この度、Catoクラウドのユーザーコミュニティ(ユーザ交流会、ユーザ会)、「Cato Circle(ケイトサークル)」を発足いたしました。そして、Cato Circle についての記念すべき初投稿記事となります。
ユーザーコミュニティ発足の背景について
Catoクラウドのユーザーコミュニティ(ユーザ交流会、ユーザ会)、「Cato Circle(ケイトサークル)」を発足しました。
Catoクラウド(正式名称は「Cato SASE Cloud Platform」)は、2025年6月時点で日本国内の採用企業数が630社を超えており、当社 SCSK もおかげさまでCatoクラウドのご契約をいただいているお客様も年々増加し、ついに 60社を超えることができました。
ひとえにご利用いただいているお客様のおかげです。ありがとうございます。
数年前より、Catoクラウドご利用のお客様から、他の利用者との交流を行いたいとのお声をいただいておりました。
実際に、当社で導入事例化をさせていただいたお客様と直接話をしたいと言うご依頼があった場合は(当社のお客様だけに限らず)お客様同士で会話をする機会をセットさせていただいたことが、過去に何度かございます。
また、以前より、お客様が参加できるイベントの開催を、Cato Networks社(Japanおよび本社)へ働きかけを行っておりましたが、今年(2025年)もお客様参加のイベント開催は難しいとの回答があったため、当社が主催となって、ユーザーコミュニティの立ち上げを行い、この度その活動を開始する運びとなりました。
Cato Circleについて
ユーザーコミュニティ「Cato Circle」については、もちろんですがCato Networks社から名称を含めて、承認を得ております。
コミュニティ名称に“SCSK”の名前が付いていないのは、今回のユーザーコミュニティ「Cato Circle」の立ち上げ、および初回オフサイト会議に関しては、当社SCSKのお客様が中心となりますが、将来的には、Cato Network(Japan)社へ運営を引き継ぎ、当社以外の他のパートナー様のCatoクラウドご利用者様にも範囲を広げる前提としているためです。
Cato Circle は、”ユーザーコミュニティ”ですので、通常の企業セミナーのように、一方的に説明を行う「説明型」イベントを行うのではなく、利用者であるお客様が、Catoクラウドの自社での活用方法や、利用上の課題を発表し、利用者同士が情報を共有する「双方向型」のイベントを目指しております。
つまり、お客様同士の交流、ネットワーク構築から、情報交換のきっかけをご提供し、課題や悩みを共有し、解決するヒントを得ていただくことが Cato Circle の目的となっております。
一方で、Cato Networks社や、当社(SCSK)のサービスに関するフィードバックをいただき、サービス開発や改善に役立てることももう一つの目的としています。
特に、Cato Networks社(本社)へ、日本国内の利用者の声をきちんと届けることが、非常に重要だと思っています。(例えば、JPNIC問題など)
他のサービスとの違い
他のサービスで例えば、AWS(Amazon Web Services)は、日本国内でのサービス提供は2011年3月の東京リージョンのローンチで、すでに14年が経過していますが、国内・海外での代表的なイベントやユーザーコミュニティは以下になります。
- AWS re:Invent 2025
毎年12月にアメリカ、ラスベガスで開催されるAWS最大の年次カンファレンス。世界中のクラウド技術者、開発者、企業担当者が一堂に会し、最新AWSサービスや技術動向、クラウド活用事例などを学ぶイベント。今年は、12月1日から5日に開催。
- AWS Summit Japan 2025
企業担当者とAWSパートナーが参加し、情報交換ができる日本国内最大級のAWSイベント。今年は、6月25日、26日に開催。
- AWS Partner Summit 2025
AWSのパートナー限定で開催されるイベント。AWSパートナーが集い、最新のAWSテクノロジーやソリューション、ビジネスの加速方法について学び、ネットワークを広げるイベント。今年は、5月8日に開催。
- JAWS-UG(Japan AWS User Group)
日本最大のAWSユーザーコミュニティ。2010年2月に発足。全国各地やテーマ別に「支部」があり、勉強会や交流イベントを非営利で開催。年間400回近いイベントが開催。
一方で、Cato Networks社は、2015年イスラエルで創業し、日本国内においては2018年に東京PoPが開設され、今年が8年目となります。ちなみに、当社のCatoクラウドの取り扱いは2019年からですので、今年で7年目となります。
Catoクラウドでは、現在 3.のパートナー向けのイベントについては、2023年より「APJ Partner Summit」が毎年7月に開催されており、今年で3回目の開催となりますが、それ以外のイベントは現時点では開催されていません。
2023年 Partner Summit
Cato Networks の「Partner Summit in Tokyo 2023」にて最優秀パートナーアワードを受賞
2024年 Partner Summit
Cato Networksの「APJ Partner Summit 2024」にてパートナーアワードを2年連続で受賞
前述したように、2.のお客様が参加できるイベントの開催を期待し、要望しております。
Cato Circle初回会議と今後の運営について
Cato Circle の初回会議は、2025年9月にオフサイト会議を東京八重洲(SCSK LINK SQUARE)で開催します。
当社のお客様(4社)による事例紹介を実施いただくことが決定しており、Catoクラウドの現状の活用方法、工夫されていること、課題などをそれぞれ発表いただく予定です。
その後、発表企業4社とCato社、当社を含めたパネルディスカッションを予定しております。パネルディスカッションでの質問事項については、参加の皆様に、お申し込み時に事前に記載していただいております。
それ以外には、Cato Networks社によるCatoクラウドのサービスロードマップの紹介、当社のサービスの紹介も行う予定です。
夕方から懇親会を予定しており、お客様同士の名刺交換を含めた、ネットワーキングを行っていただきます。
次回以降については、ユーザ同士の意見交換会(ディスカッション)、新機能のワークショップ、もちろん東京以外での開催もすでに検討しております。また、オンラインでコミュニティツールなどの活用もして行ければ、と考えています。
将来的には、AWSのユーザーコミュニティ(JAWS-UG)のような自発的な活動ができれば理想的ですが、Catoクラウドは、AWSとは異なりお客様への直接販売はしておらず、パートナー販売のみとなっていますので、当社を含めたパートナー企業が中心に運営を行うことになると考えており、他のパートナー様の協力も必要不可欠になると考えています。
あるいは、“Cato Summit Japan”や”Cato Forum Japan” のようなユーザが参加できるイベントが開催されるようになれば、このユーザーコミュニティの役割は不要になるかも知れません。
いずれにしても、当社のお客様は、ぜひ Cato Circle へご参加ください。もし、当社のお客様で、まだ Cato Circle の案内が来ていないと言う方がいらっしゃれば、当社担当者までお問い合わせください。
ちなみに、冒頭の「Cato Circle」のロゴは、まだCato社に承認をもらったものではありませんので、正式なロゴができたら、別途掲載する予定です。
まとめ
日本国内でも、SASE(Secure Access Service Edge、サッシー)、Cato Networks、Catoクラウド(Cato SASE Cloud Platform)の認知度が徐々に上がっていますが、まだまだ十分とは言えない状況です。
2023年、2024年と品川駅の自由通路にて屋外広告を出稿していましたが、2025年も今週6月30日から出稿していますので、ぜひ品川をお通りの際は、ご覧ください。
SCSKでは、2021年からSASEの主要な4ソリューションを一同に紹介を行うオンラインセミナー「SCSK SASE Solution Summit(通称 S4 エスフォー)」を定期的に開催しております。これまで16回開催し、述べ2,400名以上の方に参加いただいております。
また、Catoクラウドについては、初心者向けの簡単セミナーから、管理ポータルで主要機能をデモ形式で説明するデモセミナー、全国各地にてオフラインで開催するハンズオンセミナーなども定期的に開催しておりますので、ご興味ある方は、すべて無料ですので、ぜひご参加ください。
S4セミナー、Catoクラウドセミナー以外にも、Catoクラウドのお客様導入事例の制作、FAQサイトの運営、この TechHarmony(技術ブログ)で、Catoクラウドの日本語の情報を提供し、少しでもCatoクラウドの認知度向上と、皆様のお役に立てればと考えております。
Catoクラウドに少しでも興味をお持ちになられた方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
