既存 Prepayment から新規 Azure テナントのサブスクリプションを払い出してみた

概要

Azureの既存Prepaymentから新規Azureテナントのサブスクリプションを払い出してみました。
Microsoft Learnに記載されている手順を参照するだけですが、私が対応した際にアカウントやサブスクリプションの関連が理解が浅かったためつまづいたポイントや補足事項を残します。

この手順はいろいろなライセンス形態の中での一例でしかないため、正式な手順はライセンス販売企業様の案内に沿っていただければと思います。

登場するリソース

  • 既存Prepaymentが紐づくテナントA(作成済み前提)
  • テナントAで新規作成するアカウント所有者B
  • 新規作成するテナントB
  • テナントB上で新規作成するサブスクリプションB

用語等については以下公式資料を参照ください。

Microsoft Azure利用ガイド

手順、補足

1.テナントBを新規作成する。

下記URLから新規テナントBを作成する。
Microsoft 365 E3 (Teams なし)
 

 

ポイント1→本人確認のセキュリティチェックで電話番号を登録しSMS認証か音声通話認証を実施するのですが、弊社内からは下記のエラーとなりました。弊社プロキシが影響していることを想定し、弊社貸与のスマホのブラウザから実行したところエラーは解消しました。

 

2.テナントAでアカウントBを新規作成し有効化する。

・アカウント所有者の登録(エンタープライズ管理者の操作) Azure portal での EA 課金管理 – Microsoft Cost Management | Microsoft Learn

ポイント2→アカウントの追加の中で指定する[アカウント所有者のメール]で新規作成したテナントBで登録したユーザのユーザープリンシパル名を指定します。

 

ポイント3→有効化後テナントBのアカウントのプロパティにテナントAの課金アカウント情報も表示されます。

 

3.テナントBでサブスクリプションBを新規作成する

サブスクリプションの作成(上記操作で登録したアカウント所有者での操作) Enterprise Agreement サブスクリプションを作成する – Azure Cost Management + Billing | Microsoft Learn
つまづきポイントは特にありませんでした。

 

以上、難しい手順はありませんが、それぞれの結び付けを理解していないとどのテナントでどの操作をすればよいかわかりませんでした。もし同じようなところでつまづいている方へこの情報が届けば幸いです。

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ずっとダイエットしてるのにずっと体重が増えていく

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