クラウドって便利だけど油断すると怖いですね。
会社の検証環境でリソースを構築していたところ、気づいたら想定外の料金が発生していました。
原因は、完全に私の知識不足です。何のリソースにどのくらいの料金かかるのか把握せず、好き勝手に作ってたら請求来てしまいました。
結果として、無駄にしてしまった金額は約6万円。会社のお金です。
私が実際にやらかしてしまった無駄に費用がかかったAzureリソースを3つを紹介しつつ、同じ失敗を繰り返さないためのポイントも共有したいと思います。
クラウド初心者の方や、検証環境を扱うエンジニアの方に、少しでも参考になれば幸いです。
Azure Bastion
リソースの概要
Azure Bastionは、VMへのRDPやSSH接続を安全に提供するサービスです。
VMの外部公開を避けるために使ってました。
料金
Bastionは、利用中かどうかに関わらず“リソースがある限り”毎時間課金されます。
Azure Bastion Basicの料金は約¥28円/時間ですので、一日で約674円、一月で約20,227円かかります。
私がこの料金体系把握してなかった頃に放置してたため、6月頃に19,922円の費用を発生させてしまいました。
対策は、「使い終わったらすぐ消す!!使いたくなったらまた作る!!」です。
Bastionは1分もかからず再作成できるので、節約しましょうねという話でした。
Azure Functions
リソースの概要
Azure Functionsはイベント駆動型でコードを必要な時だけ実行できるサーバレスのFaaSです。
同じようなリソースだとAWS Lambdaです。
料金
Functions作成時には、ホスティングオプション選びます。
関数アプリをどのようなインフラ上で実行・スケーリング・課金するかを選ぶためのオプションです。
普通は使った分だけ料金がかかる従量課金プランを選ぶべきなのかもしれませんが、私はインスタンスを持っているだけで課金があるPremiumを選んでしまいました。
本番環境がPremiumだったので検証も同じで設定してしまったからなのですが、Premiumが何なのか理解して使うべきでした。
私が設定したEP1の料金はポータルから見れて、30円/時間掛かります。
放置してた2つのFunctionsで8,400円無駄にしてました。
アプリを実行する検証をしたわけではないので、これは本当に無駄にしてしまいました、、
対策は従量課金プランにすること、もしくはBastionと同じで使い終わったらすぐ消すことです。
さらに存在してるだけでお金かかるプランの存在を理解することが大事です。
Azure マネージドディスク
リソースの概要
Azure マネージドディスクは、VMに付ける仮想ディスクストレージです。
CドライブとかEドライブのために使ってました。
料金
ディスクが一番お金を使ってしまいました。
私が使っていたサイズがP15で、以下料金表です。(ディスク選択の際にとりあえず本番と同じサイズを選んでしまいました。)
月額約6,464円です。今回問題なのが、作成したディスクが1つではないことです。災対用にVMのリストア検証を何度もやっていたら、そのたびにP15ディスクがどんどん増えてしまって…。
増やしたり消したりを繰り返して、結果3か月で37,097円の費用になりました。
対策は安いディスクを付ければよいだけです。
検証では大量のデータを保存する必要はないので、ディスクのサイズは関係ないことを理解してなかったです。
さいごに
料金体系を理解して節約してれば、もっと安く検証できたなと反省してます。
3000円くらいに抑えられたのかも。
再発防止に努めます。