こんにちは。SCSKの島村です。
Google が提供するAIノートブックアプリ「NotebookLM」をご存知でしょうか。
Gemini 1.5 Pro を搭載した更新版の NotebookLM を日本語を含む言語で 200 以上の国と地域に順次提供開始されました。
本記事では、
『NotebookLM』について実際に触ってみたキャプチャと共にその魅力について少しだけご紹介させていただければと思います。
NotebookLMとは??
Googleが発表した 「AI を活用したリサーチや執筆する際のアシスタントサービス(NotebookLM)」
公式ドキュメントの説明を覗いてみると以下の記載があります。
NotebookLM とは – ヘルプ (google.com)
NotebookLMでできること
複雑な資料を理解して精査し、情報から新しい類似性を見つけ、下書きなどをすばやく作成するのに役立つツール
NotebookLM を日本語でも提供開始。ウェブサイトや Google スライドにもサポート (blog.google)
また、Gemini 1.5 Pro のネイティブなマルチモーダリティにより、スライドやドキュメント内の画像、グラフ、図についても質問できるようになりました。NotebookLM では、関連する場合、裏付けとなる証拠として画像の引用も含まれます。
■ 利用可能なソース
『Google ドキュメント、PDF、テキスト ファイルに加えて、Google スライドと Web URL 』をソースとしてサポート
■ 生成機能(NotebookLM でできること)
[FAQ]:ソースとしてインポートしたドキュメントに基づいて一問一答形式で、『FAQ』を生成
[Study Guide]:ドキュメント内の重要な単語や用語を整理し、学習の為のガイド(試験問題のサンプル等)を生成
[Table of Contents]:アップロードした各ドキュメントに関するポイントを個々に整理
[Timeline]:日付・スケジュールに関する情報を抜き出し、予定や出来事を時系列で整理
[Briefing Doc]:ドキュメントソース全体をまとめたブリーフィング資料を生成
NotebookLM 利用手順
実際の利用手順について簡単にまとめてみました。
以下、URLより『NotebookLM』へ接続が可能です。画面右上の[Try NotebookLM]よりログインください。
*Googleアカウントでのログインが必要となります。アカウントをお持ちでない方はアカウント作成から実施ください。
触ってみた①:SCSKホームページからFAQ抽出を行ってみた。
『NotebookLM』で利用できる機能についていくつか試してみたのでご紹介いたします。
● データのインポートについて
[Upload from]として、[Drive / PDF / Text file / Copied text Website]を選択可能です。
今回は、[Website]を選択してみました。
*弊社SCSK株式会社のホームページをソースとして指定してみます。
● インポートしたソースからのFAQの作成
[*ノートブックガイド]より、[FAQ]を押下することで生成できます。
実際に生成されたFAQがこちら☟
SCSK株式会社に関するよくある質問(FAQ機能より生成)
1. SCSK株式会社はどのような会社ですか?
SCSK株式会社は、50年以上にわたり、企業のビジネスに必要なITサービスを提供してきた会社です。8,000社を超えるお客様の課題解決をサポートしてきた実績があります。ITサービスの提供にとどまらず、お客様やパートナー企業と共創し、様々な社会課題の解決を目指しています。
2. SCSK株式会社の強みは何ですか?
SCSKは、ITサービスをフルラインアップで提供できることが強みです。お客様のニーズに合わせて、最適なソリューションを提供することができます。また、長年の経験で培われた豊富なノウハウと、最新技術にも精通した技術力も強みです。
3. SCSK株式会社はどのような事業を行っていますか?
SCSK株式会社は、DX、モビリティ、金融、ヘルスケア、カスタマーエクスペリエンスなど、幅広い分野で事業を展開しています。お客様のデジタルトランスフォーメーションを支援するサービスや、各業界特有の課題を解決するソリューションを提供しています。
4. SCSK株式会社の注力しているサービスにはどのようなものがありますか?
SCSK株式会社は、顧客体験の向上、働き方改革の促進、IT業務のアウトソーシングなどを重点サービスとしています。これらのサービスを通じて、お客様のビジネスの成長と、従業員の働きがい向上を支援しています。
5. ・・・・・・・
触ってみた②:SCSK株式会社に関するクイズを作成してみた。
製造業続し、その場で対象物を撮像し本番ラインを想定した外観検査のデモを実施いたしました。
● インポートしたソースからのStudy Guideの作成
[*ノートブックガイド]より、[Study Guide]を押下することで生成できます。
質問
解答
- SCSKは、どのような事業内容の企業ですか?具体的な事業内容を2つ挙げ、それぞれ1文で説明してください。
- SCSKの強みとして、ウェブサイトで強調されているポイントはどのようなものですか?具体的な例を挙げ、1~2文で説明してください。
- SCSKが提供するサービスの中で、「CUSTOMER EXPERIENCE」と「WORKSTYLE REFORMS」は、それぞれどのような顧客ニーズに応えるものですか?それぞれ1文で説明してください。
- SCSKは、クラウドサービスにおいて、どのような多様性に対応していますか?具体的なサービス名を挙げて説明してください。
- ・・・・・
解答
- SCSKは、ITサービスとBPOを軸とした企業です。具体的には、顧客企業のDX推進支援や、クラウドサービスの提供などを手がけています。
- SCSKは長年の実績に基づいた高い専門性を強みとしています。例えば、シェアードモデル、パブリッククラウドモデル、データベースに関する専門性と、中堅/大企業の基盤構築を支援してきた豊富な実績を強調しています。
- 「CUSTOMER EXPERIENCE」は、顧客一人ひとりに最適なサービスを提供することで顧客満足度を高めるニーズに応えます。「WORKSTYLE REFORMS」は、企業の働き方改革を支援し、従業員の生産性向上やワークライフバランスの実現に貢献します。
- SCSKは、プライベートクラウドからパブリッククラウドまで、様々なクラウドサービスに対応しています。具体的には、自社開発のプライベートクラウド「USiZE」に加え、AWS、Azure、Google Cloudといったパブリッククラウドサービスも提供しています。
- ・・・・・・
最後に
今回はGoogle から日本語対応版としてGAされた『NotebookLM』についてご紹介させていただきました。
より詳細な機能評価については、追って公開させていただきます。次回のブログをお楽しみください!!!!!!
今後とも、AIMLに関する情報やGoogle CloudのAIMLサービスのアップデート情報を掲載していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!
また、FAQとしての分量も適切で、気になるようなハルシネーションも少ないように思います。