AWS Solution Architect Associate 試験対策 -ポイント暗記編③- -データベース-

はじめに

こんにちは、SCSKの中村です。

今回は、データベースのマネージドサービスについて、試験対策に役立ちそうなポイントをまとめていきたいと思います。各DBマネージドサービスの概要についてはご存じの体で記事を書かせていただきます。

 

DBの覚えておくべきポイント

DB(リレーショナルデータベース)と非RDBの使い分け

RDBを選択すべきケース

  • 厳格なスキーマルールとデータ品質適用が必要
  • 大量の読み取り・書き込みのキャパシティは必要なし
  • 極度に高いパフォーマンスを必要としないリレーショナルデータセットの場合
  • 読み取りは並列可能、書き込みは待ち行列発生の可能性あり

非RDSを選択すべきケース

  • データーベースが水平方向にスケールする必要がある(負荷分散、スケールアウト/イン)
  • データが従来のスキーマに適していない
  • 読み取り・書き込みレートが高く、従来のSQL DBでは予算的に厳しいとき

 

RDS(リレーショナルデータベース)

①特徴

  • 複雑なデータを扱うことが可能(テーブルの関連付け)
  • データセットを組み合わせて結合する必要がある
  • データに構文ルールを適用する必要がある
  • ストレージサイズは最大16TB
  • Amazon Auroraを利用する場合はストレージサイズが最大64TB
  • 3つのAZ間で6つの方法でデータをレプリケート
  • 転送中の暗号化はSSLを利用可能

②特徴のあるサービス

Amazon Aurora

  • MySQL・PostgreSQLと互換性あり
  • リードレプリカ遅延なし・マスター昇格可。DCレベル障害に強い(※Aurora以外のRDSはリードレプリカは作成できるが最大1分の遅延あり。直接マスターに昇格するのは困難)

Amazon Redshift

  • 列型思考でデータウェアハウスの分析基盤に最適

 

非RDS(NoSQL)

1.Amazon DynamoDB

①特徴
  • NoSQLの代名詞
  • S3に近い
  • テーブルさえ作ればDBを利用可能
  • テーブルに対するスループットをパラメータとして指定すれば、必要なマシンリソースをAWSが調達してくれる
  • データ要素は属性として保存される
  • デフォルトで、SSL/TLSを利用してHTTPSプロトコルが使用される
②適するアプリケーション
  • 単純なデータが大量に存在
  • 素早く簡単なスケーリングが必要
  • 複雑な結合は不要
③ユースケース
  • 一時データ(オンラインカート)
  • オンラインゲームデータ
④グローバルテーブル
  • マルチリージョンにマルチマスターデータベースをデプロイするための完全マネージド型のソリューション
⑤整合性
  • 結果整合性

0.5倍の読み込みキャパシティーユニットを使用

アプリケーション設定で整合性利用可能ならベストプラクティス

  • 強力な整合性

1倍の読み込みキャパシティーユニットを使用

ただしコストが2倍、動作コストは3倍。

 

2.Amazon Elasticache

①特徴
  • インメモリ型のRedisやmemcachedを利用可
  • 高速・一時的なデータの保存に最適
②ユースケース
  • キャッシュ
  • セッション保持
  • ゲームデータ
③RedisとMemcachedの違い

Amazon ElastiCache for Redis

  • 高度なデータ構造をサポート
  • ゲームや地理空間サービス、キャッシュなど多様なユースケースに対応

Amazon Elaticache for memcached

  • シンプルでスケーラブル
  • データ集約型アプリケーション向け

 

3.Amazon Neptune(マネージドグラフデータベースサービス)

特徴
  • グラフ型DB
  • データの関連付け

 

データ移行

AWS Database Migration Service(AWS DMS)

  • データベースやオープンソースデータベース間での移行をサポート

 

まとめ

データベースに関して特に覚えておきたいポイントは以上です。

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

以上

タイトルとURLをコピーしました