こんにちは。SCSK 大口です。
AWS Certified: SAP on AWS – Specialty の本試験の開始について告知がありましたので、その内容の確認と記事のアップデートのお知らせです。
試験の開始日程
試験の開始日程は、2022年4月26日(火)から、受験予約は、2022年4月7日(木)からです。
β試験では、他の試験と同様に英語しかありませんでしたが、最初の告知から日本語も入っています。私みたいに英語が得意ではない人には、ありがたいです。
あと、私はβ試験を受けましたが、その人たちの結果は、4/7の直前あたりに結果のお知らせが来るものと思います。結果にドキドキしているこの頃です。
試験の概要
対象者像は「 SAP の経験が 5 年以上、SAP on AWS の経験が 1 年以上ある方」とされているようです。正確には、SAP Basis の経験と読み替えた方が良さそうです。AWS と同様に、ひとえに SAP と言っても広いですので。
求められる知識について、AWS の方はいいとして、SAP の方は以下のように記載されています。
推奨される SAP に関する知識とその他 IT 全般の知識:
- SAP Basis と SAP NetWeaver による管理
- SAP がサポートするデータベース (SAP HANA を含む)
- SAP がサポートするオペレーティングシステム (Linux および Windows)
- SAP の移行ツールおよびインストールツール
- サイジング
- アイデンティティ管理
「アイデンティティ管理」は、英語の方を見ると「Identity management」とあるので、おそらくアカウント(ID)管理といったことを指しているものと推測します。
試験に出題される分野は以下のように記載されています。
SAP環境の設計、実装、移行、運用と一通りカバーするイメージになっています。
1点気になっているポイントがあって、「試験の対象となる主要なツール、テクノロジー、概念」に、ECS/EKS が含まれています。現状のSAPのメインストリーム製品では使われていません。最近出てきた製品で使用されているものがありますが、まだこれからだと思います。
受験ガイドもブログで以前紹介した内容と変更はなさそうです。
サンプル問題
サンプル問題も日本語になったものが用意されました。
私の拙い日本語訳と比較してみましたが、大きな違いはなさそうです。私が日本語にしきれてないところがいくつかありました。
こちらも内容を見る限り、変更はないようです。私の訳もほぼ大丈夫なようでほっとしました。
私の記事の役割はもう終えているかなとは思いますが、解説は参考になる部分もあるかと思いますので参考にしていただければと思います。
記事更新のお知らせ
AWS Certified: SAP on AWS – Specialty の認定について、以下の2つのシリーズ記事を掲載しました。
本試験の開始にあたり記事で気になった点を見直し致しました。変更点は各記事に記載していますので、参考にしてください。
一番大きなところでは、デジタルトレーニングに AWS Partner: SAP on AWS (Technical) の日本語版が出てきていまして、以前の内容から更新されています。
今回の試験内容にとてもマッチしているように思いますので、試験対策として活用できるのではないかと思います。
AWS Partner: SAP on AWS (Technical) Assessment (Japanese/日本語) というのもあるようです。やってみた感じとしては、微妙な問題もありますが、参考にはなると思います。
もう1点、その4の移行の戦略の中で、SAP HANA への移行に関する制約を追記しておきました。
SAP Business Suite 7 の ERP 6.0 は、機能拡張は、EhP (Enhancment Package) という形で提供されているのですが、記事を構成する上で、悩んだ末、この話は省略していましたが、社内でAWSアップデートセミナーで SAP on AWS の認定を紹介したときに、EhP を知らないと無理かなという結論に至ったので、今回、追記しています。
さいごに
AWS SAP on AWS Speciality の本記事のシリーズに社内、社外問わず、たくさんコメントをいただきました。
普段、いろいろ知識を得る上で様々な記事を参考にさせていただいていることもあり、少しでも得意分野でお返しできたらと思って執筆しました。
AWS認定の獲得の参考になれば幸いです。
また、本シリーズは、必要に応じてアップデートしていきますので、今後ともよろしくお願いします。