【ServiceNow】更新セット移送の基本ガイド

こんにちは。SCSKの北川です。
今回はServiceNowの更新セット移送についてまとめてみました。
環境間の移送に不安がある方の参考になれば嬉しいです。

本記事は執筆時点(2025年4月)の情報です。最新の情報は製品ドキュメントを参考にしてください。

更新セットとは

更新セットは、カスタマイズや変更を他の環境へ移行するための機能です。
開発環境で行った変更を本番環境などへ反映させる際に使用されます。

更新セットの移送手順

移送対象の更新セットを選択

System Update Sets>Local Update Sets より移送したい更新セットを選択します。

自動で更新セットに記録されないテーブルがあるため、変更内容がすべてCustomer Updatesに含まれているか確認しましょう。

ステータスの更新

Stateを「In progress」から「Complete」に更新します。

XMLにエクスポート

保存後、Related Links[Export to XML]を押下します。

押下後、XMLファイルがダウンロードされていることを確認します。

移送先にインポート

移送先の環境にログインし、System Update Sets>Retrieved Update Sets より移送したい更新セットを選択します。

Related Links[Import Update Set from XML]を押下します。

エクスポートしたXMLファイルを選択し、[Upload]を押下します。

Retrieved Update Setsに移送対象の更新セットが追加されました。

プレビュー~コミット

更新セットを選択し、[Preview Update Set]を押下します。

Stateが「Previewed」に更新されました。
※エラーの場合は対象レコードを確認・対応後に再度プレビューしてください。

[Commit Update Set]を押下します。

Stateが「Committed」に更新されました。

以上がServiceNowにおける更新セットの移送手順です。
コミット後は、移送内容が正しく反映されているかご確認ください。

まとめ

今回はServiceNowの更新セット移送についてご紹介しました。
初めて作業する方にも役立つ内容になっていれば嬉しいです。

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