Genspark で人気の高い Deep Research について紹介します。Gensparkとは?については以下をご覧ください。
Deep Researchとは?
Genspark の Deep Research(ディープリサーチ、深層研究)とは、複数のAIモデルが協調してインターネット上の大量の情報を自動収集・分析し、詳細なレポートを生成してくれる高度なリサーチ機能です。単なる検索を超え、数百の情報源を読み込んで整合性の取れた回答を提供します。
Deep Research(またはDeep Search)は、Genspark だけでなく、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexityなどにも実装されている機能となりますが、Gensparkの特徴としては、Deep Research V2 では「o3-mini-high」「DeepSeek R1」「Claude」「Gemini」「GPT」など複数のAIが連携して分析を行うところにあります。
| サービス | 機能名 | 無料利用可否 | 特徴 |
| Genspark | Deep Research | 一部可 | 複数AIモデル協調・マインドマップ |
| ChatGPT | Deep Research | 不可 | 最高精度・長文レポート生成 |
| Gemini | Deep Research | 一部可 | Google検索、Workspace連携 |
| Claude | Advanced Research | 不可 | 長文PDF読解・安全志向 |
| Perplexity | Deep Search | 一部可 | 高速・出典リンク表示 |
| Microsoft Copilot | Deep Research | 一部可 | Office(doc/xls/ppt)連携 |
Deep Researchの利用方法
まずは、単純なプロンプトで入力してみましょう。
以前と同じく”オンラインストレージ市場”を前提とし、プロンプトは「オンラインストレージ市場の今後の5年間の展望について」としてDeep Researchをまず実行してみました。
Deep Researchで完成したレポートについては、Genspark の Sparkpage(スパークページ)機能を利用して、Web公開することが可能ですので、実際に完成したレポートを公開します(加筆/修正なし)
オンラインストレージ市場の今後5年間の展望(2025-2030年)
https://qdaiyuza.gensparkspace.com/
プロンプトが簡易すぎたため、いわゆるオンラインストレージ(Dropbox、OneDrive、Google Drive、Box)だけでなく、クラウドストレージ(AWS、Azure、Google Cloud)など他のストレージの情報も含まれています。
さすがに、Deep Researchを利用する場合には、もう少し詳細なプロンプト指示が必要そうです。
効果的な Deep Research プロンプトは、目的 + 範囲 + 出力形式の3点を入れると安定するとされています。
目的 : 何を決めたいのか
範囲 : 期間、地域、業界、対象企業
出力形式 : 表、箇条書き、比較、結論、未確定点(疑問点)
そのまま使えるプロンプトの例としては、
・市場調査
「2025年の日本国内〇〇〇市場について、主要ベンダー、成長要因、課題、今後12か月の見通しを、根拠付きで整理してください。」
・競合比較
「A社、B社、C社の〇〇〇製品を比較してください。機能、運用負荷、導入難易度、使い勝手、価格感、強みと弱みを表でまとめてください。」
・提案準備
「社内向けに『〇〇〇製品を採用すべきか』を判断したいです。導入メリット、懸念点、想定される反論、代替案まで整理してください。」
・規制調査
「EUと日本のデータ保護関連の最新動向を比較し、企業のIT運用に与える影響を要点だけまとめてください。」
・技術トレンド
「2025年以降の〇〇〇の技術トレンドを、実運用で重要な観点に絞って整理してください。」
オンラインストレージ市場調査のより効果的なプロンプトとして「Dropbox、BOX、One Drive、Google Driveのオンラインストレージ製品を比較してください。市場シェア、機能、運用負荷、導入難易度、使い勝手、価格感、強みと弱みを表でまとめてください。」としました。
先ほどと同じく完成したレポートは、Genspark の Sparkpage の機能を利用して、Web公開しました(加筆/修正なし)
Dropbox、Box、OneDrive、Google Drive 比較分析
https://uhbbflrd.gensparkspace.com/
次は、プロンプトで意図した内容のレポートが作成されました。さらにプロンプトを調整することも可能です。
また、作成されたWebサイトを元にして、Genspark の AIスライドでPPT資料を作成したり、AIドキュメントでWord資料を作成することも可能です。
まとめ
簡単ですが、Genspark の Deep Research(ディープリサーチ、深層研究)について紹介しました。
1つの事実を知りたいなら、通常Google検索やAIチャットボットにて「〇〇〇を教えて」「〇〇〇とは?」で十分です。
用語の意味、事実の確認、今日のニュース、単発の疑問は、今まで通りの通常検索やAIチャットボット。
Deep Researchを利用するのは、複数の情報を比べて判断したい場合、説明資料や資料の材料を作る場合になります。
今回のような「オンラインストレージ製品を3社比較して、機能と導入難易度と運用負荷を整理して」を始めとする、市場調査、技術動向調査、製品選定、競合比較、規制影響の整理、提案書の下調べなどは、Deep Researchとなります。
| 通常検索 | Deep Research | |
| 概要 | 1つの事実を知りたい 例.用語の意味、事実の確認、今日のニュース、単発の疑問 |
複数の情報を比べて判断したい 例.市場調査、技術動向調査、製品選定、競合比較、規制影響整理、提案書の下調べ |
| 深さ | 比較的少ない情報を素早く返す | 多数の情報源を読み込んで統合 |
| 手順 | 質問に対してそのまま答す | 調査計画を立てて段階的に掘り下げる |
| 時間 | 数秒 | 数分かけてレポート作成 |
| 出力 | 簡潔な回答 | 比較表や論点整理を含むレポート |
企業の実際の業務を実施されている方は、Deep Research で非常に効率化が見込めると思います。



