最新のZabbix 8.0 LTSをLinuxサーバーにインストールしてみた

こんにちは、SCSKの坂木です。

2026年11月5日、Zabbixの最新LTSバージョンとなるZabbix 8.0 LTSがリリースされました。

今回は、早速Amazon Linux 2023上にZabbix 8.0 LTSをインストールし、Webインターフェースへのログインまで確認してみました。

本記事では、Zabbix公式リポジトリの追加から、Zabbix Serverのインストール、データベースの初期設定、Webインターフェースへのログインまでの手順をご紹介します。

 

検証環境

今回の検証環境は以下のとおりです。

今回は、Zabbix Server、Zabbix Webインターフェース、MySQL、Apacheを1台のAmazon EC2インスタンス上に構築しています。
本記事では、Zabbix以外のソフトウェアは事前にインストールされている前提で記載しています。

 

Zabbix公式リポジトリの追加

はじめに、Amazon Linux 2023向けのZabbix 8.0公式リポジトリを追加します。

# rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/8.0/release/amazonlinux/2023/noarch/zabbix-release-latest-8.0.amzn2023.noarch.rpm

Retrieving https://repo.zabbix.com/zabbix/8.0/release/amazonlinux/2023/noarch/zabbix-release-latest-8.0.amzn2023.noarch.rpm
Verifying...                          ################################# [100%]
Preparing...                          ################################# [100%]
Updating / installing...
   1:zabbix-release-2:8.0-2.amzn2023  ################################# [100%]
リポジトリを追加したら、DNFのキャッシュを削除します。
# dnf clean all
 

Zabbix 8.0 LTSのインストール

続いて、Zabbix Server、Webインターフェース、Apache用設定、SQLスクリプト、Zabbix Agentをインストールします。

# dnf install -y zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-apache-conf zabbix-sql-scripts zabbix-agent
今回インストールされたZabbixのバージョンは、以下のとおりです。
zabbix-agent-8.0.0-release1.amzn2023.x86_64
zabbix-apache-conf-8.0.0-release1.amzn2023.noarch
zabbix-server-mysql-8.0.0-release1.amzn2023.x86_64
zabbix-sql-scripts-8.0.0-release1.amzn2023.noarch
zabbix-web-8.0.0-release1.amzn2023.noarch
zabbix-web-mysql-8.0.0-release1.amzn2023.noarch

 

インストールされたパッケージを確認する場合は、次のコマンドを実行します。

# rpm -qa | grep '^zabbix' | sort
Zabbix Serverのバージョンは、次のコマンドでも確認できます。
# zabbix_server --version

 

Zabbix用データベースの作成

Zabbixが監視設定や監視データを保存するためのデータベースとユーザーを作成します。

MySQLへrootユーザーで接続し、以下のコマンドを実行します。<任意のパスワード>には、Zabbix用データベースユーザーに設定するパスワードを指定してください。

# mysql -uroot -p
Enter password: <MySQLのrootユーザーのパスワード>

> create database zabbix character set utf8mb4 collate utf8mb4_bin;
> create user zabbix@localhost identified by 'password';
> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost;
> set global log_bin_trust_function_creators = 1;
> quit;
 

初期データのインポート

作成したZabbix用データベースへ、Zabbixの初期スキーマとデータをインポートします。

# zcat /usr/share/zabbix/sql-scripts/mysql/server.sql.gz | mysql --default-character-set=utf8mb4 -uzabbix -p zabbix

 

パスワードの入力を求められたら、先ほど作成したZabbix用データベースユーザーのパスワードを入力します。
環境によっては、インポートの完了まで少し時間がかかります。コマンドプロンプトが戻るまで待ちましょう。

インポートが完了したら、MySQLへ再度rootユーザーで接続して初期データのインポート前に有効化した設定を、元に戻します。

# mysql -uroot -p
Enter password: <MySQLのrootユーザーのパスワード>

> SET GLOBAL log_bin_trust_function_creators = 0;
> QUIT;
 

Zabbix Serverの設定

続いて、Zabbix Serverがデータベースへ接続するための設定を行います。

Zabbix Serverの設定ファイルを開きます。

# vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf
DBPasswordに、Zabbix用データベースユーザーへ設定したパスワードを指定します。
DBName=zabbix
DBUser=zabbix
DBPassword=<Zabbix用データベースユーザーのパスワード>

 

サービスの起動

設定が完了したら、Zabbix Server、Zabbix Agent、Apache、PHP-FPMを再起動します。

# systemctl restart zabbix-server zabbix-agent httpd php-fpm
続いて、OS起動時に各サービスが自動的に起動するように設定します。
# systemctl enable zabbix-server zabbix-agent httpd php-fpm
各サービスが正常に動作していることを確認します。
# systemctl status zabbix-server
# systemctl status zabbix-agent
# systemctl status httpd
# systemctl status php-fpm
すべてのサービスがactive (running)になっていれば、Zabbix Server側の準備は完了です。
 

Webインターフェースの初期設定

Zabbix Serverの起動後、Webブラウザーから以下のURLへアクセスします。

 http://<Zabbix ServerのIPアドレス>/zabbix
Zabbix 8.0のセットアップ画面が表示されたら、言語を日本語に変更して「次のステップ」をクリックします。

 

前提条件のチェック

前提条件のチェック画面では、PHPのバージョンや各種PHP設定、MySQLサポートなどが確認されます。

すべての項目が「OK」になっていることを確認し、「次のステップ」をクリックします。

 

データベース接続設定

データベースへの接続情報を入力します。

データベースポートに0を指定した場合は、デフォルトのポート番号が使用されます。
必要な情報を入力したら、「次のステップ」をクリックします。

 

Zabbix Serverの設定

続いて、Zabbix Server名、タイムゾーン、画面テーマなどを設定します。
今回の環境では、タイムゾーンに以下を指定しました。

(UTC+09:00) Asia/Tokyo

Zabbix Server名と画面テーマは、環境に合わせて設定してください。
設定内容を入力したら、「次のステップ」をクリックします。

 

設定内容の確認

最後に、データベース接続情報やWebインターフェースの設定内容を確認します。

設定内容に問題がなければ、「次のステップ」をクリックしてインストールを完了します。

 

Zabbix 8.0 LTSへのログイン

インストール完了後、Zabbixのログイン画面が表示されます。

初期状態では、以下のアカウントでログインできます。

ユーザー名:Admin
パスワード:zabbix
 
ログインすると、Zabbix 8.0のダッシュボードが表示されました。
 
これで、Amazon Linux 2023へのZabbix 8.0 LTSのインストールと、Webインターフェースへのログイン確認は完了です。
 

まとめ

本記事では、Amazon Linux 2023にZabbix 8.0 LTSをインストールし、Webインターフェースへログインするまでの手順をご紹介しました。

実際に構築してみたところ、従来のZabbixと基本的なインストールの流れは大きく変わらず、Zabbix公式リポジトリを利用することでスムーズに構築できました。

Zabbix 8.0 LTSでは、監視機能やWebインターフェースをはじめ、さまざまな新機能や改善が追加されています。

今後、Zabbix 8.0 LTSで追加された新機能を順次ブログでご紹介していきますので、ぜひお待ちください!

 

 
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著者について

保有資格:健康マスター, FP3級
健康リテラシーと金融リテラシーの高さが強みのエンジニアです

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