SCSKが、Cato Networks社の Cato Distinguished Support Providers(以下、CDSP)認定を取得しました。
“Cato Networksの「Cato Distinguished Support Provider」認証を取得 ~迅速かつ質の高い課題解決を実現~”
CDSPとは
まず最初に、当社のCDSP認定取得における お客様にとってのメリットは、以下の3点です。
- お問い合わせに対して、より質の高い回答を得ることができる
- お問い合わせの解決時間(レスポンス)を、より短縮することができる
- 課題・ニーズに対して、将来リリースされる機能も含めた解決策を得ることができる
Cato Networks社のパートナープログラムである CDSP の説明は以下です。「The Cato Networks Partner Program 2022(一部抜粋)」
This accreditation will allow partners to differentiate themselves, enhance their profitability, and turn them in to subject matter experts when it comes to managing, analyzing, and troubleshooting Cato, the world’s first SASE platform.
Partners will be required to meet the prerequisites, training requirements, and ongoing KPIs in order to enjoy the benefits of CDSP.
Catoは、戦略的パートナーをCato distinguished support providers (CDSP)として認定します。
この認定により、パートナーは差別化を図り、収益性を向上させ、世界初のSASEプラットフォームであるCatoの管理、分析、トラブルシューティングの専門家になることができます。
パートナーは、CDSPのメリットを享受するために、前提条件、トレーニング要件、継続的なKPIを満たす必要があります。
• Official accreditation by Cato
• Differentiation – Less than 10% of our partners will be CDSP support engineers
• Free, on-line, and, on-demand training courses
• CCA – escalation to Cato’s Tier-2 support engineers
• Product early availability (EA) access
• API access and support from Cato
CDSPとは何か?
• Catoの公式認定である
• すべてのパートナーの10%未満がCDSPとして認定
• オンラインおよびオンデマンドのトレーニングコースを無料で提供
• CCA(※)が、CatoのTier-2(ティア2)サポートエンジニアへエスカレーション
• 製品早期入手(EA)へのアクセス
• CatoからのAPIアクセスとサポート
(※)CCAとは、Cato Certified Associate というCato Netwroks社の技術者認定資格となります。以下のSASE/SSE Expertのようなどなたでも受験できる資格ではなく、Cato パートナーのみが受験できる資格となります。
CDSPとそのメリットについて
CDSPとは、当社のこれまでのサポート実績が認められ、お客様に対して一流のサポートを提供するための知識と専門知識を備えていることがCato Networks社に認定されたことになります。
「CDSPパートナーは全パートナーの10%未満」とありますが、現在、Cato Networks社 Catoクラウドの日本国内のパートナー数は公表されていません。
Catoクラウドは、他のクラウド(AWS、Azure、Googleなど)のように、パートナープログラムが現時点ではきちんと整備されておらず、パートナーランク(プレミア、アドバンス、または、Glod、Silverなど)も存在せず、そもそもパートナー企業自体も公開されていません。
ただし、昨年(2023年7月)に日本で初めて開催したパートナーサミット東京2023で、パートナー企業 約20社(ディストリビューターを含む)が参加されていたとのことでしたので、10%未満のパートナーのみであるCDSPは 、日本国内については 2社(多くても3社)ということになるかと思います。
(※)ディストリビューター・・・お客様に直接Catoクラウドの販売(導入/保守含む)を行なわない卸業者(一次代理店)
CDSPにて、当社が Tier1(ティア1)サポートを担うことになっています。つまり、Cato Networks社の Tier2(ティア2)サポートエンジニアへ直接エスカレーションを行うことになりましたので、ティア1を省くことで、サポートの問い合わせ時間、お客様への回答時間を大幅に短縮することが可能になっております。
また、Catoクラウドの新たな機能についても、優先的に情報提供および早期提供されるため、当社にて事前に動作検証を行い、新機能の理解を行うことで、例えば、Catoクラウドで提供されている現状機能では、解決が難しいお客様のニーズや課題について、将来的にリリースされる機能を含めた課題解決のご提案が可能となります。
これまでのFAQサイトの運営や、エンジニアブログにて、お客様の自己解決による課題解決時間の短縮を目指しておりましたが、今回 CDSP認定を取得することで、当社へお問い合わせいただいた課題についても、より早く、より質の高い回答が行えるようになりました。
つまり、当社とのサポート契約を行うことにおけるお客様にとってのメリットは、以下の3点となります。
- お問い合わせに対して、より質の高い回答を得ることができる
- お問い合わせの解決時間(レスポンス)を、より短縮することができる
- 課題・ニーズに対して、将来リリースされる機能も含めた解決策を得ることができる
まとめ
SCSKでは、2019年より Catoクラウド(Cato Cloud/Cato SASE Cloud)の取り扱いを開始しており、すでに30社以上のお客様にご契約、ご利用をいただいております。
Catoクラウドをご検討中のお客様へは、セミナーを始め、サービスの説明会(管理ポータルのデモを含む)や、ハンズオンセミナー(1日)、PoC(30日)の支援を実施しております。
Catoクラウドを採用されるお客様には、既存ネットワーク/セキュリティ環境の現状調査から、要件定義、設計・構築・導入支援、既存ネットワーク/セキュリティ機器からの移行設計/移行支援、拠点のインターネット回線の調達、拠点のSocket設置作業など、ご要望に応じて、あらゆるサービスを提供することが可能です。
導入後の運用保守サポートについても、各種マネージドサービスをフルラインナップでご提供しておりますので、ご安心してご利用いただくことが可能です。24時間365日のサービス窓口および技術問い合わせ、拠点の監視・通報サービス、Socketの4時間駆け付けのオンサイト保守、日本語SOCなど。
もちろん、日本国内だけにとどまらず、海外についても当社海外現地法人との連携により対応が可能です。
Catoクラウド(Cato Cloud/Cato SASE Cloud)にご興味をお持ちの方、ご質問がある方、導入を検討されている方がいらっしゃれば、お気軽に当社までお問い合わせください。