Amazon EC2のElastic Network Adapterに謎の「#2」

最近はクラウドそのものよりも、Windows OSの設定を触る機会が増えてきており、色々と勉強になることが多いです。
その中で、デバイスマネージャー周りで苦労したことがありました。
NICを一つしかアタッチしていないEC2で、なぜか#2が付いていたのです。

 

 

 

 

 

 

想定:Amazon Elastic Network Adapter
実機:Amazon Elastic Network Adapter #2

サポートに問い合わせながら原因を調査してみました。

困ったこと

この事象に気付いたのは、CloudWatchのメトリクス取得を行うときでした。

aws cloudwatch get-metric-statisticsを使う際、Windows パフォーマンスカウンター由来のメトリクスはNIC名をディメンションとして指定する必要があります。

(例)

aws cloudwatch get-metric-statistics 
    --dimensions Name=instance,Value=Amazon Elastic Network Adapter

 

 

 

 

 

_2(AWSの仕様で#2はマネコン上で_2になる)が付いているため、例のようにValue=Amazon Elastic Network Adapterと指定してもメトリクスと一致せず、想定していた値が取れませんでした。

解決策はただオプションを”Value=Amazon Elastic Network Adapter _2“にすればよいので解決はしますが、なぜ#2がついたのか調査してみます。

原因

サポートに問い合わせた結果、以下の2点が考えられるそうです。

・ネットワークインターフェイスの追加・削除を行った
・インスタンスタイプの差異 

ネットワークインターフェイスの追加・削除について

追加・削除は行ってないので今回の原因ではないはずです。
ただし調査の中で次の可能性があることが分かりました。

AIによると、「使用しているEC2はAMIからリストアして新規にNICをアタッチしたので、OSの中に前の情報が残っているのかもしれません。」とのこと。

AIの回答を受けて検証してみましたが、色々やっても#2のNICが有効になることはありませんでした。
ただし、デバイスマネージャーで「非表示のデバイスを表示」にすると、薄く表示された #2 のNICを確認することができました。そのためOSの中に過去の情報が残ってはいそうと勉強になりました。

 

 

 

 

 

 

 

インスタンスタイプの差異について

もう一つサポートから説明されたのが、インスタンスタイプの差異です。

AWSとしてはネットワークアダプター名に関して約束しているものはないが、インスタンスタイプによっては#2が付与されることを確認しているそうです。
どのインスタンスタイプで#2が付くのか分かりかねますが、こういった仕様があると知りました。
私が困ったのも、おそらくこれが要因として影響したのではないかと考えています。

おまけ

タスクトレイにある「Amazon Elastic Network Adapterの取り出し」をワンクリックすると、切断されてサーバを利用できなくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試しに検証環境で押してみた結果、画面が固まって動かなくなりました。
特に注意も出ないで、すぐでした。

こんな簡単に取り外せてしまうのは、なんだか危険で面白い挙動だなと感じました。

著者について
冨岡 虎太朗

Tomioka Kotaro 2024年4月入社。
現在はAzureとAWSの案件に取り組んでいます。
保有資格:情報処理安全確保支援士、AZ-305、AWS SAP、TOEIC 865点、簿記二級

ITインフラサービス事業グループ
マネージドサービス事業本部
テクノロジーサービス部 第二課

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