WSUSリプレイスの本命はどこか? Ivantiで始めるパッチ管理・エンドポイント管理・IT資産管理の現実解

みなさん、こんにちは。SCSKの石井です。

気がつけば、朝の空気にほんの少しだけ“夏の終わり”が混じるようになってきましたね。とはいえ、昼間はまだまだ暑い。
PCのファンも、情シスの皆さまの心拍数も、なかなか下がってくれません。(特に月例パッチの週は…笑)
そんな今、静かに、しかし確実に企業の端末運用に影響を与えているのが、WSUS見直しの波です。

WSUS非推奨は「終わり」ではない。でも、見直しの号砲ではある

まず前提として押さえておきたいのは、Microsoftは2024年にWSUSを非推奨とした一方で、現行機能を直ちに停止するとは言っていない、という点です。
WSUSチャネル経由の更新公開は継続され、Windows Server 2025を含む現行版からすぐに削除する計画も現時点では示されていません。ただし、新機能への投資や新規機能要求の受付は行わないとも明言されています。つまり、「今日で終わり」ではないが、「この先も同じ前提で運用し続ける」ことには慎重さが必要、というのが現実です。
ここで効いてくるのが、単なるWindows Update運用の話ではなく、WSUSリプレイスをどう進めるかという視点です。OSパッチだけでなく、ブラウザやPDF、Java系、各種業務アプリなど、脆弱性対策の対象はすでに広く分散しています。
今あらためて問われているのは、「WSUSの代替製品」探しというより、これからのパッチ管理とエンドポイント管理をどの形で再設計するかです。

 

いまのパッチ管理が難しい理由は、OS以外とネットワークと人手不足にある

現場で難しいのは、更新対象がWindowsだけで完結しないことです。Ivantiの公式情報でも、Windows、macOS、Linuxに加え、数百のサードパーティアプリに対するパッチ運用が重視されています。つまり、現代のパッチ管理は「Microsoft製品を当てれば終わり」ではありません。

さらに、添付資料でも触れられていたように、インターネット出口が集約されたスター型WANや、回線帯域に余裕のない拠点構成では、大容量アップデートが一斉に走るだけで運用が苦しくなります。最新の更新パッケージが大きくなればなるほど、クラウド経由一辺倒では厳しい場面も出てきます。加えて、情シスの人数は増えないのに、端末、ソフトウェア、脆弱性、問い合わせは増えていく。ここにエンドポイント管理の再設計ニーズがあります。

 

Ivantiで何が変わるのか──EPM+Patchで「配る・当てる・見える」を一元化

Ivantiの強みは、Endpoint ManagerPatch for Endpoint Managerを軸に、端末の発見、インベントリ収集、ソフトウェア配布、リモートコントロール、パッチ適用、可視化、レポートまでを一連の運用としてつなげやすい点にあります。
公式サイトでも、Windows/macOS/Linux/ChromeOS/IoTまでを見据えた一元管理や、自動評価・テスト・段階的ロールアウト、分散配信、レポートが訴求されています。

SCSKセキュリティのIvanti紹介では、VPN不要のインターネット越し管理や、セグメント内で代表コンピュータを動的に選ぶ配信方式が紹介されています。
これにより、中継サーバを増やさずに大容量配布を効率化しやすく、拠点や在宅端末が混在する環境でも運用を組み立てやすい。少人数の管理組織にとっては、
自動取得・自動展開・適用管理が揃っている意味はかなり大きいはずです。

 

Ivantiの本質は、パッチ製品ではなく「運用設計」の土台にある

Ivantiを面白くしているのは、パッチ管理だけで閉じないことです。IT資産管理では、契約情報と資産の紐づけ、ライセンス過不足の可視化、利用頻度分析、申請ワークフローまで視野に入ります。ヘルプデスクでは、インシデント管理、問題管理、ナレッジ管理、サービスカタログ、ダッシュボードまでつながる。つまり、端末を「当てる」「配る」で終わらせず、「誰が使い、何が入っていて、何が起き、どう直したか」まで一気通貫で考えられるわけです。

公開事例としても、5,000台超、15,000台、22,000台規模のパッチ適用や運用高度化が紹介されています。
ここから見えてくるのは、Ivantiが単なるスポット製品ではなく、WSUSリプレイスを入口に、IT運用全体を整理していくための足場になり得るということです。

 

 図で見る:WSUS中心運用とIvanti活用後の違い

WSUS中心運用とIvanti活用後の比較図”

 

まとめ:Ivantiは“いまの困りごと”に対して、かなり現実的な一手になりうる

WSUS非推奨をきっかけに、パッチ管理、エンドポイント管理、IT資産管理、ヘルプデスクをバラバラに考える時代は、少しずつ終わりに向かっているのかもしれません。Ivantiは、その再設計を一気に進めるための現実解として、かなり筋の良い候補です。

そしてもう一歩踏み込むなら、パッチと資産の整流化だけで未知脅威対策が完結するわけではありません。
配る・当てる・見えるを整えた次に来るのは、まだ見ぬ脅威をどう止めるかです。その意味で、次はDeep Instinctのような予測型防御をどう組み合わせるか、という話が自然に出てきます。こちらはまた別の機会に、SCSKのDeep Instinct紹介ページも交えながら深掘りしたいと思います。

 

 

■Ivantiの製品概要、資料入手などWSUSリプレイスに興味をお持ちの方へ 

本記事でご紹介したWSUSリプレイスの本命ソリューション詳細、SCSKが取り扱う「Ivanti(イヴァンティ)」です。 

今後のフロンティアAIに対するパッチ管理や、SCS評価制度★3、★4を目指したい方は、ぜひ以下の問い合わせ先より製品概要やリーフレット、製品紹介説明の依頼を投げてくださいませ。 

・ Ivanti製品詳細・お問い合わせ(SCSK)west-marketing-info@scsk.jp
著者について
石井誠彌

サイバーセキュリティを中心に、ミドルウェアやDropboxなどのクラウドサービス、インフラ領域まで幅広く担当。
エンドポイント、IT資産管理、セキュリティ意識向上トレーニング(SAT)などのセキュリティソリューションを中心に、SCSKグループ各社の商材・サービスを組み合わせた提案活動を推進。
幅広い知見を活かし、お客様の課題解決に向けた情報提供や最適なソリューション提案を支援している。

石井誠彌をフォローする

クラウドに強いによるエンジニアブログです。

SCSKでは、自社クラウドと3大メガクラウドの強みを活かし、ハイブリッドクラウド/マルチクラウドのソリューションを展開しています。業界の深い理解をもとに、お客様の業務要件に最適なアーキテクチャをご提案いたします。サービスサイトでは、お客様のDX推進をワンストップで支援するサービスの詳細や導入事例を紹介しています。

Ivantiクラウドその他技術ナレッジソリューションプロダクト運用・監視
シェアする
×
タイトルとURLをコピーしました