【CSPM】Prisma Cloud のライセンス仕様を解説

はじめに

Prisma Cloud のライセンスの仕様をまとめてみました。

ライセンスの仕様については変更の可能性がありますので、最新のドキュメントは以下を参考にしてください。

Prisma Cloud ではライセンスは100クレジット単位で販売され、監視および保護するリソース数に応じてクレジット数が算出されます。

Prisma Cloud のライセンス仕様(Enterprise Edition)

※Prisma Cloud 製品ごとに消費するクレジット数が異なります。

Prisma Cloud 製品 消費するクレジット数
可視性※1、コンプライアンス、ガバナンス(脅威検出を含む)
・Amazon EC2
・Azure VM
・Azure Virtual Machine Scale Sets
・Google Compute Engine
・Alibaba Cloud ECS
・Oracle Cloud Compute
1台 1 クレジット
IAM Security 0.25 x 可視性※1、コンプライアンス、ガバナンスのクレジット使用量
データ セキュリティ 消費するクレジット数
・Amazon S3
・Azure Blob Storage 
露出スキャン※2: 200GBあたり1クレジット
フルスキャン※3: 33GBあたり1クレジット
サーバーレス セキュリティ 消費するクレジット数
・AWS Lambda
・Azure Functions
Defender サーバーレス関数 6つにつき 1クレジット
Prisma Cloud製品 消費するクレジット数
クラウドディスカバリーとエクスポージャー管理 0.25 x 可視性※1、コンプライアンス、ガバナンスのクレジット使用量
ホスト セキュリティ(Linux, Windows) デプロイされたホスト Defender あたり 0.5クレジット
コンテナ セキュリティ(Linux, Windows) デプロイされた Container Defender ごとに 5 クレジット

デプロイされたアプリ埋め込み Defender ごとに 1 クレジット

Web Application and API Security (WAAS) インラインで展開された Defender ごとに 2 クレジット
帯域外モードで Defender ごとに 2 クレジット
Infrastructure as Code (IaC) セキュリティ 開発者※4 ごとに 3クレジット
ソフトウェア・コンポジション解析(SCA) 開発者※4 ごとに 4クレジット
シークレット セキュリティ 開発者※4 ごとに 1クレジット
CI/CD セキュリティ 開発者※4 ごとに 3クレジット

 

※1 可視性とは:クラウド環境全体の設定ミス、権限、データ、脆弱性の保護

※2 露出とは:以前に検出された脆弱性が、ネットワーク上の不正な行為者によって利用された場合のインシデント

※3 フルスキャン:エクスポージャースキャン、データ分類、マルウェア分析

※4 開発者とは:Prisma Cloud で保護しているアクティブなリポジトリに対して、過去90日以内でGitでコントリビュートした人

Prisma Cloud のライセンス仕様(Compute Edition)

※Prisma Cloud の製品ごとに消費するクレジット数が異なります。

Prisma Cloud製品  消費するクレジット数
ホスト セキュリティ(Linux, Windows) デプロイされたホスト Defender ごと 1クレジット
コンテナ セキュリティ(Linux, Windows) デプロイされた Container Defender ごとに 7クレジット

デプロイされたアプリ埋め込み Defender ごとに 1クレジット

Web Application and API Security (WAAS) インライン モードを使用してデプロイされたホスト、コンテナー、またはアプリ埋め込み Defender ごとに 30クレジット

アウトオブバンド モードで Defender ごとに 2クレジット

サーバーレス セキュリティ  消費するクレジット数
・AWS Lambda
・Azure Functions
Defender サーバーレス関数 6つあたり 1クレジット

Prisma Cloud クレジットの購入と使用方法

Prisma Cloud クレジットは、パロアルトネットワークス、パロアルトネットワークスのチャネルパートナー、およびさまざまなマーケットプレイス(AWS Marketplaceなど)から購入できます。

購入した Prisma Cloud クレジットがアカウントに追加されると、Prisma Cloud コンソール内から Prisma Cloud 製品モジュールを有効にできます。

Prisma Cloud クレジット使用量の測定方法

クレジット使用量は1時間ごとに測定されます(データセキュリティを除く※Enterprise Editionのみ)。

その後、日次、週次、月次、四半期ごとの平均値にまとめて報告されます。
これにより、短期間の利用増加による超過を防ぎます。

Prisma Cloud の全モジュールにわたって、購入したクレジットを超えて使用した場合、カスタマーサクセスチームが追加のクレジット購入をサポートします。

おわりに

当社では、複数クラウド環境の設定状況を自動でチェックし、設定ミスやコンプライアンス違反、異常行動などのリスクを診断するCSPMソリューションを販売しております。

マルチクラウド設定診断サービス with CSPM| SCSK株式会社

ご興味のある方は是非、お気軽にお問い合わせください。

タイトルとURLをコピーしました