こんにちは。SCSKの松渕です。
2025年8月にGoogle Cloud認定資格を全冠(13個)達成しました!!!(べータ版資格は除く)
2025年8月時点の最新情報や、資格取得までの苦労話を交えながら、私が実践した勉強法や取得のポイントをまとめます。
弊社でも、2024年5月に全冠達成した人や、2024年9月に全冠達成した人がいます。
資格取得の履歴
カテゴリ | 試験名称 | 略称 | 言語 | 受験日 | 最近のアップデート |
Foundational | Cloud Digital Leader | CDL | 日本語 | 2022年9月18日 2025年7月19日(更新) |
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Associate | Associate Cloud Engineer | ACE | 日本語 | 2023年6月18日 | |
Professional | Professional Cloud Architect | PCA | 日本語 | 2024年6月23日 | |
Professional | Professional Data Engineer | PDE | 日本語 | 2024年9月22日 | |
Professional | Professional Cloud Network Engineer | PCNE | 日本語 | 2025年3月23日 | |
Professional | Professional Cloud Security Engineer | PCSE | 日本語 | 2025年4月06日 | |
Professional | Professional Cloud DevOps Engineer | PCDOE | 日本語 | 2025年5月11日 | |
Professional | Professional Cloud Developer | PCD | 日本語 | 2025年5月11日 | |
Associate | Associate Data Practitioner | ADP | 英語 | 2025年5月17日 | 2025年1月 一般公開(GA) 2025年8月現在 英語のみ |
Foundational | Generative AI Leader | GAIL | 英語 | 2025年5月17日(不合格) 2025年6月14日 |
2025年5月15日 一般公開(GA) 2025年8月5日 日本語対応 |
Professional | Professional Cloud Database Engineer | PCDE | 英語 | 2025年6月15日 | 2025年8月現在 英語のみ |
Professional | Professional Machine Learning Engineer | PMLE | 日本語 | 2025年7月26日 | 2025年7月 日本語対応 |
Associate | Google Workspace Administrator | AGWA | 日本語 | 2025年8月3日 | 2024年12月31日 上位試験である Professional Google Workspace Administrator(PGWA)廃止 2025年7月 日本語対応 |
Professional | Professional Security Operations Engineer(ベータ版) | PSOE | 英語 | (未受験) | 2025年7月8日 ベータ版発表 2025年8月現在 英語のみ |
試験順序について
私の試験順序
私の試験順序は、上部表のとおりですが横並びに再掲します。
赤色下線は英語受験のもの。
CDL⇒ACE⇒PCA⇒PDE⇒PCNE⇒PCSE⇒PCDOE&PCD ⇒ADP⇒GAIL⇒PCDE⇒PMLE⇒AGWA
PMLE / AGWA : 日本語対応を待って受験しました。
おすすめ試験順序
大前提として、Google Cloud認定資格は常に変化しています。
最新情報(日本語化対応、新試験追加、試験範囲変更など)をしっかりキャッチして都度柔軟に対応することが何より大切です!
そうした最新情報は、Google Cloud認定資格の受験者向けポータルのアナウンス欄が一番早く周知されてたと思います。
CDL⇒ACE⇒PCA⇒PCSE⇒PCNE⇒PCDOE⇒PCD⇒GAIL⇒PDE⇒PMLE⇒AGWA⇒ADP⇒PCDE
- 英語試験への抵抗感によって大きく戦略が異なるかと思います。
私みたいに日本語がいいという方は、可能な限り後回ししておく戦略をお勧めしてます。
PMLEおよびAGWAの日本語対応は、3週間前くらいに公表されてました。 - CDL、ACE、PCAはクラウド全般技術の基礎知識であり、最初に受験をお勧めします
- PCD、PCDOEは内容がかなり近しいため、近い日程で受験する。私は同一日に受験しました。
- PCSE、PCNE基盤知識がある方はそこまでハードル高くないと思います。そのため、PCA受講後の早めに受験お勧め。
- ADP、PCDEは内容的にはPDEの近くで受講したほうがいいのですが、まだ日本語化していないので後回しして、
日本語化に期待する戦略をとっております。 - AGWAは毛色が大きく違うので正直どこのタイミングで受けてもよいです。
英語試験について
英語試験のコツについて記事(TechHarmony)もありますので参考にしてください。
- 問題解くのに日本語の1.5倍くらいの時間を使う。
- (日本語でも同じですが)試験毎にキーワードとなる単語がある。その英単語はしっかり覚えておくべし。
- 英語の意味が分からないため答えがわからないケースは、全体の5%くらい。
技術的に問題の答えがわからないケースの方が多い。
勉強時間と体感難易度
参考までに私の勉強時間と体感難易度まとめました
前提 : 基盤構築/保守経験13年。AWS経験7年。Google Cloud経験1年程度。
試験名称 | 言語 | 勉強時間 | 難易度 | コメント |
Cloud Digital Leader | 日本語 | 5 | ★ | |
Associate Cloud Engineer | 日本語 | 10 | ★★ | |
Professional Cloud Architect | 日本語 | 15 | ★★★ | AWSのSolutions Architect Professionalと比較すると簡単な印象。 |
Professional Data Engineer | 日本語 | 25 | ★★★★ | DWH、データフロー、ETL周りが問われる。 ETLやデータ分析はあまり知見がなかったこともありむつかしかった印象。 |
Professional Cloud Network Engineer | 日本語 | 15 | ★★ | 全冠取得を決意してから初試験。 これ以降の試験すべてですが、AWSの経験/用語をGoogle Cloudの知識/用語にチューニングして試験に臨んだイメージです。 |
Professional Cloud Security Engineer | 日本語 | 13 | ★★ | 基盤の経験、AWSの経験から解ける問題が多かった印象。 |
Professional Cloud DevOps Engineer | 日本語 | 12 | ★★ | Depeloperより若干基盤知識問われた印象。 デプロイの基礎的な考え方が理解が重要。Kubernetes周りの知識等は新しく覚えましたが、そこまで複雑ではない印象。 |
Professional Cloud Developer | 日本語 | 30 | ★★★ | おそらく私の開発経験の少なさに起因しての難易度だと思います。開発経験あれば印象は違うかなと。 ひたすら勉強して知識つけて臨みました。 |
Associate Data Practitioner | 英語 | 3 | ★★ | 初英語試験。Professional Data Engineerは持っていたため、知識的にはいけると判断しました。模擬試験やブログ見て、キーワード理解して英語試験の感覚だけつかんで臨みました。 |
Generative AI Leader | 英語 | 6 | ★★ | 勉強0時間で臨んだら落ちたため、少し勉強して再度受験。侮ることなかれです。 |
Professional Cloud Database Engineer | 英語 | 12 | ★★ | 英語のProfessionalですが、ある程度知見があったことと、問題もそこまで深くは問われないためこの難易度。 |
Professional Machine Learning Engineer | 日本語 | 27 | ★★★★ | 日本語になってよかった。英語で受験を想像するとぞっとします。 機械学習の新しい用語や考え方など、一から理解していった。Google Cloudのサービスだけでなく、汎用知識としても活用できるため、非常に有意義な試験感じました。 |
Google Workspace Administrator | 日本語 | 10 | ★★ | 知見は全くなかったので覚悟してたのですが、そもそも問題文で問われていることの回答になっていない選択肢も多くあるので、知見なくてもある程度点数取れそうな印象です。 MXレコードや、組織の権限の考え方等は基盤の今までの知見も活用できたため、そこまで難易度高くなかったと感じました。 |
勉強方法
私は全冠取得を目標としていたので、問題集を解くことに時間を使ってます。ただ、回答に納得するまで調べる、というスタイルでした。
問題集と実際のテストは微妙に違うことが多々あります。微妙な問題の違いにより答えが変わることもあるので、自身で納得して説明できるようになるまで調べるのは非常に大事だと思います。
学習に使ったサイトは以下です。
オンライン学習プラットフォームのudemyで、問題集を購入して実施。
評判が高く、最近更新されてるもの を選んで購入。なお、頻繁にセールしているのでそこを狙って購入!
多くの問題集には解説もついているのですが、納得できなければ、Geminiも活用して理解を深めました。
まとめ
Google Cloud認定資格の全冠達成という目標は、決して簡単な道のりではありませんでしたが、結果として私自身の大きな成長につながりました。
この経験を通じて痛感したのは、「最新情報をキャッチし続けること」と「自身のスキルや経験を活かした戦略を立てること」の重要性です。特に、AWSの知識があったからこそ、Google Cloudの学習効率を上げられた側面は大きかったと感じています。現在、多くの企業がマルチクラウドやハイブリッドクラウドの環境を導入しています。今回得られた幅広い知識は、私の今後のキャリアにおいても強力な武器となると考えております。
全冠達成はゴールではなく、新たなスタート地点です。このブログが、これからGoogle Cloud認定資格に挑戦する方々の一助となれば幸いです。皆さんの成功を心から応援しています!