ランサムウェアに屈しないBCP対策。Dropboxで『時計の針を戻す』という新常識

「もし朝一番、PCを開くと身代金を要求する英文の壁紙に変わっていたら……。」
想像してみてください。個人のPCだけでなく、全社員が共有しているファイルサーバーのデータまで一斉に暗号化され、業務が完全にストップしてしまう事態を。今、多くの企業が直面しているランサムウェアの脅威は、もはや「他人事」ではありません。
どれだけ強固なセキュリティソフトを導入しても、100%の防御は不可能です。だからこそ、今求められているBCP(事業継続計画)の肝は、「感染を防ぐこと」ではなく「感染した後に、いかに早く、確実に復旧するか」にあります。
本記事では、万が一の事態でも組織のデータを速やかに「感染前の状態」へ一括復旧できる、Dropboxの強力なバックアップ・リカバリ機能(巻き戻し機能)について解説します。
従来のセキュリティ対策は、ウイルスソフトやファイアウォールによる「入口対策」が中心でした。しかし、巧妙化するランサムウェア(身代金要求型ウイルス)の前では、どんなに高い壁を築いても突破されるリスクをゼロにはできません。
 
もし、自社のファイルサーバーが暗号化され、全業務がストップしたら?
バックアップからの復旧に数日、あるいは数週間を要する場合、その間の損失は計り知れません。
 
今、真のBCPに求められているのは、「感染を前提とした出口戦略」です。つまり、攻撃を受けたとしても、いかに迅速に、何事もなかったかのように業務を再開できるか。その答えが、Dropboxの「巻き戻し(Rewind)」機能にあります。

ランサムウェアの被害を自動検知 Dropboxのアラート機能

巻き戻しの前に、ランサムウェアの被害を最小限に抑えるためには素早く疑わしい動きを検知し、通報する仕組みが必要となります。
Dropboxにはアラート機能が用意されており、ランサムウェアの被害が疑われるケースや機密情報が含まれるコンテンツを外部と共有したり、データを一括移動、一括削除すると検知し、通報する仕組みが提供されています。
Dropboxのセキュリティアラート:https://help.dropbox.com/ja-jp/security/security-alerts
セキュリティアラート機能により、素早く次のアクションを起こすことが可能です。
※本機能はDropbox Advanced, Enterprise およびセキュリティアドオンを購入されたDropbox Standardのチームでご利用いただけます。

数クリックで「時計の針を戻す」。Dropbox Rewindの圧倒的復旧力

ランサムウェアの被害に遭った際、最も困難なのは「どのファイルが汚染され、どこまで遡れば安全か」を特定し、膨大なデータを書き戻す作業です。
 
Dropboxの「巻き戻し」機能は、この絶望的な作業を劇的にシンプルにします。
 
タイムライン形式の直感操作:
ファイル変更の履歴をグラフで可視化。ランサムウェアによって大量のファイルが書き換えられた「被害を受け始めた時点」を一目で特定し、その直前の時刻を指定するだけです。
 
一括リカバリのスピード:
フォルダ単位、あるいはアカウント全体を数クリックで一括復旧。従来のテープバックアップや外付けHDDのような物理的な差し替えや、専門業者によるリストア作業を待つ必要はありません。
 
「同期」ではなく「履歴」の保護:
Dropboxの履歴データは、PC上のファイルとは別に、Dropbox上の安全な領域に保存されています。PC本体がロックされても、クラウド上の「過去の自分」は無傷のまま守られているのです。
 
Dropbox 巻き戻しにおける巻き戻しポイントの特定

日常の「うっかり」も大丈夫。バージョン履歴がもたらす現場の安心感

 
BCPはランサムウェア再作だけのものではありません。実は、企業が失うデータの多くは、ランサムウェアのような外敵よりも、日常の「人的ミス」によるものです。
 
「上書き保存」の悲劇をゼロに:
重要な資料を誤って編集し、そのまま保存してしまった。Dropboxなら、ファイルの右クリックメニューから過去のバージョンを即座に呼び出し、数秒で元に戻せます。
 
「間違えて削除」も恐くない:
共有フォルダで誰かがファイルを消してしまった場合も、ゴミ箱を探す手間なく履歴から復元可能。
 
情シス部門の負担軽減:
これら全ての復旧作業を、現場の社員が自分で行えます。「ファイルを戻してほしい」という社内依頼が激減し、IT担当者はより付加価値の高い業務に集中できるようになります。
 
日常の小さなミスを救う機能が、そのまま「会社を救う最強の盾」になる。これがDropboxを導入する最大の経営的メリットです。

守ることは、攻めること。

ビジネスを止めない。それは、攻めの経営を支える最低限かつ最強の基盤です。
Dropboxを単なる「データの置き場所」から、「24時間365日、会社をランサムウェアの恐怖から解放するインフラ」へとアップデートしませんか?
 
より詳細な技術観点での説明を別ブログで紹介します。
ご説明やデモのご依頼は下記のお問合せ先まで。
 
お問合せ: Dropbox-sale@scsk.jp
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