ServiceNowを使って社内ハッカソンを開催しました!

こんにちは、SCSK吉田です。

先日6月下旬、社内勉強会の一環としてServiceNowを使った社内ハッカソンを開催しました!

今回は社内ハッカソンの開催レポートとなります。

 

はじめに

社内でハッカソンを実施しようとしたきっかけは、

SCSK社内でも、更にServiceNowを盛り上げていきたい!

となります。

また、ハッカソンへの参加を通じ、普段の業務ではできない新しい経験や、技術の獲得にもつながれば良いなという思いもあり、様々な方にご協力いただき社内ハッカソンの開催にいたりました。

ハッカソン開催までの道のり

ServiceNow社の方々にもご協力いただき、ハッカソンを含め、2月から6月にかけて計5回の社内勉強会を開催しました。

第4回はアイデアソン、第5回がハッカソンとなります。

始めに、第1回から第4回までの勉強会を簡単に振り返ります。

第1回社内勉強会:ServiceNow製品概要&トレーニング・認定資格の紹介

まずは、ServiceNowをまだよく知らないという社内の方に向けて、ServiceNowの製品概要、及び近年のAIに関する取り組み、そしてこれらの情報を学べる場としてのServiceNow University(旧Now Learning)、そしてSCSKのServiceNowに関する取り組みを紹介しました。

また、私の方からは、ServiceNow Universityを活用した学習・キャリア開発、認定資格を取得する価値を語らせていただきました。

当日は約60人の方に参加いただき、大盛況のうちに終えることができました。

第2回社内勉強会:ServiceNowのアプリ開発を学ぶ(ハンズオン)

第2回では、主にServiceNowのアプリ開発に興味がある方に向けて、アプリ開発の基本的な考え方・構造を紹介しました。

基本である「Task」「Process」「UI」のコンセプトを学んだ後、実際にServiceNow Studioを使用してハンズオンを実施しました。

参加者の方々には、アプリ・ロール、データモデル、フロー、ワークスペースの作成など、アプリ開発の一連の流れを体験していただきました。

第3回社内勉強会:ServiceNow Japan Hackathon 2024の振り返り&Now Assistの勉強

社内アイデアソン、ハッカソン参加者と共にServiceNow Japan Hackathon 2024の内容を振り返りました。

昨年のテーマである「PUT AI to Work」の理解、各参加チームの選定テーマの傾向などハッカソンの概要、そしてNow Assistの機能を学習しました。

また、チーム分けを行い、次回アイデアソンに向けたネクストアクションを共有しました。

※ServiceNow Japan Hackathon 2024の開催レポート

 

第4回社内勉強会:アイデアソン

「AIの活用」をテーマとし、第3回勉強会から約1カ月間、各チームが考えたアイデアをプレゼンしました。

選定されたテーマを分類すると以下の通りとなります。各チームとも高齢化や人手不足を背景とした各業界の課題にアプローチするアイデアです。短い準備期間でしたが、各チームがターゲットとする業界における課題をしっかりと分析したうえで、ServiceNowでどのようにアプローチするかまで考えていただきました。

  • マンション管理
  • 介護
  • 教育

各チームのプレゼンに対し、AI機能の活用、アイデアの新規性、影響度、実現性などの観点で審査を行い、1位チームを決定しました。
(審査を実施していますが全チームハッカソンへ進みます)

ハッカソン

参加者概要

  • 参加者:15名
  • チーム数:4チーム
  • ServiceNowの開発経験者率:2割
  • 開発期間:1カ月

成果発表

ServiceNowでの開発は初めてというメンバーが多い中、アイデアソンの内容をServiceNowへの開発へ落とし込み、全チームが実際に動くデモと共にプレゼンを実施いただきました。

以下、各チームのデモ部分を中心にどのような発表内容だったか簡単に振り返ります。

マンション管理業務へのServiceNow活用

  • マンション住人から問い合わせやクレームに対し、Virtual Agentを活用したセルフサービスの提供
  • セルフサービスで解決しない場合は、チケット起票、担当者へのアサイン、チケットのクローズまでの一連の流れをワークフローで自動化

介護者支援プラットフォームとしてServiceNow活用

  • 介護者からの悩み・相談に対し、Virtual Agentを活用したセルフサービスの提供
  • フォローアップが必要な場合は、チケットを自動起票の上、AIによる問い合わせ内容の要約、優先度付けを実施
  • AWAを活用し、空き状況、保有スキルをもとに自治体等の担当者へ自動でチケットをアサイン

教育現場における先生・保護者・生徒をつなぐプラットフォームとしてServiceNow活用

  • ポータルを活用し、先生・保護者・生徒間のシームレスな情報共有を実現
  • 行事の出欠確認や日程調整など各種申請をServiceNow上でデジタル化
  • 各教師に属人化する業務ノウハウ、過去の保護者からの問い合わせ、テスト資料などの紙資料をナレッジとして蓄積
  • 蓄積されたナレッジを活用し、教師・保護者・生徒に対しVirtual Agentによるセルフサービスの提供

教育現場における教員不足、長時間労働問題の解決を目指したServiceNowの活用

  • 生徒からの問い合わせに対する回答をAI Agentが代行することで、教師の業務負担軽減
  • AI Agentが過去の類似の問い合わせ、それに対する回答を検索し、その内容を踏まえた上で生徒へと回答する

 

プレゼン後にはQAの時間も設け、活発な議論が行われました。

各チームのプレゼンに対し、アイデアソンと同様にAIの活用、サービスの新規性や将来性・拡張性などの観点で審査を行い優勝チームを決定しました!

優勝チームには、ささやかながら優勝記念品をプレゼントしました。

ハッカソンの振り返り

ServiceNowでの開発未経験者が多いハッカソンでしたが、各チームが選定した課題に対し、ServiceNowで使用する製品、アーキテクチャ、AI機能の活用方法、ライセンス形態を踏まえたマネタイズ方法まで考えていただき、非常に良い学びの場とすることができました。

以下、参加者からの声となります。

  • 製品選定、及びアーキテクチャの検討から実装までを経験でき、良い学びの機会となった。
  • ServiceNow × AIの可能性を感じた。よりServiceNowのことを学んでいきたいと思った。

さいごに

弊社は昨年度初めて、ServiceNow Japan Hackathon 2024に参加させていただきましたが、アイデアソン敗退でハッカソンへ進むことができませんでした。今後、ServiceNw社主催のハッカソンに参加する機会があったら、今回の社内ハッカソンでの学びを活かし、ハッカソン進出、及び入賞を目指していきたいと思います!

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