SCSKクラウド技術コミュニティ勉強会 #15 開催報告

こんにちは。SCSKの木澤です。
私は各種クラウドサービスに関するプリセールス活動やアーキテクトに関する相談、また本サイト(TechHarmony)の運営など各種プロモーション施策を担当しております。

今回は先日(2021/3/9)に行われました、SCSK社内勉強会である「SCSKクラウド技術コミュニティ 第15回」の開催レポートをお届けしたいと思います。

SCSKクラウド技術コミュニティとは

世間ではIT技術に関するコミュニティ活動が盛んですが、

  • SCSK社内にも最新のトレンドを伝えたい!
  • エンジニアの交流の場を提供したい!

といった主旨から2017年に立ち上げ、毎年4回程度の頻度でセミナー形式のイベントを開催しています。
現在ではリピーター参加者も増え、毎回(オンライン・オフライン含め)平均して100名以上の社員が参加するイベントとなりました。

毎回テーマを変え、外部ベンダー様の方に登壇いただくほか、社内のサービス担当者や事例についても発表があり、社内商材の周知の場にもなっています。

また、最後には参加者によるLT(ライトニングトーク)の時間を設けており、社員による自由闊達な発表を行う社内コミュニティイベントです。

第15回のテーマは AWSのコンテナサービス

今回は「AWSのコンテナサービス」として企画しました
コンテナ技術はDockerの登場以来、技術トレンドとして注目されてきましたが、最近はDXを支える基盤として企業でもその活用が本格化しつつあると感じます。

SCSKのソフトウェア開発基盤として利用している、S-Cred+(エス クレド プラス)プラットフォームでも先日よりコンテナへの対応を開始し、今後システム開発手法がコンテナ対応に変化することが予想されることから、改めてAWSにおけるコンテナ関連サービスをチェックする場として企画した次第です。

ANGEL Dojoで大活躍したSCSK若手エンジニアによる発表も!

2020年にAWS主催で若手エンジニア育成プログラム「ANGEL Dojo」が開催されましたが、弊社から参加したメンバーが大活躍し表彰いただくことができました

今回のイベントではANGEL Dojoに参加したメンバーより成果と気付き等について社内に発表いただきました。

イベントの様子

今回はオンラインでの開催で、ピーク時で160名程度の社員が参加いたしました。
テーマがAWSのコンテナということで特に注目が集まったと言えるかと思います。

AWS運営チームのアップデートについて

最初にAWS運営チームより、AWS運営チームの2020年度のアップデートについて発表がありました。
登壇した2人(齋藤さん・平松さん)も2020年度の新人!ということでフレッシュな発表となりました。

今回は2020年度に開始した、各種の新しい施策について発表いただきました。

  • 社内の開発者をサポートする「AWSよろず相談会」を開始
  • AWSのアップデート内容やコラムをお届けする「AWSメールマガジン」の配信開始
  • エンジニアブログ「TechHarmony」リリース(当サイト)

2021年度以降も社内の開発者がAWSを活用でき、お客様により一層良いシステム・サービスをご提供できるように取り組む意気込みが伝わったかと思います。今後にも期待です。

※資料非公開

ANGEL Dojo報告

Season1報告(池宮 紗瑛さん)

ANGEL Dojo Season1参加者を代表して、池宮さんより発表がありました。

開発したシステムは、探し物を支援してくれるAlexaアプリ「monono」
Amazon Rekognitionで細かい物体を検出するためには、画像を小さく分割して処理を行う必要があり時間が掛ってしまいますが、AWS Step Functionsを用いてアルゴリズムを工夫し、高速に処理できるようにできました。

画像認識という普段の業務ではあまり利用しないサービスではありましたが、AWSのパーツを組み合わせて探し物という身近な課題が解決できたことが達成感に繋がったとのことでした。

Season2報告(樋口 颯さん)

Season2の参加報告について、6社混合チームに参加した樋口さんより発表がありました。
なお、樋口さんはbuildrs.flashにも参加レポートを寄稿しております。

開発したシステムは休日の予定をリコメンドしてくれるシステム「StanBee」
自分にぴったりの休日の予定をリコメンドしてくれる他、レポートまで自動生成してくれるなんて、至れり尽くせりのシステムですね。

特に素晴らしいのは、本開発で得た経験・ノウハウを社内にフィードバックする活動をしていること。
アジャイル、且つフルリモートでのシステム開発については得た知見が多くあったようで、早速案件で活用や周囲への啓蒙活動を行っているとのこと。頼もしい限りです!

AWS SAによるコンテナ技術についてのお話

さてメインコンテンツとなりますが、AWSのパートナーSAの佐藤 和様より、「あらためて知っておきたいコンテナ技術 with AWS」として講演いただきました。

AWSの関連サービスに入る前に、「なぜコンテナ技術を採用するのか?」再認識することに触れられており、参加者から大変好評な内容でした。ご登壇ありがとうございました。

参加者によるLT(ライトニングトーク) 2本

1.  How to Study AWS(大口 聡さん)

大口さんからは「How to Study AWS」というタイトルで、コミュニティに参加することで得られる知見について発表いただきました。JAWS-UGなど各種コミュニティに参加・運営に携わる立場だからこそ、語れる知見ですね。ありがとうございました。

2.  勉強会をビジネスに変える4つのステップ(梶 明日香さん)

続けて梶さんより「勉強会をビジネスに変える4つのステップ」として発表がありました。
梶さんには2019/5に開催した本コミュニティ勉強会(テーマ:Amazon Connect)にて登壇いただいたのですが、なんとそれをビジネスにすることができたとのことで、その経緯と気付きについての発表でした。

インプットしたノウハウをアウトプットして理解を深めるだけでなく、それをビジネスにする、これはなかなかできることではないですね。参加者の気づきになったのではないでしょうか。

まとめ

クラウド技術コミュニティ勉強会の勉強会はテーマに依って参加者数が上下しますが、今回は特に多くの社員に参加いただきました。また今回は盛りだくさんの内容で予定した時間を超過してしまいましたが、最後まで参加者数が減ることなく盛り上がるイベントとなりました。

また今回は特に1~3年目の若手の登壇が多いイベントとなりましたが、最近の若い方は適切にサポートし、そして発表の場を与えることで成長が促すことができると個人的に感じています。
2021年度も各種イベントを開催し、特に若い社員の成長の場として機能させたいと考えています。

今後とも開催報告を掲載していきますので、お楽しみに。

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