【Google】【AIML】Googleが提供する『NotebookLM』が日本語対応されたので触ってみた

こんにちは。SCSKの島村です。

Google が提供するAIノートブックアプリ「NotebookLM」をご存知でしょうか。
Gemini 1.5 Pro を搭載した更新版の NotebookLM を日本語を含む言語で 200 以上の国と地域に順次提供開始されました。

本記事では、
『NotebookLM』について実際に触ってみたキャプチャと共にその魅力について少しだけご紹介させていただければと思います。

弊社では、Google CloudのAI/MLの技術を生かしたソリューションを提供しております。
202481・2日にパシフィコ横浜ノースにて開催されるGoogle Cloud Next Tokyo ’24 につきましても、SCSKとして出展をさせていただきます。   
ご興味ございましたら、以下応募ホームよりご登録いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
■開催概要
日程:81日(木)、2日(金)
会場:パシフィコ横浜ノース
主催:グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
申し込み時に是非、『招待コード : FY24nx_pt030』よりご登録ください。       

HOME – Google Cloud Next Tokyo ’24 (cloudonair.withgoogle.com)

 

NotebookLMとは??

Googleが発表した 「AI を活用したリサーチや執筆する際のアシスタントサービス(NotebookLM)」
公式ドキュメントの説明を覗いてみると以下の記載があります。 

NotebookLM とは – ヘルプ (google.com)

NotebookLMでできること

複雑な資料を理解して精査し、情報から新しい類似性を見つけ、下書きなどをすばやく作成するのに役立つツール
NotebookLM を日本語でも提供開始。ウェブサイトや Google スライドにもサポート (blog.google)

研究論文や取材記録、仕事でのドキュメントなどの参照文献(ソース)をアップロードすると、NotebookLM がそれらの重要な資料を理解し、必要なサポートを提供してくれます。
また、Gemini 1.5 Pro のネイティブなマルチモーダリティにより、スライドやドキュメント内の画像、グラフ、図についても質問できるようになりました。NotebookLM では、関連する場合、裏付けとなる証拠として画像の引用も含まれます。                

■ 利用可能なソース
『Google ドキュメント、PDF、テキスト ファイルに加えて、Google スライドと Web URL 』をソースとしてサポート

生成機能(NotebookLM でできること)
[FAQ]:ソースとしてインポートしたドキュメントに基づいて一問一答形式で、『FAQ』を生成
[Study Guide]:ドキュメント内の重要な単語や用語を整理し、学習の為のガイド(試験問題のサンプル等)を生成
[Table of Contents]:アップロードした各ドキュメントに関するポイントを個々に整理
[Timeline]:日付・スケジュールに関する情報を抜き出し、予定や出来事を時系列で整理
[Briefing Doc]:ドキュメントソース全体をまとめたブリーフィング資料を生成

 

NotebookLM 利用手順

実際の利用手順について簡単にまとめてみました。

以下、URLより『NotebookLM』へ接続が可能です。画面右上の[Try NotebookLM]よりログインください。
*Googleアカウントでのログインが必要となります。アカウントをお持ちでない方はアカウント作成から実施ください。

NotebookLM | Note Taking & Research Assistant Powered by AI

ログインでき、以下の画面になれば利用開始準備はOKです。

『New Notebook』より新しいノートブックを作成できます。
実際に作成し、利用中のノートブックのイメージ

 

触ってみた①:SCSKホームページからFAQ抽出を行ってみた。

『NotebookLM』で利用できる機能についていくつか試してみたのでご紹介いたします。

● データのインポートについて

[Upload from]として、[Drive / PDF / Text file / Copied text Website]を選択可能です。

今回は、[Website]を選択してみました。
*弊社SCSK株式会社のホームページをソースとして指定してみます。

● インポートしたソースからのFAQの作成

[*ノートブックガイド]より、[FAQ]を押下することで生成できます。

実際に生成されたFAQがこちら☟

SCSK株式会社に関するよくある質問(FAQ機能より生成)

1. SCSK株式会社はどのような会社ですか?
SCSK株式会社は、50年以上にわたり、企業のビジネスに必要なITサービスを提供してきた会社です。8,000社を超えるお客様の課題解決をサポートしてきた実績があります。ITサービスの提供にとどまらず、お客様やパートナー企業と共創し、様々な社会課題の解決を目指しています。

2. SCSK株式会社の強みは何ですか?
SCSKは、ITサービスをフルラインアップで提供できることが強みです。お客様のニーズに合わせて、最適なソリューションを提供することができます。また、長年の経験で培われた豊富なノウハウと、最新技術にも精通した技術力も強みです。

3. SCSK株式会社はどのような事業を行っていますか?
SCSK株式会社は、DX、モビリティ、金融、ヘルスケア、カスタマーエクスペリエンスなど、幅広い分野で事業を展開しています。お客様のデジタルトランスフォーメーションを支援するサービスや、各業界特有の課題を解決するソリューションを提供しています。

4. SCSK株式会社の注力しているサービスにはどのようなものがありますか?
SCSK株式会社は、顧客体験の向上、働き方改革の促進、IT業務のアウトソーシングなどを重点サービスとしています。これらのサービスを通じて、お客様のビジネスの成長と、従業員の働きがい向上を支援しています。

5. ・・・・・・・

与えたソース(SCSK株式会社のURL)から、適切な情報を収集しているように感じます。
また、FAQとしての分量も適切で、気になるようなハルシネーションも少ないように思います。
 

触ってみた②:SCSK株式会社に関するクイズを作成してみた。

製造業続し、その場で対象物を撮像し本番ラインを想定した外観検査のデモを実施いたしました。

● インポートしたソースからのStudy Guideの作成

[*ノートブックガイド]より、[Study Guide]を押下することで生成できます。

質問

解答

  1. SCSKは、どのような事業内容の企業ですか?具体的な事業内容を2つ挙げ、それぞれ1文で説明してください。
  2. SCSKの強みとして、ウェブサイトで強調されているポイントはどのようなものですか?具体的な例を挙げ、1~2文で説明してください。
  3. SCSKが提供するサービスの中で、「CUSTOMER EXPERIENCE」と「WORKSTYLE REFORMS」は、それぞれどのような顧客ニーズに応えるものですか?それぞれ1文で説明してください。
  4. SCSKは、クラウドサービスにおいて、どのような多様性に対応していますか?具体的なサービス名を挙げて説明してください。
  5.  ・・・・・

解答

  1. SCSKは、ITサービスとBPOを軸とした企業です。具体的には、顧客企業のDX推進支援や、クラウドサービスの提供などを手がけています。
  2. SCSKは長年の実績に基づいた高い専門性を強みとしています。例えば、シェアードモデル、パブリッククラウドモデル、データベースに関する専門性と、中堅/大企業の基盤構築を支援してきた豊富な実績を強調しています。
  3. 「CUSTOMER EXPERIENCE」は、顧客一人ひとりに最適なサービスを提供することで顧客満足度を高めるニーズに応えます。「WORKSTYLE REFORMS」は、企業の働き方改革を支援し、従業員の生産性向上やワークライフバランスの実現に貢献します。
  4. SCSKは、プライベートクラウドからパブリッククラウドまで、様々なクラウドサービスに対応しています。具体的には、自社開発のプライベートクラウド「USiZE」に加え、AWS、Azure、Google Cloudといったパブリッククラウドサービスも提供しています。
  5.  ・・・・・・
クイズとしての難易度は物凄く高い気がしますが、「弊社SCSKについて知る」という点では要点もまとまっており活用の機会がありそうですね。

 

最後に

今回はGoogle から日本語対応版としてGAされた『NotebookLM』についてご紹介させていただきました。
より詳細な機能評価については、追って公開させていただきます。次回のブログをお楽しみください!!!!!!

今後とも、AIMLに関する情報やGoogle CloudのAIMLサービスのアップデート情報を掲載していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!

著者について

SCSK株式会社のクラウド専門部隊に所属
Google Cloudの
・AI MLサービス選定/導入コンサルティング/導入サポート/AI 基盤・運用構築 まで多く案件を担当
Google Cloud Partner Top Engineer 2024 受賞 カテゴリ:Cloud AI/ML
Google Cloud Next Tokyo 出展
Google Cloud Day ’23 Tour 登壇
「AI は選んで組み込んで実装!最新 AI を道具として有効利用するためには!?」
■好きな Google Cloud サービス:Vertex AI / Auto ML / Visual Inspection AI / Dialogflow CX

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