こんにちは。SCSKの木澤です。
今回は 2022/6/23(木)に行われました、SCSK社内勉強会である 「TechHarmony勉強会 第20回」の開催レポートをお届けしたいと思います。
TechHarmony勉強会について
世間ではIT関連でのコミュニティ活動が盛んですが、
- SCSK社内にも最新のトレンドを伝えて技術力を底上げしたい!
- エンジニアの情報共有・交流の場を提供したい!
- 若手エンジニアに発表の機会を提供したい!
といった主旨から2017年に立ち上た社内コミュニティイベントで、毎年4回程度の頻度でセミナー形式のイベントを開催しています。
毎回テーマを変え、外部ベンダー様の方に登壇いただくほか、社内のサービス担当者や事例についても発表があります。
また、最後には参加者によるLT(ライトニングトーク)の時間を設けており、社員による自由闊達な発表を行う社内コミュニティイベントです。
このような活動を始めて5年が経過し、お陰様で今回で第20回の開催となりました。
現在ではリピーター参加者も増え、継続は力なりと感じています。
第20回のテーマはAWS上での超高速アプリケーション開発について
さて今回のテーマは「サーバレスでDXを具現化しよう」ということで、AWS Amplifyなど超高速アプリケーション開発手法について、社内の事例も取り上げて実施しました。
当社においてAWS Amplify等を用いた開発が一般的になったととまでは言えませんが、それでも実績は増えています。
こうした開発実績を広く社内に周知し、クラウドのメリットをもっと享受してほしいといった目的で勉強会を企画いたしました。
イベントレポート
今回は記念すべき第20回の開催ということで、冒頭では運営メンバーより過去20回の振り返りを実施してから本編に入りました。
AWSサービスを用いたDXの実現 ~お客様の課題を素早く解決するために~ (アマゾンウェブサービス合同会社 佐藤様)
続いていつもお馴染みのAWSのSAである佐藤様よりご登壇いただきました。
なぜAWSを用いるとDXが実現できるのか、またAWS Amplifyを用いた開発が推奨されるのか、といった話題でAWSの各種サービスを紹介いただきました。いつもありがとうございます。(※資料非公開)
Amplifyでの開発事例の紹介
よいよお待ちかねの社内事例紹介です。
事例1本目としては、製造業のお客様向けと一緒に取り組んでいる開発事例についてご紹介いただきました。
(※非公開事例のため資料非開示)
事例② SCSK職域接種予約システム(SCSK樋口さん)
続けて、SCSK樋口さんより、SCSK職域接種システムの開発事例についてご紹介いただきました。
弊社プレスリリースとして公開されている事例となります。
苦労しながらも、多数の人たちの支援によって無事10日間の開発期間でリリースできたとの報告となっておりました。
参加者にも勇気づける事例になったのではないでしょうか。
ライトニングトーク
ライトニングトークは、今回も3名の応募がありました。
① AWS Amplify を別のサービスで再現してみた (SCSK広野さん)
1人目は広野さんより、Amplify同様の機能をAWSの他のサービスを組み合わせて実現したという話を発表いただきました。
こちらの記事の件ですね。
実は上記樋口さんの開発の支援にも入っていた広野さん。Amplifyではアクセス元のIP制限を掛けることができず、モヤモヤしていたとのことですが、AWSの他サービスを組み合わせることで実現できたとのこと。凄いです!
② 新AWS認定を受けてみた (SCSK大口さん)
続いて大口さんより、新AWS認定である SAP on AWS – 専門認定 の資格を受験して無事合格したとの発表がありました。
SAPのシステム開発に携わっている社員は多くありませんが、これをきっかけに勉強し多くの合格者が出るといいですね。
③ Amazon Connect Calculator ~サーバレスでWEBサイトを構築した話~ (SCSK齋藤さん)
最後に齋藤さんより、Amazon Connectの料金計算ツール、Amazon Connect Calculatorを開発した話をしていただきました。
こちらの記事でも発表いただいた件ですね!
本件に関しては若手メンバーのみで学習も兼ねて開発したとのこと。素晴らしいですね。
まとめ
当社の各種システム開発プロジェクトでのプラットフォーム選択において、AWSは当たり前のように選択されるようになってきたと感じておりますが、サーバレス開発へ最適化されているかと言えば、まだまだ変化の途中であると感じます。
SCSKは中期経営計画で共創ITカンパニーの実現を謳っておりますが、今回紹介した先進事例のように当社がサーバレス開発に最適化し(お客様の)要件を素早く実現することができるようになれば、きっとお客様のDX実現パートナーとして活躍できる世界が実現できると考えております。
「クラウドに強い」SCSKを作る本イベントを通じて、今後も社員の成長の場として機能させたいと考えています。
今後とも開催報告を掲載していきますので、お楽しみに。
前回のイベントレポートはこちらです(第18回、19回の資料は非開示でした)