こんにちは、クラウドサービス関連の業務をしている藪内です。
本記事は、「AWSパラメータシート自動生成ツール」についてのブログリレーの最終回(5本目)です!🎉
前回は、フロントエンド技術について解説しました。概要や要件定義、機能については過去回の記事をご参照ください。
今回は本ツールをユーザーとして利用し、使用感や手作業との比較結果について紹介します。
検証概要
- ユーザー視点でのツール利用体験と所感
- 手作業と自動生成ツールにおける作業時間の比較
ユーザー視点でのツール利用体験と所感
本ツールは現在38種類のAWSリソースに対応しています。
その中から、「Amazon VPC」を例に取り、パラメータシート自動生成を検証しました。 また、複数のリソースのパラメータをまとめて出力できることを検証するために「Amazon S3バケット」のパラメータも出力しました。
主なユースケースとしては、構築したAWSリソースの詳細なパラメータを体系的かつ整形されたドキュメント(いわゆるパラメータシート)として出力・管理する場面を想定しています。
実際にツールを起動し、数ステップで完成度の高いパラメータシートを作成できました!
以下に、初期画面からパラメータシート作成までの各画面構成と、それぞれの所感や利点を整理しています。
| ページ番号 | 概要 | 感想/利点 |
| ① | リソースのタイプの種類選択 | 種類ごとにリソースがまとめられており、選択しやすい!アイコンや略称、その説明があってわかりやすい。AWSらしいカラーの画面です。 |
| ② | リソースのタイプの選択 | 選択したリソースタイプがオレンジ色に変化します。 |
| ③ | ツールがパラメータを取得するために実行するコマンドの確認 | 出力されるパラメータの正当性が確認できます! |
| ④ | パラメータを出力する対象のリソースの検索 | 検索でリソースを限定できます |
| ⑤ | リソースの選択 | 選択するとチェックマークの表示がされ、色も変化して見やすいです。 |
| ⑥ | 確認 | 一度確認画面があると誤った作成が減ります。 |
| ⑦ | リソースの追加 | 一度に複数のリソースのパラメータを出力できます。 |
| ⑧ | パラメータシートの作成 | 自動で非常に整ったシートを作成してくれます!!表紙も付いています!(パラメータ値は非表示加工済み) |
パラメータシート自動生成ツールがなければ、APIを手動で実行しながらエクセルに一つずつ入力し、確認までする必要がありましたが、数ステップで作成可能なのは感動です…!
手作業と自動生成ツールにおける作業時間の比較
従来の手作業による作成と本ツールを用いた自動生成の所要時間を比較しました。
対象とした作業は、特定のVPCについてのパラメータシート作成です。
| 手法 | 作業時間 | 作業範囲 |
| 手作業 | 6分10秒 | VPCコンソールを表示してからパラメータシートの値入力まで |
| 自動生成ツール | 2分04秒 | アプリを起動してからパラメータシート表示まで |
この結果、約4分の作業時間短縮につながりました!個人の操作スピードによる差はありますが、自動生成ツールを利用することで、個々の作業速度依存を低減でき、リソース件数が増えるほど工数削減効果が顕著になると考えられます。
また、手作業では入力ミス防止のための再確認が不可欠なのに対し、自動生成ツールは正しいコマンド実行による取得値を活用するため、ヒューマンエラー低減にも大きく寄与します。
また、パラメータ値の表記(例えば、Boolean値をTrueと記載するか、trueと記載するかなど)を統一できる点や、パラメータの詳細な知識なしでもシートが作成できる点も魅力に感じました!
まとめ
手作業によるパラメータシートの作成は、パラメータ値の確認とエクセルへの転記を中心として数時間を要する作業です。加えて、記入内容の誤りを防ぐために確認を繰り返したり、パラメータ値の変更を反映するために作り直したりすると、細かな作業の連続で非常に神経をすり減らします。自動生成ツールはこれらの問題を解決し、利用者間で形式が統一されたパラメータシートの作成を可能にしてくれます。また、短縮して空いた時間を設計や実装、管理など異なる作業に使うことができ、プロジェクトの工数を削減できます。
機会があれば、実業務でも積極的に活用したいと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございました。


