こんにちは、SCSK株式会社の中野です。
本記事ではZabbix 7.0.xからZabbix 7.4.xの最新バージョンへアップグレードする手順について説明します。 新しい機能などをお試しいただきたい方など、最新バージョンへバージョンアップしてみてはいかがでしょうか。
今回の構成は以下とさせていただきます。
- OS DISTRIBUTION: Red Hat Enterprise Linux
- OS VERSION: 9
- DATABASE: MySQL
- WEB SERVER: Apache
Zabbix7.4の新機能(抜粋)
Zabbix 7.4における、主な主な新機能は以下となります。
・TimescaleDB、MySQL、PostgreSQL、MariaDBの最大サポートバージョンが定期的に拡張
・Zabbix agent MSIインストーラーに多数のコマンドラインパラメータオプションを追加
・RedisプラグインにTLS対応およびTLS起動時検証機能を新規搭載
・OracleプラグインでTNS名サポートおよび追加ロール対応を実装
・SNMPv3認証情報の自動リロードとsmart.disk.discoveryアイテムにtypeパラメータ追加
Zabbix 7.0から 7.4へバージョンアップ
まずはZabbixプロセスを停止させます。
systemctl stop zabbix-server
エージェント、エージェント2もアップグレードする場合は、同様に停止します。
systemctl stop zabbix-agent2
※バージョンアップ時の想定外の事象によるデータ損失を防ぐため、必要に応じてDBのバックアップを実施ください。
本記事ではZabbix設定ファイル、および関連ファイルのみバックアップを取得します。
mkdir /opt/zabbix-backup/ ※設定ファイル cp /etc/zabbix/zabbix_server.conf /opt/zabbix-backup/ cp /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf /opt/zabbix-backup/ ※PHPファイルとZabbixバイナリ設定 cp -R /usr/share/zabbix/ /opt/zabbix-backup/ cp -R /usr/share/zabbix-* /opt/zabbix-backup/
リポジトリパッケージを最新バージョンに更新する。
rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/7.4/release/rhel/9/noarch/zabbix-release-latest.el9.noarch.rpm
Zabbixコンポーネントのアップグレードする。
dnf clean all dnf install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-agent2 zabbix-agent2-plugin-* ※Zabbixコンポーネントをアップグレード後にWebフロントエンドをアップグレードする dnf install zabbix-apache-conf systemctl restart httpd
Zabbixプロセスを起動させる。
systemctl start zabbix-server systemctl start zabbix-agent2
ログを確認して、「database upgrade fully completed」が出力されていることを確認する。
tail /var/log/zabbix/zabbix_server.log -n 1000
15109:20260202:083721.036 completed 97% of database upgrade
15109:20260202:083721.041 completed 98% of database upgrade
15109:20260202:083721.046 completed 100% of database upgrade
15109:20260202:083721.050 database upgrade fully completed
バージョンアップ作業は完了です。
最後に
バージョンアップ作業は比較的簡単に実施することはできます。
ただ既存バージョンとの異なる点や、バージョンアップ時の注意点が上記の手順以外で環境ごとに発生する可能性がございます。 そのため、バージョンアップを実施する際は、検証環境等で十分に検証したうえで実施いただければと思います。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
