【New Relic】New Relicのログイン方法とユーザー設定

こんにちは。New Relic技術担当の井上です。

この記事ではNew Relicへのログイン方法と作成したユーザーの権限変更やプロフィール情報変更について解説していきます。同じメールアドレスでNew Relicのアカウントを複数保持している場合、ログイン手順が少し変わってきますので、この記事を読んで参考になれば幸いです。

はじめに

部署異動や役割変更に伴い、ユーザーの権限やプロフィール情報を更新する必要があるケースは多くあります。また、同一メールアドレスで複数の組織に所属している場合、ログイン方法にも注意が必要です。この記事では、複数組織に所属する場合のログインの注意点、ユーザー権限の変更方法、プロフィール情報の編集手順を解説していきます。

既に作成したNew Relicアカウントにて初回ログインは済んでいることを前提で解説します。もし、New Relicのアカウント作成が済んでいない場合は、過去の以下の記事をご参照いただければ幸いです。

 

 

New Relicコンソールへのログイン方法

まずはNew Relicコンソールへのログイン方法について解説します。New Relicコンソールへのログイン方法は2つのパターンがあります。ログインするだけならガイドに沿って簡単ですが、この記事では躓きやすいポイントも踏まえてお伝えできればと考えています。

パターン1:初回以降のログイン方法

このパターンでは同一メールアドレスでNew Relicのアカウントを複数保持していない場合のログイン方法になります。

1.下記、URLにアクセス後、Emailとパスワードを入力してログインします。   https://login.newrelic.com/login

 

 

2.下記のNew Relicコンソール画面が表示されたら、ログイン完了です。権限により、表示は異なることがあります。

 

 

【備考】1ユーザーにつき、同時に保持できるアクティブセッションは最大3つまでです。ログアウトせずに4回目以降のログインを行う際には、下記画面が表示される場合があります。その場合は、古いセッションを「End」で終了してください。

パターン2:同一Emailで複数のNew Relicアカウントを保持している場合

同一のメールアドレスで複数のNew Relicアカウントを保持している場合、New Relicへのログインには、最後にログインしたアカウントに自動的にログインされることがあります。そのため、特定のアカウントにログインしたい場合は、ログイン画面で明示的にアカウントを選択する必要があります。

 

最後にログインしたアカウントがわかる場合

以下の手順にて確認することができます。

1.下記、URLにアクセス後、Emailを入力し、「Next」をクリックします。   https://login.newrelic.com/login 2.EmailとPasswordを入力し、「Remember my email」にチェック後、ログインします。 3.左下部に表示されている自身のユーザーアイコンをクリック後、「Log out」をクリックします。
4.次回ログイン画面にて、ログイン先の選択画面が表示されます。アカウントを明示的に選択してログインすることができます。    
   

 

最後にログインしたアカウントがわからない場合

以下の手順にて確認することができます。

1.同一EmailでNew Relicのアカウントを複数保持している場合、ログイン時に下記の画面が表示されます。「Verify your email」をクリックします。 2.登録済のEmailが表示されていますので、誤りがないことを確認後、ロボット認証を対応し、[Send email]をクリックします。 3.下記画面が表示されます。前画面で入力したメールアドレス宛にメールが届いていることを確認してください。この画面は閉じても問題ありません。
4.New Relicからメール認証に関するメールが届いていることを確認してください。本文中の記載されたURLをクリックします。 5. Emailに紐づけられたNew Relicアカウントの一覧が表示されます。ログインするアカウントをクリックし、ログインを実施してください。  
 

 

組織名の変更

1つのメールアドレスで複数の組織と契約している場合、ログイン時に表示されるデフォルトの組織名だけでは、どの契約に関連しているのか分かりづらいことがあります。表示される組織名を変えることで、ログイン時の混乱を防ぐことができます。この操作はFull Platform User権限かつAdmin権限を持ったユーザーにて実施する必要があります。

1.左下部に表示されている自身のユーザー名をクリックし、「Other Users」から、変更前の組織名を確認後、「Administration」をクリックします。 2.「Access Management」をクリック後、組織名にカーソルを合わせます。「Rename」が表示されますので、クリックします。 3.名前を変更し「Save」をクリックします。変更を反映させるためには、一度ログアウトが必要になります。
4.ログアウト後、Organizationの表示名が変更されていることを確認し、完了です。    
   

 

ユーザー権限の変更

ログインしている自身が自身のユーザータイプ変更やAdmin権限が付与されたグループから抜けることはできません。そのため、ユーザー権限の変更を行う場合は、Full Platform User権限かつAdmin権限を持ったユーザーにて操作をする必要があります。

1.左下部に表示されている自身のユーザー名をクリック後、「Administration」を選択します。 2.「User Management」をクリック後、権限変更したいユーザーを選択します。 3.この画面で各種変更を行えます。Emailを変更する場合、認証URLをクリックし、認証完了させる必要があります。
4.User Typeを変更する場合、「Change user type to Basic」をクリックします。Basic以外は有償アカウントになります。無料プラン以外で契約されている場合は、契約内容の数量をご確認の上、変更ください。 5.グループ所属を外す場合、対象グループ名の横の[・・・]をクリックします。「Remove user from group」を、クリックしてグループから外れます。 グループは一つ以上参加していることが必要です。「Close」をクリックして完了です。 6.グループ所属を追加する場合、所属させるグループを選択後、「Add user to group」をクリック後、下部のGroupのリストに表示されていることを確認してください。最後に「Close」をクリックして完了です。

 

 

プロフィール情報の変更

ログインしている自身が変更できるプロフィール情報は、名前、パスワード、メールアドレス、タイムゾーン、メール配信設定です。名前やパスワードの反映は即時になります。メールアドレスの変更については、変更後のEmailアドレス宛に送られる認証URLをクリックして、認証完了させなければ変更はできません。

1.左下部に表示されている自身のユーザー名をクリック後、「User Preference」を選択します。 2.名前やEmail、パスワード、タイムゾーン、メール配信の設定変更をすることができます。 【備考】New Relicから新機能に関するメールとパフォーマンスレポートに関するメールが送信されます。配信許可設定は以下で行います。

 

 

New Relicコンソール表示されるタイムゾーンを日本時間に変更する場合もこの手順にて行いますが、UIに反映されるまでに最大で24時間かかる可能性はあります。また、この設定を実施しても以下については、指定しない限りデフォルトのUTC時間で表示されます。

アラート通知 :常にUTCで表示されるため、通知テンプレートでタイムゾーンを指定
APIレスポンスのタイムスタンプ :UTC固定のため、クライアント側で変換が必要
クエリ検索  :WITH TIMEZONE を明示的に使う必要

 

 

 

 

さいごに

New Relicのログイン方法、ユーザー権限の変更方法、そしてプロフィール情報の編集手順について解説しました。特に、同一Emailで複数のNew Relicアカウントを保持している場合は、ログイン時に対象アカウントを選択する必要があり、意図しないアカウントにアクセスして作業してしまうケースもあるため注意が必要です。
ユーザータイプ(Basic、Core、Full platformなど)を変更する際には、課金体系に影響する可能性があるため、事前に料金プランや利用状況を確認することが重要です。プロフィール情報の編集についても、表示名や通知先のメールアドレスなど、日常的な運用に関わる項目が含まれており、正確な設定が求められます。この記事が、New Relicのユーザー管理に関する理解を深める一助となれば幸いです。

SCSKはNew Relicのライセンス販売だけではなく、導入から導入後のサポートまで伴走的に導入支援を実施しています。くわしくは以下をご参照のほどよろしくお願いいたします。

著者について

New Relicのセールスエンジニアとして2025年1月から参画。現場で得た知見や日々の学びを活かし、New Relicの価値をより多くの方に届けることを目指しています。後発ながら、わかりやすい記事を皆様に提供できるよう頑張っています。

Masao Inoueをフォローする

クラウドに強いによるエンジニアブログです。

SCSKでは、自社クラウドと3大メガクラウドの強みを活かし、ハイブリッドクラウド/マルチクラウドのソリューションを展開しています。業界の深い理解をもとに、お客様の業務要件に最適なアーキテクチャをご提案いたします。サービスサイトでは、お客様のDX推進をワンストップで支援するサービスの詳細や導入事例を紹介しています。

New Relicソリューションプロダクト運用・監視
シェアする
タイトルとURLをコピーしました