受賞者リレーインタビュー!第17弾:八巻 綾太さん


TechHarmonyエンジニアブログでは、AWS・Oracle Cloud・Azure・Google Cloud 各分野の受賞者にフォーカスし、インタビューを通してこれまでの経歴や他の受賞者に聞いてみたいことをつないでいく「リレーインタビュー」をお届けしています。

第17弾は、「Google Cloud Partner Top Engineer 2026」 を受賞された八巻 綾太(やまき りょうた)さん。

Google Cloud Partner Top Engineer 2026 は、 特定の項目だけでなく、所有するプロフェッショナル認定資格、対外発表、Specialization と Expertise の取得、Google Cloud に関する非公開の活動、今後の抱負など、各項目において広範にわたり活動成果を出された方を評価する設計として、総合的な貢献度を重視して表彰されるアワードです。

日々どのようにGoogle Cloudと向き合い、どんな経験を積み重ねてきたのか。
そして、受賞に至るまでの背景には、どのようなキャリアストーリーがあったのでしょうか。

本インタビューでは、八巻さんのこれまでの経歴やGoogle Cloudへの向き合い方、さらに「次の受賞者へ聞いてみたいこと」まで、じっくりとお話を伺いました。

プロフィール

Google Cloud Partner Top Engineer 2026
所属:クラウド事業本部 事業推進部 第一課
氏名:八巻 綾太
 
【自己紹介】
2020年にSCSKに新卒入社しました、AI&クラウドソリューション部第二課の八巻です。
現在は、顧客のコールセンター向けに生成AIを活用した音声ボットやチャットボットの導入する案件に携わり、Google基盤の構築や生成AIの精度検証のサポートを行っています。

本編

Google Cloudエンジニアになった背景を教えてください。

私がGoogle Cloudエンジニアとしてのキャリアを歩み始めたきっかけは、社内ローテーションで新設されたAI専門部署へ配属されたことです。
それまでは、Teams電話の導入プロジェクトなどMicrosoft製品を中心としたインフラ業務に従事していました。特にMicrosoft Azureを用いたセキュリティサービスの設計・構築を担当する中で、クラウドインフラの基礎知識を習得しました。
異動後は、生成AIに関する案件や技術検証の基盤としてGoogle Cloudに触れる機会を得ました。当初はキャッチアップからのスタートでしたが、実際にサービスを利用する中で、検索精度の高さや直感的なUIの利便性に惹かれました。これを機に本格的な技術習得に取り組み、現在はその知見を活かして案件遂行に貢献しています。

エンジニアとして大切にしている価値観や信条はありますか?

私がエンジニアとして最も大切にしている価値観は、「技術の進化に対する柔軟性」と「実用性へのこだわり」です。
インフラ領域からAI領域へとキャリアが広がる中で、変化を恐れずに新しい技術を学び続ける姿勢が不可欠だと学びました。しかし、最新技術を使うこと自体が目的ではありません。Azureでのセキュリティ構築や現在のAI導入において共通して意識しているのは、「その技術がエンドユーザーにとって本当に使いやすく、業務課題を解決できるか」という視点です。
「セキュリティを意識した堅牢な守り」と「生成AIを活用した革新的な攻め」の両面を知るエンジニアとして、単に動くものを作るだけでなく、顧客が安心してビジネスに活用できるソリューションを提供し続けることを信条としています。

この度は受賞おめでとうございます!受賞に至るまで特に重点を置いて取り組んできたこと・乗り越えたチャレンジを教えてください。

受賞に向けて特に注力したのは、「初心者視点に立った技術発信」と「客観的なスキルの証明」です。
私自身が他分野から転向し、ゼロからGoogle Cloudを習得した経験を踏まえ、初学者でも技術を使いこなせるよう、ブログや登壇を通じて噛み砕いたノウハウ発信を継続しました。
同時に、発信内容の裏付けとなる技術力を高めるため、Professional資格などの上位資格取得にも挑戦しました。
インプットとアウトプットを同時期に行うことは苦労もありましたが、自身の成長を加速させる大きな要因となりました。

受賞がご自身のキャリアやチームに与えた影響はありますか?

本受賞は、私個人のキャリアにおける大きな自信となりました。
キャリアの面では、社内外からの技術的な信頼が向上したと感じています。異分野から参入した自信の経験を活かした技術発信により、新規サービスの問合せや技術相談を受ける機会も増えました。
現在では、TopEngineer受賞に向けて学んだスキルや知識を活かして、これまでよりも高度な技術を要する案件に取り組んでいます。
また、自身の学習プロセスが間違っていなかったと確信することができたため、引き続き最新技術の習得に力を注いでいます。
チームへの影響については、私の受賞がメンバーの学習意欲を刺激する「起爆剤」になったと思います。チームや課のメンバー、同期がGoogle Cloudの資格取得に積極的に取り組み始めるなど、部署全体で、互いに学び高めあう習慣が作られ始めていることを実感しています。

今後、個人として、挑戦してみたい新しい技術・分野や、目指している目標について教えてください。

個人としては、Google Cloudの案件に留まらず、Microsoft AzureやAWSの案件にも積極的に挑戦していきたいと考えています。
過去に培ったAzureのセキュリティ知識と、現在習得しているGoogle CloudのAI技術、さらにAWSの知見を組み合わせることで、特定のクラウドベンダーに縛られず、顧客の課題にとって「真に最適な環境」を設計・提案できるエンジニアになることが目標です。
チームとしては、次世代の技術トレンドである「AI Agent」の活用と提案に重点を置いています。
単なるAI導入を超え、自律的にタスクをこなすエージェント技術の検証を進めています。そこで得られた実装ノウハウをチーム内で留めるのではなく、全社的なナレッジとして標準化・展開することで、会社全体の技術力を底上げし、お客様に対してより高度な自動化ソリューションを提供できる組織を目指します。

前回のリレーインタビューでの松渕 健太さんから八巻さんへのご質問です。ご回答をお願いいたします。

技術のアップデートが非常に激しい中ですが、
日々のインプットで密度の濃い情報を効率よく入手するために意識していること、実施している事はありますか?

意識しているのは、「業務で直面した課題を起点に調べること」「インプットとアウトプットの距離を短くすること」の2点です。
漠然と最新情報を追うのではなく、今の案件で必要な技術テーマに絞って深掘りすることで、限られた時間でも密度の濃い学びが得られると感じています。
また、気になった技術はすぐにハンズオンで試し、学んだ内容をブログの下書きとしてメモに残すようにしています。
「読んで終わり」にせず自分の言葉で整理することで、理解の浅い部分が明確になり、記憶にも定着しやすくなります。

次のインタビューは Google Cloud Partner Top Engineer 2026を受賞された「山口翔平」さんです!山口さんにお聞きしたいことはありますか?

日々の技術学習を継続するうえで、モチベーションが下がったときに自分を奮い立たせる方法や、学習を習慣化するために工夫していることがあれば教えてください。

 

八巻さん、ありがとうございました!

最後に、読者の方へメッセージをお願いいたします!

私自身、Google Cloudへ参入した当初は手探りでした。しかし、学んだことをブログ等で発信し続けることで、知識が定着し自信に繋がりました。
「完璧でなくてもまずはアウトプットしてみる」ことが成長への近道だと思います。私の経験が、新たな技術に挑戦する皆さんの励みになれば幸いです。

次回インタビューは、Google Cloud Partner Top Engineer 2026 を受賞された山口 翔平(やまぐち しょうへい)さんです。
次回の記事もお楽しみにお待ちください!

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