システムをクラウドへ移行する中で、特に難易度の高いのがデータベースの移行です。
SCSKでは、そんなデータベースのクラウド移行を安心・確実に実現する、「クラウド・データベース・マイグレーション・サービス(略称CDMS)」を提供しています。
この度、このサービスがAlloyDB for PostgreSQLを含めたGoogle Cloud環境へのデータベース移行にも対応しました!
- Google Cloudへのデータベース移行を検討中だが、なにから手を付けたらいいか分からない
- AlloyDBに移行してみたいけれど、ノウハウがなくて不安
- Cloud SQL, Cloud Spanner, AlloyDBどれを選択するのがベストか分からない
上記のような不安をお持ちの方、Google Cloudにも対応したこのCDMSを、是非ご活用ください。
という事で、今回はAlloyDBについて少しお話をしたいと思います。
AlloyDBとは
「AlloyDB for PostgreSQL」は、2022年5月12日にGoogle Cloudのサービスとして発表された、
オープンソースDBであるpotgreSQLとの完全互換性を特徴としたフルマネージドデータベース(DB)サービスです。
PostgreSQLとの互換性を保ちながら、DBに最適化されたストレージアーキテクチャを採用、
さらに、通常の行データをAI/機械学習によりワークロードに応じたカラム型データをメモリ上にキャッシュすることで
分析クエリの高速化にも対応したデータベースです。
Google Cloudでは、RDBMSとしては、AlloyDBの他にCloud SQL,Cloud Spannerがありますが、
AlloyDBはOSSおよび商用ツールのマネージドサービスであるCloud SQLと、
クラウドに特化したCloud Spannerの間に位置するものになります。
よりクラウド環境に特化した構成によるSLA 99.99%の高可用性とスケーラビリティ、さらにAI/機械学習による運用管理の自動化など
マネージドサービスのよいところと、PostgreSQLとの互換性の高さによるオンプレからの移行のしやすさも相まって、クラウド環境のマネージドデータベースのいいところどりのデータベースになっています。
AlloyDBを採用するユースケース
AlloyDBは、以下のようなケースで有用なデータベースです。
- 使い慣れたデータベースをマネージドDBで利用したい
- 既存アプリケーションがPostgreSQLで、マネージドサービスを選択したい!
- 性能や可用性について、クラウド環境のメリットを最大限利用したい
- 現行との互換性を保ちつつも、高速化、可用性の確保はクラウドメリットを享受できるものがいい!
- OLTP処理がメインのDBだが、データ分析もしてみたい
- 分析基盤までは必要なさそうだけれど、データ分析もできると嬉しい!
- 商用DBからOSSDBへ変更したい
- クラウド移行の際にライセンスコスト削減を狙いたい!
上記ケースに当てはまる方、是非AlloyDBの採用を検討してみてはいかがでしょうか。
クラウド・データベース・マイグレーション・サービスとは
クラウド・データベース・マイグレーション・サービスは、クラウド環境へデータベースを移行する際に、データ活用を見据えた最適なデータベースを選択し、確実でスピーディなマイグレーションを実現するサービスです。
単純なクラウドへのリフトからバージョンアップから他のデータベースへのマイグレーションまで、クラウド化に伴いデータベースをどのように移行するか、想定されるあらゆるシーンに対して適切な移行方法を提案し、スピーディかつ確実な移行を実現します。
データベースを変更する際にも移行プロセスの標準化により、コストを抑えた確実かつ効率的な移行が可能です。
最後に
現在、SCSKではAlloyDB for PostgreSQLの検証を実施中です。
検証結果については、このTechHarmonyで報告する予定ですので、ご期待ください!