していたのですが、SAP HANA については、そのパフォーマンスを活かすためにネイティブに呼ぶという仕様に変わります。そのため、カスタムコード修正の必要があります。
日本の多くの SAP を利用しているお客様は、大なり小なりカスタムコード開発していますので、ほぼ修正は必須と言えると思います。
認定の受験のための知識としては、DMO of SUM を使って、SAP HANA への Migration をする場合は、カスタムコードの「修正が必要」と把握しておけばよいかと思います。
ちなみに弊社の場合は以下のようなサービスをやっていまして、このようなカスタムコード(アドオン)調査の対応をさせていただいています。
各DB固有の事項
SAP HANA
マイグレーションにあたって SAP HANA Database のサイズについて見積もる必要があります。以下のドキュメントを確認します。
ここには、2パターン書かれています。以下に表にします。
手法 | サイジング手法 |
---|---|
サイジング手法 | ・HANA Studio で確認する ・SAP EarlyWatchアラートのレポートの記載を確認する(現在のハードウェアの状況などが記載されています)。 ・SQLステートメントでピークメモリ使用率を確認する |
リプラットフォーム | ・Suite on HANA、S/4HANA への移行は、レポート /SDF/HDB_SIZING をソースシステム上で実行してサイジングをします(SAP Note.1872170) *2 ・SAP BW4/HANA への移行は、レポート /SDF/HANA_BW_SIZING: をソースシステム上で実行して、その容量を確認します(SAP Note.2296290) *2 |
*2 レポート実行する前提の要件を満たす必要があります。(レポート名や前提要件は、変わることがあるので試験では問われない気がします)
SAP HANA に関連して、HANA Hardware and Cloud Measurement Tools (HCMT) というのが Exam Guide に書かれています。これは、先ほどの手法で HANA のメモリをサイジングした結果に基づいて、インスタンスを構成しますが、それが、SAP HANA TDI (Tailored Data Center Integration) の構成で求めている要件を満たすかパフォーマンステストで確認をするツールです。詳細は以下のブログに書かれています。
また、SAP HANA データベースは、インスタンスの容量を各クラウド事業者で競っているので、「容量が不足しているので追加を検討している」なんていう問題を出してくるのではないかと勝手ながら予想しています。
まずは、SAP HANA の容量追加に関しては、スケールアップ構成とスケールアウト構成の2つがあります。SAP JAPAN のブログで紹介されていたので以下をご確認ください。
そのうえで以下の AWSブログを確認いただくといいのではないかと思います。SAP HANA に関しては、SAP のインスタンスの認定は、OLTP 認定と OLAP 認定と2つあります。前者は、S/4HANAなどトランザクション管理ができるもの、後者は、BW/4HANA といった Business Intelligence 製品で使えるという認定になります。
Oracle Database
「異機種間のSAP移行におけるOracle XTTS方式によるダウンタイム削減」というブログ記事があり、Oracle XTTS方式が増分マージができるといったメリットを活かす手法として紹介されています。
参考までに、『”ビッグエンディアン”のプラットフォームでホストされているオンプレミスから”リトルエンディアン”にリプラットフォームしなければならない場合』とありますが、ビッグエンディアンは、代表的な OS(CPU) で言うと、HP-UX(Itanium)、Solaris(SPARC)、AIX(PowerPC) です。Oracle の V$TRANSPORTABLE_PLATFORM ビューを見るとわかります。Windows や、Linux で稼働する Intel の x86系CPU は、リトルエンディアンの代表例と言えます。
SAPは、様々なプラットフォームで動作しますので、HP-UX や、Solaris、AIX といった環境上で動作させている環境向けのガイドともとれます。
そのほかの主な制約事項としては、以下があります。
- Oracle Database は、AWS Database Migration Service が使用できない。(SAP Note.2886659)
- Oracle のライセンスについては、クラウド・コンピューティング環境における Oracle ソフトウェアのライセンス(https://www.oracle.com/assets/cloud-lic-170290-ja.pdf)で、vCPU の考え方について記載(SAP Note.2358420)
- AWS 上で Oracle を稼働させる場合は、Oracle Linux でサポートされる。また、Oracle Client も、Oracle Linux 上での動作のみサポートされる。Oracle RAC 構成はサポートされない。(SAP Note.2358420)
Oracle Database は、Oracle Linux 以外で AWS 環境で運用できないという問題は大きく、それであれば、HANA にマイグレーションすることを選ぶことになると思います。
Microsoft SQL Server
Microsoft SQL Server はライセンスが大きな制約事項になります。
アップデートも入っていて、わかりにくいので表にしてみました。
購入元 | 保有しているライセンス | 対応 |
---|---|---|
SAP | SQL Server 2012 以下 かつ 2021 年 7 月 12 日以前 |
デフォルトテナンシー EC2インスタンス可 |
SQL Server 2012 以下 かつ 2021 年 7 月 12 日以降 |
専有ホスト (Dedicated Host) |
|
SQLServer 2014以上 | 専有ホスト (Dedicated Host) |
|
Microsoft | 有効なソフトウェアアシュアランスサ ブスクリプション |
デフォルトテナンシー EC2インスタンス可 |
ソフトウェアアシュアランスなし | 専有ホスト *3 (Dedicated Host) |
|
ソフトウェアアシュアランス及び SQLServer 2019 | BYOLは許可されていない (利用不可) *4 |
|
AWS | SQLServer のライセンスが含まれたAMI を使用した EC2 | デフォルトテナンシー EC2インスタンス可 *5 |
*3 2019年10月1日以前のマイクロソフト社のライセンス条件の場合のみ。
*4 SQL Server 2019は、2019年10月1日に発効したマイクロソフト社のライセンス条件によりEC2上に導入することはできません。
*5 SAPサポートを受けるためには、マーケットプレイスのAmazon Machine Image (AMI)を使用する際に、MS SQL ServerとWindows Serverのサポートを購入する必要があります。
SAP Note.2139358 によると推奨事項は、3つあり、
- SQL Server をそのまま使用し、物理的にユーザ専用のサーバハードウェア(Delicated Hosts)のみを利用する。
- SAP HANA データベースの使用許諾を受ける、クラウドの配置のための SAP HANA Enterprise Cloud (HEC) (詳細については、担当の SAP アカウントエグゼクティブにお問い合わせください) を利用する、またはクラウド環境が許可されている別のサードパティデータベースの使用許諾を受けることを検討する。
- Azure に配置されている SQL Server を使用する。
AWS の認定試験なので、3 は論外として、Delicated Hosts を利用することが推奨事項になるかと考えられます。
また、AWS License Manager をこのシーンだと活用できるのではないかと考えられます。
参考までに、Microsoft SQL Server のクラウド移行に関しては変更になることが今後もあり得るので、移行を検討している場合は、AWS にメッセージをあげるか、担当者にご相談するのがよいかと思います。
S/4HANA への Conversion
S/4HANA の場合は、Busienss Suite とデータベースの構造が違うため、DMO of SUM を用いて、Converson という手法で移行することになります。Migration とは言いません。
以下に一例を図示します。
HANA に移行するという観点では、どちらも DMO of SUM を使うことには変わりはないです。設問では、そのことだけ問われるとは思います。ただ、SAP的には、Suite on HANA への Migration と、S/4HANA の Conversion では、SAP Basis としては、作業内容は異なってきます。
AWS Launch Wizard / AWS Quick Start
SAPの移行の考え方に新規でシステムを導入してデータをクレンジングして移行するというケースもあります。また、SAP HANA Replication などでDBのリストアをする環境を作りたいといった場合には、AWS Launch Wizard、AWS Qucik Start が利用できそうです。
AWS Launch Wizard、AWS Qucik Start とは、AWSが用意している SAP 環境の導入ツールです。
導入については、インストールするファイルをSAPサポートサイトからダウンロードするのですが、そのファイルを用意して、S3 にアップロードすると必要なネットワーク設定も構築をしてくれるものになります。
スクリプトは、GitHub 上に置かれているものを使っているようなので、Fork することで、カスタマイズされた環境も作れそうです。
問題では聞かれないと思いますが、言語インポートが現状ではサポートされていないので、環境が出来上がったら日本語のインポートやハウスキーピングジョブの設定などが別途必要です。
実務の上では、AWS Qucik Start の SAP HANA Database のインストールはよく使ってます。便利です。
SAP Cloud Appliance Library(SAP CAL)
こちらは試験では取り上げられないとは思うのですが、学習のためにも有益だと思うので、紹介しておきます。
先ほどの AWS Launch Wizard とは異なるのですが、SAP が、パブリッククラウド(AWS、Azure、GCP、Alibaba Cloud)向けにトライアルライセンスまたは有償という形で環境を提供しているものがあります。古いSAP時代に言われていた IDES 相当のものです。
導入方法は、SAP JAPAN のブログで紹介されているので是非参考にしてください。会社でSAPのライセンスはないけど、触ってみたいという方には最適です。
すごく簡単に環境を試せますので、是非。
SAP社との接続
AWSアカウント上に SAP をデプロイした場合、SAP社とのサポート接続が必要になってきます。接続にあたっては、SAPRouter というアプリケーションを使用します。Windows や、Linux 等で動作するモジュールが提供されています。
AWS 環境へのデプロイにあたっては、Public ネットワークに配置をして Ealstic IP を振るか、NAT の配下に配置するといったことが必要です。
構成例
移行の結果を踏まえての構成例について以下に記載があるので是非確認しておいてください。
まとめ
今回は、移行についてまとめてみました。同機種システムコピー、異機種システムコピーのあたりは出題の対象となりそうです。
今回はこのへんで。次回は、フロントエンドについてまとめてみます。
その5の記事は以下です。
変更履歴
2022.03.20 AWS Data Provider の説明を修正、RISEとHECの説明を追記、SAP HANA への移行について記述を見直し