ServiceNowの変更管理の違い

SCSKの伊吹です。
今回はServiceNowの変更管理の違いについて触れてみたいと思います。

ServiceNow上での変更管理の種類

ServiceNowではITILの考えに沿って「通常変更(Normal Change)」、「緊急変更(Emergency Change)」、「標準的な変更(Standard Change)」の3種類の変更管理が定義されています。
それぞれの特徴については下記の通りです。

1. 通常変更
内容:リスクや影響を評価し、承認プロセスを経て実施される一般的な変更。
事例:ソフトウェアのアップグレード、新機能の追加など。
承認関連:変更依頼ごとに評価・承認が必要。CAB(Change Advisory Board)による承認が行われることがある。

2. 緊急変更
内容:ビジネス上重大な障害やセキュリティ問題等、迅速な対応が求められる変更。
事例:本番環境の障害対応、セキュリティパッチ適用など。
承認関連:通常の承認プロセスを簡略化し、Emergency CAB(ECAB)などによる承認が迅速に行われる。

3. 標準的な変更
内容:リスクが低く、頻繁に発生し、手順が明確で事前承認済みの変更。
事例:ユーザーアカウントの作成、デバイスのリセットなど。
承認関連:事前に認められた手順があるため、都度の承認は不要。

ServiceNow上でのステータスの遷移

変更管理レコードを作成したあとは運用に沿ってステータスが遷移していきます。
表は変更管理のステータスなどの情報をまとめたものになります。

表の右側を見て頂くと変更の種類によってステータスの遷移の流れが違うことがわかります。
これはそれぞれの変更管理の緊急性や事前承認によるものです。

・通常変更の場合は、新規から完了(もしくはキャンセル)まで番号順にステータスが遷移します。
・緊急変更の場合は、急いで復旧対応などを行うため「評価」ステータスを飛ばします。
・標準的な変更の場合は、手順が明確で事前承認済みのため「評価」「許可」ステータスを飛ばします。

 

まとめ

変更管理の違いについて紹介しました。
ServiceNowには3種類の変更管理が定義されており、内容に応じてステータスの遷移も変わります。
用途・要件に合わせて適切なものを利用して下さい。

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