TechHarmonyエンジニアブログでは、AWS・Oracle Cloud・Azure・Google Cloud 各分野の受賞者にフォーカスし、インタビューを通してこれまでの経歴や他の受賞者に聞いてみたいことをつないでいく「リレーインタビュー」をお届けしています。
第3弾は、「2025 Japan AWS Top Engineers」 を受賞された 寺内 康之(てらうち やすゆき)さん。
日々どのようにAWSと向き合い、どんな経験を積み重ねてきたのか。
そして、受賞に至るまでの背景には、どのようなキャリアストーリーがあったのでしょうか。
本インタビューでは、寺内さんのこれまでの経歴やAWSへの向き合い方、さらに「次の受賞者へ聞いてみたいこと」まで、じっくりとお話を伺いました。
- プロフィール
- 本編
- AWSエンジニアになった背景を教えてください。
- エンジニアとして大切にしている価値観や信条はありますか?
- この度は受賞おめでとうございます! 受賞に至るまで特に重点を置いて取り組んできたこと・乗り越えたチャレンジを教えてください。
- 受賞がご自身のキャリアやチームに与えた影響はありますか?
- 今後、個人として、挑戦してみたい新しい技術・分野や、目指している目標について教えてください。
- 前回のリレーインタビューでの佐藤 優音さんから 寺内さんへのご質問です。ご回答をお願いいたします。
- 次のインタビューは AWS Top Engineers の「畑 健治」さんです!畑さんにお聞きしたいことはありますか?
- 最後に、読者の方へメッセージをお願いいたします!
プロフィール
2025 Japan AWS Top Engineers
所属:ITインフラサービス事業グループ クラウドサービス事業本部 クラウドサービス第二部
氏名:寺内 康之
【自己紹介】
2024年、2025年と続けてJapan AWS Top Engineers (Service) に選出されました。今現在は、AWSの内製化を目指すお客様に対し、技術支援サービス「テクニカルエスコート」を提供するチームのリーダを担っています。
私は、小学生の頃にパソコン(PC-8001)に出会い、その後パソコン通信にハマり、大学ではUNIXの洗礼を受けました。
ネットワークエンジニアとして就職。その後サーバエンジニアとしても業務を行い、様々なお客様のシステム構築と運用を行いました。また自社で構築したサービス運用も経験するなど、いろいろな部署を渡り歩き、嬉しいこと辛いことの経験を積みました。
そんな中AWSと出会い、衝撃を受けることになります。AWSを中心にビジネスをしている現在の部署に異動し「テクニカルエスコート」を立ち上げました。
本編
AWSエンジニアになった背景を教えてください。
2007年にEC2が発表されAWSを知ったときの衝撃は忘れられません。サーバを作ることがソフトウェアのようにすぐに実現するという即時性と利便性は信じがたいものでした。
その驚きが魅力に変わり、AWSのサービスに魅了されていきました。
その後のAWSのサービス拡充の勢いはすごいもので、新サービスのたびに感嘆したものです。従来のITの概念を塗り替える、そのセンス・オブ・ワンダーを皆さんにも感じてほしく、AWSを使った仕事をしたいと考えました。
基盤エンジニアであった私は、趣味でプログラミングをする程度ではあったものの、AWSが打ち出す開発者向けサービスとその思想に共感し、徐々に上位レイヤーへの進出も測っております。ITやクラウドは遷り変わりの早い世界であり、日々勉強を続けております。
エンジニアとして大切にしている価値観や信条はありますか?
「使える」「作れる」というシステムの表面的な挙動だけではなく、その裏にある技術的理論をしっかり勉強することです。クラウドサービスは、コンピュータおよび通信の原理原則の上に、基礎技術が構築されており、それを組合せ抽象化したものです。その原理原則をしっかり学び理解した上で、システムを作っていきたいと考えています。
学ぶことは試行錯誤の連続であり、多くのエラーの先に成功があります。それは自分だけでなく、誰でも同じだと思っています。業務の上でも、技術支援サービスは新しい体験が数多くあり、新しい試みは常に失敗と隣り合わせです。そのため他者の失敗を許容する文化醸成を心がけています
この度は受賞おめでとうございます! 受賞に至るまで特に重点を置いて取り組んできたこと・乗り越えたチャレンジを教えてください。
まずは足場固めとして、AWSをSCSK社内で使ってもらうにはどうしたらいいかを考えました。
クラウドという概念は知っていても、いざお客様に提案しようとすると躊躇してしまう。なぜなら良くわからないから。だから経験をすることができない。こうした負の連鎖を断ち切りたいと考えました。そこで社内に対しても社外に対しても実施する技術支援サービスを立ち上げました。
長く続いたオンプレシステムと、クラウドサービス上で作るシステムとでは、システム設計の考え方が大きく違います。このことを多くのエンジニアに理解してもらう取り組みを続けています。
受賞がご自身のキャリアやチームに与えた影響はありますか?
個人的には大きな自信につながりました。お客様と話す際も堂々と話せるようになったと思います。
チームとしては、メンバーの目標の一つにもなっていると思い、その結果メンバーのスキル向上の啓蒙になっていると思います。
またビジネスとしてはお客様からの信頼される効果が大きいです。特に技術支援という、技術力が重視されるビジネスにおいてはアピールとして箔が付いたことが何より有り難いです。
今後、個人として、挑戦してみたい新しい技術・分野や、目指している目標について教えてください。
IT技術進歩の歴史の中では、大きなブレイクポイントが度々ありました。インターネットの商業利用開始、スマートフォンの発明、クラウドサービスの開始、ディープラーニングの実用化。こうしたブレイクポイントが起こると、そこには大きなビジネスチャンスが産み出されます。それを逃さず習得し、新たなビジネス/サービスを創出していきたいと考えています。LLMの成功から、機械学習・人工知能が大きな潮流となっておりますので、それは確実にキャッチアップしていきます。その次は、量子コンピューティングだと思っています。
我々のチームは、基盤技術者が多いためアプリケーション開発に関する技術の経験を積むことが目標です。またDevOpsやAI-DLCなどの新たな開発体制・手法についての支援力をより拡充していきます。
前回のリレーインタビューでの佐藤 優音さんから 寺内さんへのご質問です。ご回答をお願いいたします。
一番の情報収集元はSNSです。自分の興味ある話題を発信することで、SNSプラットフォームが私の興味領域を学習し、近しい話題を優先的に表示してくれます。発信の増加が入力の増加につながる好循環を生み出すことがSNS活用のコツだと思います。
他にも、AWSやIT技術のアンテナの高い社内の人との対話が非常に有用ですね。
次のインタビューは AWS Top Engineers の「畑 健治」さんです!畑さんにお聞きしたいことはありますか?
寺内さん、ありがとうございました!
最後に、読者の方へメッセージをお願いいたします!
次回インタビューは、2025 Japan AWS Top Engineers を受賞された 畑 健治 (はた けんじ)さんです。
次回の記事もお楽しみにお待ちください!




