こんにちは。SCSK三上です。
今年もラスベガスで開催された、インフォマティカの“データマネジメント”の最大カンファレンスの一つである、
Informatica Worldに参加してきました!
1.カンファレンス概要
5月20日(月)~5月23日(木)午前迄の4日間でラスベガス Mandalay Resort&Casinoホテルで開催されました。
日本からは17社31名参加しています!SCSKからは私含め3名で参加してきました。
時差は16時間あるため、4泊6日しています♦フライトは行きはサンフランシスコ経由、帰りはロサンゼルス経由と、どちらも15時間以上のフライトで移動だけで一苦労でしたが、機内食もおいしく(ハーゲンダッツ付き!)映画も豊富で満喫しました🎵
本題に戻りまして、今年のメインメッセージは、
“Everyone’sreadyforAIexpectyourdata”
~AIを生かすデータを全社規模で適切に管理し、データと共にAIに命を吹き込む~
です。
昨年度はデータに注目されていましたが、今年度はそれに加えAIが強く伝えられていました。
2023年は、「Where your data comes to LIFE」2024年は、「Where data & AI come to LIFE」とデータ・AIが大切であることが伝わるメッセージでした。
2.セッション報告
セッションは9種類のタイプに分かれており、タイムテーブルを自分で作成して様々なセッションに出ることができました!
私は、KeynoteをはじめとしCDGC関連のセッションに参加しました。Round Tableのような会話型セッションに出る勇気が最後まで出ず…。少し悔やまれます…
タイプ | 講演者 | 講演テーマ |
Data and AI Architecture Summit |
INFA (インフォマティカ)、アナリスト、 |
最新のアーキテクチャトレンド |
Data and AI Market Insights Summit |
INFA、アナリスト、パートナー、顧客 |
最新の市場動向 |
Partner Summit |
INFA |
最新のINFAパートナー戦略 |
Industry Summit |
INFA、顧客 |
最新のインダストリー・トレンド |
Modernization Summit |
INFA、顧客 |
最新のモダナイゼーション・トレンド |
Keynote |
INFA、パートナー、顧客 |
最新のデータマネジメント戦略 |
Breakout Session / Innovation Theater |
顧客、パートナー |
最新の顧客事例 |
Deep Dive / What’s New |
INFA |
最新のINFAクラウド・サービス |
Round Table |
INFA |
双方向型の相談会 |
Keynote:Informatica CEO, Amit
基調講演にはインフォマティカのCEOであるAmitが登壇し、様々なメッセージが伝えられました。
AIだけでは価値は生まれず、AIに価値を生み出してもらうためにはデータが必要である。
正確かつタイムリーにアクセスが可能で管理・保護され、民主化されたデータ。
しかし、あらゆる組織がAIの準備を整えているが、自社データについては準備できていない。
これらのデータを生み出すものこそが、データマネジメントであり、イノベーションをリードするのがインフォマティカである。
Keynote:IDMC戦略発表
Keynoteの中では、インフォマティカ製品に関する機能拡張の発表がありました。
気になった発表を3点ほど上げていきます!
IDMCの生成AI対応
データ統合やAPI統合、データ品質、データカタログなど従来から提供されているあらゆる製品が生成AI対応されていくそうです!
- 非構造化データ:非構造化データへのデータコネクタ提供や生成AIには不可欠なドキュメント、画像、動画データに対するメタデータ管理をサポート
- Vectorデータベース:こちらも生成AIに欠かせないVectorデータベースとの統合をサポート
- 言語モデル:LLMとのデータ統合をサポート
データ統合/iPaaS
データ統合/iPaaSで印象的だったのは、自然言語対応のプロンプトが提供されるということです。
こちらの画面にある通り、「AシステムとBシステムをデータ連携したい」と伝えるとデータ連携をしてくれる、そんな機能です。
この機能によりETLパフォーマンスが10倍向上し、ETL作業が90%削減されるとのことです。便利ですね~
生成AIに対応したiPaaS機能を利用することでアプリ開発が1時間に短縮される事例も紹介されました。
CLAIRE GPT
そして、今回最大の発表は、「CLAIRE GPTのリリース完了」でした!
~CLAIRE GPTとは~
Chat GPTのような会話型インターフェースで、質問や依頼を投げることでCLAIRE GPTが回答・実現してくれる。
以下のような質問をCLAIRE GPTに投げることで裏でサービスが動き、CLAIRE GPT上に回答しれくれる、そんな機能です。
- 「売り上げ分析に使えるデータはある?」
- 「販売データはどこから持ってきているデータ?」
- 「在庫データの品質は?」
- 「データ連携のパイプラインを作成して」
CLAIRE GPTは全面的にアピールされており、基調講演だけでなくPavilionスペースでデモも行われていました。
今回はPavilionの一部でインフォマティカジャパン 森本様によるCLAIRE GPTデモ解説コーナーがあり、日本人に大盛況でした!
CLAIRE GPTは現在、North AmericaでAWS Podを利用しているユーザに限り使用できるそうです!
今後は他Podへの展開や日本語対応も可能になっていく…?とのことです。
3.Japan Partner Group Meeting with Amit
そして今回は日本から17社31名で参加したのですが、パートナーとCEOであるAmit氏とのMeetingが開催されました。
この際、CLAIRE GPTの日本語対応も考えていく…と回答いただきました!
その他にもモダナイゼーションのロードマップやMDMのマイグレーション、パートナー育成など様々な質問に答えて下さりました。
写真にはありませんが、パートナー17名で参加し活発なディスカッションが行われました。
↓ 最後にツーショットも撮っていただきました🎵「Akikoは日本らしい名前で素敵だね!」と言ってくださいました♦
4.現地状況
また会場では、VR体験やものづくりコーナーなどセッションだけではなくイベント自体を盛り上げるパフォーマンスがたくさん行われていました!
(おそらく)有名な方のパフォーマンスは圧巻でした🎵
そして、超円安でのアメリカ!ホテルのお水は25$、コーヒーは16$でした…。
イベントでは無料でお水・コーヒーが飲めるコーナーがあるので、
ホテルで水を切らしたときには喉をカラカラにさせながら朝を待ちました…。
ラスベガスだというのにカジノをやらなかったことが悔いが残りますが、街全体が最高の景色で大満足です♡
4.感想
初海外イベント参加で一番に感じたのはやはり”英語力“です…。
旅行レベルでは何とかなっていても、ビジネス英語は全くダメだと痛感しました…。
セッションも資料が投影されていれば、何となく言いたいことは分かるものの、
トークセッションになると何を話しているのか?会場全体がなぜ笑っているのか?ついていけないことが多々ありました…。
英語は常にアウトプットしていかなければですね!!
また、ジャパンのパートナーとしては、CLAIRE GPT含め「拡張機能の日本語対応はいつだろう…」と思う発表も多々ありましたが、
他人事として待つのではなく、ジャパンパートナーとして日本の事例を増やす。これこそが、スピーディーな日本語対応に繋がるのだと、
改めてパートナーとしての役割を感じました!
キャリーケースがボコボコになって返ってきたり、航空中耳炎になったり色んなトラブルもありましたが、
このような機会がないとお会いできない他社パートナーの方と出会えたことがこの出張一番の思い出です★
今後もインフォマティカに関する技術情報、アウトプットしていこうと思います!
9月にはInformatica World Tour Tokyo 2024も開催予定です!ぜひチェックしてみてください~
Informatica World Tour 2024 – Join Us in a City Near You
以上、ご拝読いただきありがとうございました🎵