SCSK 池田です。
2025年11月12日(日本時間)に、ついにLifeKeeper v10がリリースされました。
Linux版はv9がリリースされた2015年9月から10年ぶり、Windows版はv8.0.1がリリースされた2014年3月から11年半ぶりのメジャーバージョンアップとなります。
今回は、v10になりどのような点が変わったのかについて、ご紹介したいと思います。
ライセンス体系 Linux版とWindows版が統合
こちらの図が示すように、これまでLinux版とWindows版とは別のバージョンでリリースされており、同じLifeKeeperという名前であっても、製品仕様が異なるなどとても解り辛い状況にありました。しかしv10からはLinux版とWindows版が統合されます。これは単にバージョンが同じv10になるというだけでなく、OSによる仕様の違いは多少は残るものの、製品として設計思想ができるだけ共通化されるようになりました。
プロダクトライフサイクルもわかりやすく
これによりプロダクトライフサイクル(サポートフェーズ)の考え方も変わります!
これまではLinux版(5年)とWindows版(2年)とで延長サポートの期間が異なるなど、OSごとに考え方が異なっていましたが、こちらも見直されフルサポート3年、メンテナンスサポート3年、延長サポート4年と統一されました。

OSごとに異なっていたものが、統一されて解りやすくなったわね
ライセンスのラインナップがシンプルになりました
さらに、以下の図にもありますように、これまでOracleやSQLserverなど製品ごとに別れていたApplication Recovery KitもRecovery Kit for Databaseという製品に統一されるなど、ライセンスのラインナップがシンプルになっています。
Web Management Consoleの標準搭載
これまでは、別途入手が必要となっていたWeb Management Consoleが標準搭載されます。Linux版とWindows版で共通の見た目と操作性を備え、OSの違いによる操作ミスの防止や運用手順の共通化の実現に寄与します。

Web Management Console画面イメージ サイオステクノロジー社の公式サイトより引用
サイオステクノロジー、新バージョン「LifeKeeper v10」を提供開始|プレスリリース|サイオステクノロジー株式会社
まとめ
約10年ぶりにメジャーバージョンアップを果たしたLifeKeeperですが、「全てをシンプルに、より分かりやすく、より使いやすく」をコンセプトに今回ご紹介した改変が行われました。これにより利用者は製品選択が容易となり、構築者は短期間での構築、運用者は運用管理の負担を軽減することができるようになります。細かいところでは、他にも変わった点がありますが、また別の機会にご紹介させていただこうと思います。
LifeKeeperについて、詳しい内容をお知りになりたいかたは、以下のバナーからSCSK LifeKeeper公式サイトまで




