【AWS Summit Japan 2026参加レポート】巨大な会場に圧倒! 2027はどうなる!?

こんにちは!SCSKの今村です。

レポが遅くなりましたが💦私も2026年6月25日(木)26日(金)の2日間、幕張メッセで開催された「AWS Summit Japan 2026」に参加してきました。

本記事では、AWS Summit Japan 2026で気になったセッションの紹介と、2027年のSummitはいったいどうなるのか!?を(勝手に)予想します!

  1. #ai-everywhereいたるところでAIという言葉が
  2. #devops-agent個人的に面白かったセッション
  3. #future-themeまとめ&来年のテーマを勝手に予想

 

いたるところでAIという言葉が

会場では、いたるところでAIという言葉を耳にしました。

広すぎる

 AIの機能はどんどん進化し、できることが増える一方で、どのように人間によるレビューや組織的な統制を取っていくか、ということに焦点が当てられているように感じました。

「開発の民主化」が進む

特に目を引かれたのが、「Now, go build」というスローガン。

AIによって、私たちエンジニアでなくてもシステムを開発することができる時代になっています。

VUCAの時代とも言われ、先が読めない困難な時代だからこそ、手を動かして世界を前に進めよう。

そのためにAIを思う存分活用していこう、というAWSのAIに対する熱意が感じられました。

 

個人的に面白かったセッション

AWS DevOps Agent による自律的インシデント対応 -その能力を引き出す設計のベストプラクティス-

数あるAIサービスやセッションの中でも、個人的に自身の担当するAWS運用に直結し、最も実務適用の可能性を感じたのが「AWS DevOps Agent」の紹介でした。
他の記事とネタかぶりで恐縮ですが💦視点を変えて紹介させてください!

DevOps Agentとは?

運用において、以下のような問題が発生することはよくあることかと思います。
・インシデントの調査に時間がかかり、回答が遅くなる
・人によって調査のクオリティが異なり、品質が安定しない

調査が多くて大変。誰か代わりにやってくれないかなあ…

DevOps Agentは、これらの悩みを一挙に解決する可能性を秘めています。
DevOpsエージェントは、運用環境でのインシデントの解決やアプリケーションのパフォーマンス最適化を自律的に行ってくれるAIエージェントです。
・システム構成を自動的に理解してくれる
・複数のメトリクス、ログを並行して調査してくれる
・調査結果をもとに根本原因を見つけ出してくれる

私たちの業務をどう変えるのか?

例えばAWSの運用では、業務は大まかにこのような流れで進んでいくものかと思います。

私の経験も含みますが、調査においては主に以下のような悩みが出てきます。

・複数のAWSアカウントをまたいだインシデントでは、リソースの連携など依存関係を把握しながら調査することが必要で、時間がかかる
・問い合わせを受け付けるツールで逐一内容を確認してから調査に進む必要がある
・依存関係の把握にはスキルが必要であり、調査品質が安定しない

DevOpsエージェントは、「依存関係を把握し調査」を効率的に実施するための以下の機能を持っています。

  • マルチアカウントの横断調査:複雑化しがちなマルチアカウント環境を一元的に調査できる。
  • 既存ITSMツールとの連携:ServiceNowなどの既存の運用管理ツールとシームレスに連携できる。
  • 調査品質の標準化:障害調査などは属人化しやすく、担当者によってスキルや見立てのブレが出やすい業務ですが、AIエージェントが対応することで品質を一定に保つことができる。
AWSのインフラ運用において、まさに「かゆいところに手が届く」機能であり、すぐにでも現場に導入したいと思わせる内容でした。

 

まとめ&来年のテーマ予想

 「誰でも作れる」時代のSIerの存在意義とは?

さて、今回のAWS Summitを通じて、システム開発においてAIが与えるインパクトの大きさを目の当たりにしました。未経験のエンジニアが数日でシステムを構築できるようになった事例などが示されるなど、非エンジニアであってもAIの力を借りて容易にシステムを開発できる、“誰でも作れる”世界が現実のものになっています。
それと同時に、これからの時代に私たちSIerの役割はどう変わっていくべきか?という問題提起がなされたように感じています。 単なるシステムの仕様理解や構築スキルだけを提供するSIerは、次第に価値を失っていくでしょう。今後は、以下の2点に焦点があてられるのではないでしょうか。
  1. 深いドメイン知識と他社事例に基づく「提案力」
    AIがプログラミングを代替するからこそ、SIerには顧客のビジネスや業界特有の「ドメイン知識の深い理解」が求められます。顧客の業務上の真の課題は何かを見極め、他社事例を交えながら「どうAIを適用すればビジネス価値が最大化されるか」を語れるようになることが必須になります
  2. AIを安全に動かすための「運用・ガバナンス設計」
    AIが自律的に動くようになればなるほど、企業としての全社的なガバナンス、セキュリティ、運用設計の重要性が増します。AIの暴走を防ぐガードレールや、ゼロトラストなセキュリティ基盤など、AIが安全に活躍するための場所の設計・構築こそが、今後のSIerの大きなビジネス機会になるはずです。
SIerとして、テクノロジーの進化にただ追従するのではなく、顧客のビジネスを深く理解し、安全で高度なシステム基盤を支えるパートナーへと進化していかなければならない。
そう強く考えさせられるAWS Summit Japan 2026でした

 2027年のAWS Summitのテーマ予想

最後に、来年2027年のAWS Summitに出てきそうなテーマや製品について(勝手に)予想します!
AIエージェントの普及と自律化がここまで急速に進んでいることを踏まえると、来年、2027年のAWS Summitでは「AIの全社スケールに向けたエンタープライズ・ガバナンスと、AIの利用に伴うセキュリティ強化」がメインテーマになると予想します。
この観点のマネージドサービスがAWSからリリースされるとすると、
サービス名は「Organizational AI Management & Governance」なんていかがでしょう。
AIを自由に利用させながら最低限のガバナンスを担保するそのサービスのクオリティに、皆さんはきっと感嘆の声を上げるでしょう。
OMG(オーマイガー)…なんて
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