AWS Solution Architect Associate 試験対策 -ポイント暗記編⑥- -疎結合アーキテクチャ(SQS、SNS)-

はじめに  

こんにちは、SCSKの中村です。

今回は、AWSの疎結合アーキテクチャ(SQS、SNS)について、試験対策に役立ちそうなポイントをまとめていきたいと思います。各サービスの概要についてはご存じの体で記事を書かせていただきます。  

 

AWSの疎結合アーキテクチャで覚えておくべきポイント

Amazon SQS(Amazon Simple Queue Service)

①特徴
  • メッセージは処理や削除が終わるまで格納
  • 受信者と送信者の間でバッファとして動作

 

②SQSで実現可能なこと
  • 非同期処理を使用して各ステップからの応答を素早く取得
  • ジョブインスタンス数を増やすことでパフォーマンスとサービス要件を処理
  • メッセージがキューに残るため失敗したステップからの回復が簡単

 

③キューのタイプ

③-1. 標準キュー

  • 少なくとも1回の配信
  • APIアクションあたり1秒あたりのトランザクション数はほぼ無制限
  • 必ずしも時系列ではない

  ③-2. FIFOキュー

  • メッセージが処理されるのは1回
  • 時系列処理
  • 1秒当たり最大300件のメッセージをサポート

 

④ユースケース

④-1. 適したユースケース

  • ワークキュー
  • バッファ操作
  • バッチ操作
  • リクエストのオフロード
  • スケーリングトリガー

 

④-2. 適さないケース

  • 特定のメッセージを選択して処理

選択は不可

  • 大きなメッセージ

→1メッセージあたりのサイズは最大256KB

 

⑤デッドレターキューサポート

繰り返し何回失敗したらデッドレターキューに送り込み、正常な処理の邪魔しないようにする  

 

⑥可視性タイムアウト

一旦取り出しをかけるとインビジブル(見えないように)にする。タイムアウト値のチューニングが必要

→複数サーバによる重複処理を避ける  

 

⑦ロングポーリング

アプリケーションサーバがキューの中にメッセージを取りに行く際、メッセージがないと「なし」と返ってくる待機時間を調整。新しくキューが入ってきたらメッセージを取得

→ ポーリング回数がコストにつながる=空のキューにリクエストするとその分コストかかる  

 

Amazon SNS(Amazon Simple Notification Service)

①特徴
  • トピックの分岐先(サブスクライバー)を複数作成可能
  • 1つのイベントに対して複数のアクション
  • 単一発行メッセージ
  • オプションの取り消し不可
  • HTTP/HTTPSの再試行
  • 順序と配信の保証なし
  • CloudWatchアラームと連携してメールを飛ぶようにする仕組みに用いられる

 

②サブスクリプションタイプ
  • Eメール
  • HTTP/HTTPS
  • SMS
  • SQS
  • Lambda

 

③ユースケース
  • アプリケーションとシステムのアラート
  • プッシュ型電子メールとテキストメッセージング
  • モバイルプッシュ通知

 

まとめ  

疎結合アーキテクチャ(SQS、SNS)に関連する覚えておくと役立ちそうなポイントは以上です。少しでもお役に立てれば幸いです。  

 

以上  

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