こんにちは。SCSKの北川です。
今回はServiceNowの更新セットプレビュー時のエラー対応についてまとめました。
更新セットの移送手順はこちら【ServiceNow】更新セット移送の基本ガイド – TechHarmony
プレビューエラーの対応
プレビューした更新セットにエラーが見つかった場合、以下のようなメッセージが表示されれます。
関連リスト「Update Set Preview Problems」より、問題となっているレコードを確認してください。
各Preview Problemに対し、以下のいずれかを選択してください。
・Accept remote update:エラーを受け入れて変更を適用する
・Skip remote update:問題のレコードを適用しない
すべてのエラーに対応後、再度[Commit Update Set]を押下します。
以上がプレビューエラーの対応手順です。
発生頻度の高いプレビューエラー
次にプレビュー時に発生する頻度の高いエラーを2つご紹介します。
①Could not find a record in 〇〇〇 for column □□□ referenced in this update
…□□□ のレコードがが移送先環境の〇〇〇に存在しない
Could not find a record in sys_ui_policy for column ui_policy referenced in this update | UI ポリシーアクションが作成・更新されているが、UI ポリシーのレコードが存在しない |
Could not find a record in sys_user for column owner referenced in this update | カタログアイテムに設定されているownerが移送先のsys_userテーブルに存在しない |
Could not find a record in sys_hub_flow for column flow_designer_flow referenced in this update | カタログアイテムに設定されているフローデザイナーが移送先のsys_hub_flowテーブルに存在しない |
②Found a local update that is newer than this one
…移送した更新セットより新しいバージョンの更新セットがすでに移送先環境に存在している
まとめ
今回はServiceNowのプレビューエラー対応についてご紹介しました。
エラーが発生しても、原因を整理しながら冷静に対応することが大切です。