こんにちは。SCSKの山口です。
Google Cloud認定資格の全冠を目指す際、避けて通れないのが「英語版のみの試験」です。今回は、英語が(まだそこまで)堪能でない私が編み出した、「英語版試験突破のコツ」を書き留めたいと思います。
2025.03現在 英語版のみの認定資格
これを書いている2025.03時点では、下記がまだ英語のみとなっているようです。
・Associate Data Practitioner
・Associate Google Workspace Administrator
・Professional Cloud Database Engineer
・Professional Machine Learning Engineer
早く日本語化してほしいところですが、いつまで経っても日本語化されず、いつまで経っても受験に踏み切れない。みたいなことになりかねないので、ある程度覚悟を決めて受験することも必要です。
今回はそんなときに使えるTipsをお伝えできればと思います。
英語の試験で当たった壁
私はよくUdemyなどで模擬試験を購入し。英語の問題に慣れる練習をしていたのですが、
問題呼んでも目が滑って内容が全然頭に入ってこない、、、
これに陥りました。
問題文をはじめから読み始めて、わからない単語に何度も当たり、そうするうちに「あれ、これ何を聞かれてるんだっけ??」となってもう一度頭から読み直す。を繰り返して、日本語の試験の数倍の体力を使っていました。
もちろん、50問解き終わるのに日本語試験とは比にならないくらいの時間を要し、試験本番でも見直す時間と体力がない。みたいなことになっていました。
このブログでは、英語の問題文を効率的に読み、正解の回答にアプローチする私流のコツを書きたいと思います。
解き方のコツ
今回は、問題の形式ごとに私が使っている解き方を書きます。
もちろん試験に登場する全パターンを網羅できているわけではないので、予めご了承ください。
(※また、もちろんある程度の英語を読めるスキルは当然必要です。)
シナリオが描かれているパターン
ほとんどの問題がこのパターンなんじゃないかと個人的に思っています。例題を書きます。
You are a data administrator for a company that stores and manages critical business data in cloud storage. You have been asked by management to ensure high availability with minimal downtime in the event of a region failure. Data redundancy needs to be provided in multiple geographic locations, while at the same time requiring low-latency access for users in certain regions. Which configuration best meets these requirements?
- Dual-Region Storage
- Multi-Region Storage
- Regional Storage with Object Versioning
- Standard Storage in a Single Region
はい。自分で書きながらもう頭が痛くなってきました。
上の問題は、アソシエイトレベルでよく聞かれそうな問題を、あえて冗長な文を含ませて作っています。
まず最後の文を見る
正直、このブログで言いたいことの半分はこれです。
Which configuration best meets these requirements?
まず、「最後の一文」だけを見ます。
上の例でいうと、「どの構成がもっとも要求に合っていますか?」ですね。これくらいならすぐ訳せそうです。
「何かの構成を選ぶんだな。」ということがここでわかります。
これをつかんだ状態で他を読むと、この後読み進める段階で情報を取捨選択できます。
次に選択肢を見る
- Dual-Region Storage
- Multi-Region Storage
- Regional Storage with Object Versioning
- Standard Storage in a Single Region
次に選択肢を見ると、「Cloud Storageに関する問題っぽい。」と分かります。
最後の文と合わせると、「最適なCloud Storageの構成」を選ぶ問題だということがわかります。
怪しい単語を探す
最適なCloud Storageの構成を聞かれている問題だということがわかりました。選択肢を見ると「冗長化・高可用性」や、「データ保持」に関する用語が登場しているので、その要件となりそうな単語を探しに行きます。
・to ensure high availability(高可用性)
・minimal downtime in the event of a region(リージョン障害発生時のダウンタイム最小に)
・Data redundancy needs to be provided in multiple geographic locations(複数の地理的ロケーションが必要)
・requiring low-latency access for users in certain regions(特定のリージョンのユーザの低遅延を保証)
この太字辺りが怪しいですね。
選択肢を削る
今回、大きく四つの要求が経営層から出されていますが、大前提となる要件として「高可用性」があります。なので、
3. Regional Storage with Object Versioning
4. Standard Storage in a Single Region
シングルリージョン構成のこの二つの選択肢がまず最初に消えます。
残る二つの選択肢は高可用性が確保されているように見えますが、そのほかの要件として、「特定リージョンのユーザの低遅延を確保」する要件があります。
Cloud Storageのマルチリージョンではユーザがリージョンを選択することができません。
なので、2番の選択肢も消え、
これが正しい答えだとわかります。
最終的に、”Cloud Storageのマルチリージョンではユーザがリージョンを選択することができません。”これを知識として持っておく必要がありますが、要件と選択肢を見るだけで選択肢を2/4に減らすことができます。
複数選択するパターン
こちらも例文を書きます。
ETL (Extract, Transform, Load) and ELT (Extract, Load, Transform) are two methods for processing data in the Google Cloud environment. Which two statements accurately describe these processes? (Choose two)
- ETL is converted before the data is loaded. This minimizes storage requirements.
- ETL is preferred in Google Cloud environments where BigQuery is the primary processing tool.
- ETL is more compatible with unstructured data sources than ELT.
- ELT requires a powerful data warehouse or processing engine in the data warehouse that holds the data to handle transformations after the data is loaded.
- ELT is generally not suitable for scenarios involving large data sets.
前のパターンと違って、よく内容を見る必要がありそうですね。
何について聞かれているか整理する
今回の例題ではわかりやすいですが、ETLとELTについて聞かれています。
5つの選択肢から正しいものを二つ選ぶ問題です。
選択肢を整理する
選択肢が5つもあるので整理します。
- ETLについての説明:1,2,3番
- ELTについての説明:4,5番
こういう場合は、ETL、ELTの説明からひとつずつ選ぶパターンが圧倒的に多いです。
闇雲にすべての選択肢をじっくり見るのではなく、ある程度のあたりをつけて読むことをオススメします。
選択肢を読む
まず、ETLの説明から順に読んでいくことにします。
1. ETL is converted before the data is loaded. This minimizes storage requirements.
いきなり当たりを読んだ気がします。(実はこれが正解です。)
このように、ETLの選択肢から正解を一つ見つけたら、他のETLの選択肢は飛ばして、ELTの問題を見ます。
4. ELT requires a powerful data warehouse or processing engine in the data warehouse that holds the data to handle transformations after the data is loaded.
これが正解です。
正解を選ぶための知識を持って入れば、5つすべての選択肢に目を通すことなく解くことができます。
今回の例でいうと、まず1の選択肢(ETLの説明)が正解とわかれば、あとは「ELTの適切な説明どれだろう。」の目線で選択肢を探しに行きます。なので、他のETLの説明の2,3の選択肢は後回し(もしくは読まない)です。
私は英語の試験だと試験時間がぎりぎりになることが多いので、1周目はこの解き方で選択肢を選び、時間が余ったときのみ選ばなかった選択肢を念のため確認しています。
また、一つは確実に分かったけどもう一つが選べない。ということも多くあると思います。そういうときは今回の例でいうと「ETLの選択肢は絶対コレが正解だから、残り1つの正解はELTの選択肢にあるはず。」という当たりをつけて選択肢を選んでいます。
タイムアップが近づき、どうしても考える時間が足りないときは、当てずっぽうでそれぞれの説明から一つずつ選択します。