みなさんこんにちは(日本だとこんばんは?)、SCSKの高本です。
Snowflake の待望のフラグシップイベントであるSnowflake Data Cloud Summit 24が
Moscone Center, San Francisco
にて開幕しました!!
現地時間6月3日(月)-6日(木)の4日間にわたり
基調講演や、先進事例セッション、テーマ別のブレイクアウトセッションなどなど、
注目のサービスアップデートや最新の技術動向、Genarative AIからセキュリティ、自動化に至るまで,
Snowflake のあらゆることに関するセッション
が用意されております。
本記事では、4日間に及ぶSnowflake Data Cloud Summit 24 の「Day1開幕速報」として、現地の最新情報を皆様にいち早く共有できればと思います。
[速報] Opening Keynote K1(Mon, June 03, 05:00 PM PDT) 概要
現地時間6月3日PM 5:00~PM 6:15にかけて、目玉となるOpening Keynoteセッションが行われました。
現地速報として、セッションや会場の周辺の様子や雰囲気をいち早くお伝えしたいと思います。
*その他Keynoteセッションの様子の詳細については、後日追って共有したいと思います。
[現地写真] Keynote HALL会場の様子
約30分前からホール会場に入場開始可能となっており、入場開始とともに一気にオーディエンスが押し寄せ、何個あるか数えきれない席がすぐに埋め尽くされるほどでした。
入場開始から会場全体がSnowflakeカラーであるブルーの照明とノリノリの音楽で包まれ、始まるまでの時間もワクワクした気分で過ごすことができました。セッションスタートのカウントダウンと同時に歓声が沸き起こるなど、会場は大盛り上がりでした!!
セッションサマリー
Snowflake CEOであるRAMASWAMY氏によるオープニングトークから始まり、NVIDIA CEOのHUANG氏との対談、JPモルガン・チェース、エリクソン、NYCヘルス+ホスピタルズ、Booking.comの各社とのパネルディスカッションなど盛りだくさんのコンテンツでした。
オープニングトーク:
SRIDHAR RAMASWAMY(Chief Executive Officer, Snowflake)
- RAMASWAMY氏は、歓迎の言葉とともに、このData Cloud Summit 24が世界中からのAIとデータ専門家の集まりであることについて言及。
- Snowflakeのデータクラウドプラットフォームが過去10年間で急成長している点について強調。
- 毎日何千もの顧客がデータを共有し、毎日50億件のクエリに対応していることを言及。
- RAMASWAMY氏は、データとビジネスをSnowflakeに託してくれた顧客に感謝の意を表示。
- AIデータクラウドが企業のあらゆる場所に光を当てているが、これはまだ始まったばかりであると強調。
- RAMASWAMY氏は、新たに「Polaris Catalog」を発表。
- 組織内の誰もが流動的で自然な言語でデータと対話できるようになったと言及。
- Snowflakeは「エンタープライズAIの時代(The era of Enterprise AI)」を切り開いていると強調。
- 今後10年間で、過去20年、30年で成し遂げられたことをはるかに上回るほどのイノベーションが生まれるだろうと言及。
- ただ一方、Snowflake社だけではこれを成し遂げることはできず、Snowflake Village全体の協力が必要であり、そのために幾社とのパートナーシップを結んでいることを強調。
- RAMASWAMY氏は「我々がこのAIの旅を前進させる上で、NVIDIAのようなパートナーがいるのは素晴らしいことだ」と述べ、われわれはエンタープライズAIの時代にいることを改めて強調。
対談:
SRIDHAR RAMASWAMY(Chief Executive Officer, Snowflake)
JENSEN HUANG(Founder and CEO, NVIDIA)
- 両社はAIを理想の理論から現実へと移行させていると強調。
- 両社の提携発表により、顧客とパートナーはNVIDIA AIを活用したSnowflakeでカスタマイズされたAIデータアプリケーションを構築できるようになると言及。
- 「初めて、HPCと高速化されたGenAIコンピューティングをデータに持っていく」とJENSEN氏は言及。
- 強化されたNVIDIA × Snowflakeコラボレーションについて、「NeMo Retrieverはセマンティッククエリライブラリであり、データの埋め込みを行う。企業にとって最も重要な資産はそのプライオリティデータだが、それはSnowflake上に存在する」とJENSEN氏は言及。
- 両CEOによれば、この先には多くの潜在力、可能性、そして機会が広がっていると強調。
パネルディスカッション:
DENISE PERSSON(Chief Marketing Officer, Snowflake)
THOMAS DAVEY(Chief Data Officer, Booking.com)
CAITLIN HALFERTY(Chief Global Data Officer, Ericsson)
ANU JAIN(Head of Data and Technology, JPMC)
SHAHRAN HAIDER(Deputy Chief Data Officer, NYC Health + Hospitals)
- DENISE PERSSON(Snowflake)によるパネリストの紹介:JPモルガン・チェースのANU JAIN、エリクソンのCAITLIN HALFERTY、NYCヘルス+ホスピタルズのSHAHRAN HAIDER、Booking.comのTHOMAS DAVEY
- HALFERTY氏(Ericsson)は、CDOが持つべき重要な特性は好奇心を持ち、継続的な学習を受け入れることだと強調。
- HAIDER氏(NYC Health + Hospitals)は、組織のデータ要求すべてに対応することは不可能であり、ビジネスの優先事項に忠実であり続けることが重要だと強調。
- DAVEY氏(Booking.com)は、Booking.comがML、AI、そして今ではGenAIを多用していると述べ、新しいGenAI機能はそのツールボックス内のもう1つのツールにすぎないと考えていると言及。
- JAIN氏(JPMC)は、JPモルガン・チェースのこれまでのAI活用は主にコスト削減に重点を置いていたが、収益創出へと移行しつつあると言及。
おまけ:現地会場(Moscone Center)の様子
今回のSnowflake Data Cloud Summit 24は、サンフランシスコの『Moscone Center』にて開催されました。
サンフランシスコと日本との時差は約16時間ほどで、日本と比較するとかなり肌寒いです。現地の人は半袖の人も見かけますが、日中でも長袖の上着が欲しいところです。
一方、海が近く風が強いのにもかかわらず、空気はどこもカラッと澄んでいて気持ちがよく、とても過ごしやすいです。
会場MAP
最後に
今回はSnowflakeのフラグシップイベントである Snowflake Data Cloud Summit 24について、現地の実際の模様を速報ベースでお届けしました。
会場の中にいると、まさにSnowflakeがデータ利活用、AI/MLのトレンドの渦の中心にあるサービスなんだなと、改めて肌で感じることができました。
今後もSnowflakeに関する耳寄りな情報を皆様にいち早くお届けできたらと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!