【ServiceNow】更新セットプレビュー時のエラー

こんにちは。SCSKの北川です。
今回はServiceNowの更新セットプレビュー時のエラー対応についてまとめました。

更新セットの移送手順はこちら【ServiceNow】更新セット移送の基本ガイド – TechHarmony

本記事は執筆時点(2025年6月)の情報です。最新の情報は製品ドキュメントを参考にしてください。

プレビューエラーの対応

プレビューした更新セットにエラーが見つかった場合、以下のようなメッセージが表示されれます。

関連リスト「Update Set Preview Problems」より、問題となっているレコードを確認してください。

各Preview Problemに対し、以下のいずれかを選択してください。

・Accept remote update:エラーを受け入れて変更を適用する
・Skip remote update:問題のレコードを適用しない

すべてのエラーに対応後、再度[Commit Update Set]を押下します。

以上がプレビューエラーの対応手順です。

レコードの手動移送や再作成が必要なケースもあります。
対応後に[Run Preiew Again]を押下してプレビューエラーが0件になっていることを確認してください。
 

発生頻度の高いプレビューエラー

次にプレビュー時に発生する頻度の高いエラーを2つご紹介します。

①Could not find a record in 〇〇〇 for column □□□ referenced in this update
…□□□ のレコードがが移送先環境の〇〇〇に存在しない

Could not find a record in sys_ui_policy for column ui_policy referenced in this update UI ポリシーアクションが作成・更新されているが、UI ポリシーのレコードが存在しない
Could not find a record in sys_user for column owner referenced in this update カタログアイテムに設定されているownerが移送先のsys_userテーブルに存在しない
Could not find a record in sys_hub_flow for column flow_designer_flow referenced in this update カタログアイテムに設定されているフローデザイナーが移送先のsys_hub_flowテーブルに存在しない

②Found a local update that is newer than this one
…移送した更新セットより新しいバージョンの更新セットがすでに移送先環境に存在している

まとめ

今回はServiceNowのプレビューエラー対応についてご紹介しました。
エラーが発生しても、原因を整理しながら冷静に対応することが大切です。

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