本記事は、以下Cato Networks社の記事を日本語へ意訳し、再構成したものとなります。
Cato IoT/OT セキュリティについて
Cato IoT/OT セキュリティは、2024年12月にリリースされた新機能です。IoT(Internet of Things)、OT(Operational Technology)環境、つまりPCやスマートデバイスだけではなく、ネットワーク機器やプリンタ、カメラ、Web会議システムなども保護対象として拡張し、リアルタイムにデバイスの検出と分類を行い、きめ細かなポリシー適用を行うことで、包括的な脅威防御を提供します。
Catoクラウド プラットフォームのネイティブ機能として、Cato IoT/OT セキュリティは、複雑なインテグレーションを一切排除されており、ご契約ですぐに利用が可能で、管理も簡素化することが可能です。
デバイスの即時発見と分類
Cato クラウドプラットフォームにネイティブに組み込まれたCato IoT/OTセキュリティは、構築・インテグレーションの必要が一切なく、IT、IoT、OT環境全体にわたって即座に可視性をお客様へ提供します。専用に構築され、訓練されたAIとML(機械学習)がネットワーク上のデバイスをフィンガープリントし、タイプ、メーカー、バージョンをマッピングします。IoT/OTの盲点をなくすことで、この重要な攻撃対象領域を完全に把握することができ、堅牢なIoT/OTセキュリティ戦略の基盤となります。
きめ細かなポリシー適用
完全な IoT/OT セキュリティ戦略には、可視化以上のものが必要であり、IT部門は、社内外のリソースへのIoT/OTデバイスのアクセスを効率的に制御する能力が必要です。
Cato IoT/OT セキュリティは、IT部門がこれらを実現できるよう支援します。アクセスポリシーは、特定のデバイスの特性に基づいて設定することも、効率化のためにタイプ、メーカー、モデルによるグループ化に基づいて設定することもできます。IoT/OTネットワークアクセスを制御することで、企業ネットワークの安全性を確保し、攻撃対象領域を劇的に減らすことができます。
総合的な脅威防御の実現
Cato IoT/OT セキュリティは、ポリシーの実施だけでなく、Cato クラウドプラットフォームの脅威防御機能からもメリットを得られます。
Catoの脅威防御は、IPS、NGAM、DNSセキュリティ、インラインAI/MLなどの複数の高度なセキュリティエンジンを活用し、既知の脅威やゼロデイ脅威からIoT/OTデバイスを保護します。企業は、高度な防御によってリスクを軽減することができます。
管理の簡素化
Cato IoT/OT セキュリティは、Cato Management Application(CMA)のネイティブで統合されています。
すべてのダッシュボードとレポートは、CMAとCatoクラウドプラットフォームの他の機能と一貫しているため、新しいインターフェイスを学習する必要がなく、Time-to-Value(価値を実感するまでにかかる時間)を加速します。
ポリシー、ログ、イベント、およびデバイス、メーカー、モデル、ユーザー、サイトなどのオブジェクトは、CMA全体で一貫して表示されます。この一貫性により、ITチームは、複数のソリューションにまたがる異なるダッシュボード間を移動する必要なく、IoT/OTインシデントを容易に特定して理解することができます。
セキュリティ製品の乱立解消
IoTとOTのセキュリティは、従来、複数のハードウェアとソフトウェアのソリューションの展開と統合を意味していました。このアプローチは、しばしば複雑さをもたらし、セキュリティギャップを作り出し、ネットワークの待ち時間を増やします。
Cato IoT/OT セキュリティは、Catoクラウドのネイティブ機能の一部であり、セキュリティとネットワーキングを統合し最適化する単一のクラウド提供ソリューションによって、すべてのIoT/OTセキュリティ要件に対応します。この統一されたアプローチにより、従来のソリューションの複雑さが解消され、運用のオーバーヘッドなしに堅牢なセキュリティが提供されます。
まとめ
少しでもCatoクラウドに興味をお持ちになられた方は、遠慮なくSCSKまでお問い合わせください。
SASE、Cato Networks、Catoクラウド(Cato Cloud/Cato SASE Cloud)の知名度がまだまだ低い状況です。
SCSKでは、2021年から主要なSASEソリューションを一同に紹介を行うオンラインセミナー「SCSK SASE Solution Summit(通称S4 エスフォー)」を定期的に開催しており、これまで15回開催し、述べ2,200名以上の方にご参加いただいております
また、Catoクラウドについては、デモセミナー(オンライン)、ハンズオンセミナー(対面)なども無料で開催しておりますので、ご興味ある方は、ぜひご参加ください。
SASEセミナー、Catoクラウドセミナー以外に、Catoクラウドのお客様導入事例の制作、FAQサイト運営、この TechHarmony(技術ブログ)で、Catoクラウドの日本語のお役立ちサイトを目指し、皆様のお役に立て、少しでもCatoクラウド、SASEの知名度アップに貢献できればと考えておりますので、今後ともよろしくお願いします。