CloudWatchダッシュボードによる監視集約のススメ

最近、EC2によるWebサーバの構築にあたり、ダッシュボードを使う機会があり、大変便利だということに気づきました。
今更ながらですが紹介します。

EC2に限った話ではありませんが、例として読んでください。

EC2の監視項目について

EC2を監視するにあたり、監視する項目は一般的には以下のようなところでしょうか。

標準メトリクス CPU使用率やEC2のStatusCheckFailedなど
カスタムメトリクス メモリ使用率や、cloudwatch logs に転送したログに定義したメトリクスフィルターによるものなど
OS/MWログ cloudwatch agentでログを転送しているケースで、特に特定ワードでエラーを検知しているようなケース
各種アラーム 上記のメトリクスなどに設定したアラームのステータス

これらをあれこれ見たい場合は画面の遷移が多くなり、思った以上に面倒です。
見る項目は大抵決まっていますが、いちいち対象を選択しないといけないのも面倒です。

 

ダッシュボード例

サンプルサーバで上記をカバーするダッシュボードを作成してみました。

CloudWatch ダッシュボード例

例として、CPU使用率(標準メトリクス)、メモリ使用率(カスタムメトリクス)、サンプルのアラームステータス、および転送ログを一覧表示しています。参照する対象がほぼ固定の場合は一つ作っておけば大変便利です。これを普通にそれぞれ確認するとなると、複数画面を横断する必要があります。

 

作り方

先ずはダッシュボードの作成です。要件に応じて適当な単位で作りましょう。(サーバ毎、VPC毎、案件毎、など)
名前は適当につければよいです。

CloudWatch ダッシュボードの作成手順

 

 

 

 

次に各種のメトリクスなどを追加していきます。

CloudWatch ダッシュボードのウィジェット追加手順

からの

CloudWatch ダッシュボードのウィジェット追加手順

データ型はメトリクス、ログ、アラームと3種類あり、メトリクスは例で挙げた画像の左半分、ログは右下部分、アラームは右上部分に対応しています。
個々のグラフの作り方には触れませんが、やればわかると思います。各種色々なタイプがあるので試してみましょう。

注意:アラームは通知はされません。通知は別途、アラーム定義のアクションでSNSを定義するなどの必要があります。

 

ログウィジェットについて

メトリクスとアラームは簡単なのですが、ログウィジェットについて触れておきます。

ログのウィジェットは以下のように、ロググループを選択し、CloudWatch Insightsのクエリで表示を絞ることができます。
(* ウィジェットタイプは”ログテーブル” を選択しましょう。)

CloudWatch ダッシュボードのウィジェット追加手順(ログテーブル)

CloudWatch ダッシュボードのログテーブルの追加例

上記は特定のロググループに対して”Error” 文字列を含むレコードのみを抽出しています。ダッシュボードに表示させたいレコードのみを抽出して表示させるのがよいでしょう。ダッシュボードはこうなります。

CloudWatch ダッシュボードのサンプル画像(ログのみ)

特に、ロググループに対してメトリクスフィルターでエラー検知をしている場合、アラートが発報してもどのレコードが探すのが大変というケースはあります。その場合はメトリクスフィルターと同等のクエリー定義を使ってダッシュボードに表示させれば異常レコードはすぐに判明するでしょう。

 

最後に

EC2の、と書いてしまいましたが、EC2でなくともどのようなメトリクスも含めることができます。

環境内の主要な監視項目をまとめておけば、必要な情報にすぐにアクセスできるため、大変便利に感じました。
簡単に作成できますので、色々試されるとよろしいかと思います。

著者について

好きなAWSサービス:基本的なもの。低レイヤーなもの。
          EC2,KMS,S3,VPC,Cloudformation,CloudWatch
苦手なAWSサービス:複合的なもの。何かをラッピングしたもの(SAMとか?)
2025 Japan AWS All Certifications Engineers

大江 彰一朗をフォローする

クラウドに強いによるエンジニアブログです。

SCSKクラウドサービス(AWS)は、企業価値の向上につながるAWS 導入を全面支援するオールインワンサービスです。AWS最上位パートナーとして、多種多様な業界のシステム構築実績を持つSCSKが、お客様のDX推進を強力にサポートします。

AWS運用・監視
シェアする
タイトルとURLをコピーしました