こんにちは、皆さん。
LifeKeeperの記事ではこれまで、製品に関する機能や利用用途についてご紹介してきました。
今回はそんなLifeKeeperとミドルウェアを組み合わせて、ミドルウェアにおけるニーズの高まりと
運用における可用性向上の方法についてご紹介していきたいと思います!
ミドルウェアにおける可用性ニーズについて
皆様は現在のパブリッククラウド環境において可用性の仕組みをどのように導入しており、
また、どんなミドルウェアの可用性を高めたいと考えておりますか。
先日、システム運用の関係者へWebアンケート(ITmedia)を実施した際、
このような結果がでました。
パブリッククラウド環境で可用性向上の仕組みを導入しているか?
という質問に対して、70%近くのお客様が可用性を導入している、と回答がございました。
システムの稼働が止まってしまっては大変ですから、大半のお客様は可用性を高めているといった結果でした。
続いて、可用性を更に高めるためには具体的なミドルウェアの選定も重要となってきます。
そこで、特に可用性を高めたいと考えているミドルウェアは何でしょうか?と質問したところ、
Microsoft SQL Server、Oracle Database、MySQL といった重要なデータ基盤である
データベース関連の可用性向上のニーズが高いことが判りました。
一方で、ここ5年くらいの傾向として
・JP1/AJS
・Zabbix
・HULFT
・SVF
などの共通基盤系といったミドルウェアの可用性向上ニーズの広がりを感じています。
このような傾向があるミドルウェアの中でも、
今回は「HULFT」について「LifeKeeper」で可用性を高める方法をご紹介していきます!
HULFTについて
まず、HULFTについてご紹介いたします。
HULFTとは、主に企業間やシステム間でのデータ転送やファイル転送を行うためのミドルウェア製品です。
特徴としては5つあります。
1. 高い信頼性
データ転送の確実性が高く、エラーが発生した場合のリトライ機能や転送状況の確認機能を備える
2. セキュリティ
データ暗号化や認証機能により、安全なデータ転送を実現
3. 多様なプラットフォーム対応
Windows、Linux、Unixなど、さまざまなOSに対応
4. 簡単な操作性
GUIを利用して簡単に設定や管理が可能であり、利用が簡易
5. 高いパフォーマンス
大容量データの転送や高速なデータ処理が可能
このような特徴を持つHULFTは、金融機関や製造業をはじめとする多くの業界で利用されており、
企業内外でのデータ連携を効率化するための強力なツールとして評価されています。
HULFT × LifeKeeper
データ連携ツールであるHULFTはシステム全体において重要な役割を担っており、
運用において高い可用性が求められます。
運用中はサーバーの障害やソフトウェアの障害など、24時間x365日起こりうる障害への対策が必要となります。
そのため、障害対策として自動で検知し自動で復旧する事が望ましいです。
HULFTとLifeKeeperを組み合わせた構成イメージとしては以下のようになります。
このように、LifeKeeperを用いた高可用性ソリューションを組み合わせることで、
基幹系システムに求められるレベルの可用性の実現が可能となります。
製品ページ
SCSKでは、上記で紹介したHULFT、そしてLifeKeeperの製品ページをご用意しております。
ご参考までに、HULFT8のライセンス価格と技術サポート一年パックの価格表(サポート種別ごと)の定価について掲載いたします。
待機系のライセンス価格につきましては、稼働系ライセンス価格の半額となっております。
■ライセンス価格
対象OS | 稼働系 | 待機系 |
Linux | \650,000 | \325,000 |
Windows | \400,000 | \200,000 |
■通常技術サポート
対象OS | 稼働系 | 待機系 |
Linux | \98,000 | \49,000 |
Windows | \60,000 | \30,000 |
※通常技術サポート窓口の対応時間として、
月曜日~金曜日9:30~17:00(祝祭日及び年末年始を除く)
■24/365技術サポート
対象OS | 稼働系 | 待機系 |
Linux | \196,000 | \98,000 |
Windows | \120,000 | \60,000 |
※24/365技術サポートサービスとして、24時間365日をサポート
最後に
今回は、ミドルウェアの可用性ニーズが高まってきていること
そして、そのミドルウェアの中の「HULFT」という製品をご紹介させていただきました。
HULFTにLifeKeeperを用いることで高可用性が実現でき、業務の安定稼働に向けて一役買うことができたらと思います。