本記事は、以下Cato Networks社の記事を日本語へ意訳し、再構成したものとなります。
Cato DEMについて
Cato DEMは、2024年11月3日にリリースされた新機能で、エンドユーザーエクスペリエンスへのリスクを最小限に抑えながら、IT部門が戦略的なデジタルトランスフォーメーションプロジェクトをサポートできるようにするものです。
エンドユーザーの利用状況を監視、分析を行い、パフォーマンス問題をプロアクティブに特定して解決することで、最適なユーザーエクスペリエンスを確保し、障害やトラブルを事前に減らすことで、IT運用を合理化を促進します。
デプロイ・構築作業が不要で、即座に利用可能
Cato DEMは、Catoクラウド プラットフォームの一つの機能です。
IT部門は、簡単にDEMを有効化し、すぐにそのメリットを享受することができます。ソリューションアーキテクチャとしては、新たなセンサー配置や、インテグレーション作業は一切不要です。DEMのデータは、Catoクライアント、Cato SD-WAN、Cato PoP、Catoグローバルバックボーンなどの既存Catoクラウドの各種センサーから自動的に収集されます。パフォーマンスとエクスペリエンスのベースラインは自動的に計算され、DEM ダッシュボードとレポートで IT部門へ開示されます。
何がユーザーエクスペリエンスを阻害しているかを確認、即座に修正
Cato DEMでユーザーエクスペリエンス問題を迅速に特定することが可能になります。
Cato DEMは、企業ネットワーク全体のユーザーとアプリケーションのパフォーマンスを可視化することで、問題を迅速に特定し、迅速に解決することができます。Cato DEMは、ユーザーやデバイスからWAN、インターネット、SaaS上のアプリケーションまで、詳細な分析とホップ・バイ・ホップの可視性を提供することができます。エクスペリエンスの問題の根本原因が、デバイス、ネットワーク、アプリケーションのいずれにあるかに関わらず、それを迅速に検出・特定できます。IT 部門は迅速かつ効率的に問題に対処できるようになり、ダウンタイムや煩雑な作業、フラストレーションを回避できます。
ユーザーエクスペリエンス問題をプロアクティブに特定し対処可能
ユーザーエクスペリエンスの問題への対応から、積極的なユーザーエクスペリエンスの確保へ。
Cato DEMのAI搭載エンジンを搭載しており、実際のユーザーモニタリングと合成プロービングを相関させ、ユーザー、デバイス、場所に関係なく、ネットワークパスのパフォーマンスを継続的にチェックします。潜在的な問題を事前に特定して対処することで、IT部門は、クラウド移行やグローバル展開などの戦略的プロジェクトにおいて、最適なユーザーエクスペリエンスを確保できます。プロアクティブなアプローチにより、全体的な生産性と満足度が向上します。
インシデント管理の標準化によるIT効率の向上
DEMストーリー(≒インシデント)は、相関する一連のパフォーマンス問題を特定し、CatoのSASEベースのXDRに優先順位付けされたリストとして表示されます。各 DEMストーリーには、調査のための完全な詳細とコンテキストが含まれ、AI と ML(機械学習)の洞察によってデータ駆動型の意思決定が強化され、調査時間の短縮に役立ちます。Cato XDRでセキュリティとネットワークに関する洞察を統合することで、チーム間のコラボレーションが向上し、業務効率が大幅に改善されます。
DEMとSASEのすべてを一枚のガラスで実現
Cato DEMは、Cato管理ポータルである Cato Management Application (CMA)のネイティブコンポーネントです。
すべてのダッシュボードやレポートは、CMAやCatoクラウド プラットフォームの他の機能と一貫しているため、長い学習曲線や価値の実現に時間がかかることがありません。ポリシー、ログ、イベント、およびユーザー、サイト、アプリケーションなどのオブジェクトは、プラットフォーム全体で一貫性があり、統一されています。この一貫性により、ITチームは、複数のソリューション間で異なる参照やプレゼンテーションの間でマッピングする必要なく、データポイントを容易に理解し、関連付けることができます。
まとめ
少しでもCatoクラウドに興味をお持ちになられた方は、遠慮なくSCSKまでお問い合わせください。
SASE、Cato Networks、Catoクラウド(Cato Cloud/Cato SASE Cloud)の知名度がまだまだ低い状況です。
SCSKでは、2021年から主要なSASEソリューションを一同に紹介を行うオンラインセミナー「SCSK SASE Solution Summit(通称S4 エスフォー)」を定期的に開催しており、これまで15回開催し、述べ2,200名以上の方にご参加いただいております
また、Catoクラウドについては、デモセミナー(オンライン)、ハンズオンセミナー(対面)なども無料で開催しておりますので、ご興味ある方は、ぜひご参加ください。
SASEセミナー、Catoクラウドセミナー以外に、Catoクラウドのお客様導入事例の制作、FAQサイト運営、この TechHarmony(技術ブログ)で、Catoクラウドの日本語のお役立ちサイトを目指し、皆様のお役に立て、少しでもCatoクラウド、SASEの知名度アップに貢献できればと考えておりますので、今後ともよろしくお願いします。