「優先順位がわからない」「パッチ適用に手が回らない」そんな企業の”宿命の課題”を、AI駆動のSaaS『Ivanti Neurons』がいかに美しくスマートに解決するのか。本日は、情シスの救世主となる次世代の運用デザインを、プロの視点から楽しく、かつ鋭く紐解いていきます!
1985年からの血統:旧LANDeskからIvanti誕生に至る『資産管理の正統歴史』 ※Ivantiの歴史
現代のIT管理プロフェッショナルであれば、誰もが一度は「LANDesk(ランデスク)」の名を聞いたことがあるでしょう。Ivanti(イヴァンティ)の歴史は、今から40年以上前の1985年、米国ユタ州ソルトレイクシティで設立された「LAN Systems」にまで遡ります。
同社は1991年にインテル社(Intel)に買収され、同社のネットワーク管理製品ファミリー「LANDesk Manager」として世界中に浸透しました。インテルが開発を牽引したこの時代に、PCのハードウェアやソフトウェアの情報を根こそぎ収集する「インベントリ収集」技術の基礎が徹底的に磨き上げられました。
2002年、インテルからスピンオフして独立企業「LANDesk Software」が設立され、日本国内でも本格的な展開がスタート。その後、Avocent社による買収(2006年)、Emerson Electric社による親会社買収(2009年)を経て、投資ファンドThoma Bravoに売却されます。この流転の歴史の中で、LANDeskはただ留まるのではなく、パッチ管理のパイオニアであるShavlik(2013年)や、ユーザー環境管理(UEM)のAppSense(2016年)といった業界屈指の技術を次々と買収・統合していきました。
そして2017年、Thoma Bravoはヘルプデスク(ITSM)の雄である「HEAT Software」を買収。これをLANDeskと経営統合させることで、新生『Ivanti』が誕生したのです。さらにその後も、モバイル管理のMobileIron(2020年)、VPN・セキュアアクセスのPulse Secure(2020年)、IT資産ライフサイクル管理のConcordeやCherwell(2021年)を次々とファミリーに引き入れました。つまり、現在のIvanti製品、とりわけオンプレミス版の『Ivanti Endpoint Manager (EPM)』は、インテル時代からの血統と世界的な買収によって培われた「最高峰のIT資産管理テクノロジー」が濃縮された、まさに結晶体なのです。
ゼロトラストの不都合な真実:『見えない資産』は防衛しようがない
多くのセキュリティ担当者は「次世代EDRの導入」や「ネットワーク境界のゼロトラスト化」を熱心に語ります。しかし、ここに非常に大きな盲点があります。
「社内にあるすべてのPCやサーバー、そしてそこにインストールされているソフトウェアの数を、完璧に把握できていますか?」という問いに、胸を張ってYESと答えられる企業はごく稀です。
セキュリティ対策の絶対的な大前提、それは「把握していないものは、守ることも監査することもできない」ということです。管理外の私物端末(BYOD)や、各部門が勝手に調達した「シャドーIT」、さらにはライセンス契約数を超過して無断インストールされたアプリケーションなど、これらはすべて重大なセキュリティホール、あるいは数千万円規模の「ライセンス違反ペナルティ(監査リスク)」という時限爆弾です。
パッチの適用(これについては次回ブログで事細かに説明します!)を論じる前に、まずは『何が、どこで、どう動いているのか』を完璧に可視化し、一元管理(ITAM)を組み立てることが、すべての企業ガバナンスとゼロトラスト防衛の第一歩なのです。
『Ivanti Endpoint Manager (EPM)』が提供するIT資産管理の4大アプローチ
オンプレミス型として大規模企業を中心に絶対的な信頼を獲得している『Ivanti Endpoint Manager (EPM)』は、単なる台帳管理ソフトではありません。
端末情報を自律的に収集・発見・連携する、超強力なITOMエンジンを搭載しています。
① 2,000項目以上に及ぶ『極インベントリ収集』
EPMのエージェントは、端末が起動・ログインしたタイミングで動作し、レジストリやWMI情報を駆使して「2,000項目以上」のハードウェア・ソフトウェア情報を自動スキャンします。ネットワーク負荷を最小限に抑えるため、「差分データ転送」や「圧縮転送」を実装しており、世界中どこからでも細い回線を圧迫せずに正確なインベントリを取得できます。
② エージェントレスで闇端末をあぶり出す『非管理デバイス検索』
管理ツールが届かない最大の理由は「エージェントがインストールされていないから」です。EPMはネットワーク内の代表PCを自動選定し、NMAP、SNMP、LDAPなどを用いてネットワークセグメント全体を常時スキャン。プリンター、ルーター、スイッチ、無線AP、さらには管理者が把握していない「無許可の接続端末」を自動的に検出してリスト化します。
③ ライセンス過不足を一発で可視化する『ソフトウェアライセンス管理 (SLM)』
各端末から収集したソフトウェアのインストール実態と、購買部門が保有するライセンス契約情報を突き合わせ、利用状況を動的にダッシュボードへグラフ表示します。特筆すべきは「起動回数」や「利用時間」まで計測できる点です。「インストールされているけれど全く起動されていない高額ソフト」をあぶり出し、アンインストールして別部門へ使い回すことで、ITコストを数百万円、数千万円規模で劇的に削減できます。
④ 管理者権限を奪還しシャドーITを根絶する『ポータルマネージャ』
多くのユーザーが「業務で必要だから」と勝手にフリーソフトをダウンロードしてPCにインストールします。これがマルウェア感染やライセンス違反の温床です。EPMのポータルマネージャを利用すれば、会社が許可した信頼性の高いソフトウェアのみを社内カタログとして登録し、ユーザーは「管理者権限なし」で任意のタイミングでセルフインストールできます。ユーザーの利便性を落とさずに、管理者が100%制御するクリーンな環境を標準化できます。
数万台のグローバルガバナンスに耐える「実証された導入スケール」
Ivanti Endpoint Managerは、1台のコアサーバーとSQLサーバーの最小構成であっても、中継サーバーを追加することなく「1サーバーセットあたり約15,000台」の超大規模な端末を一元管理できる驚異的なスケーラビリティを誇ります。国内の主要なITOM製品の多くが、数百台から数千台規模で中継サーバーの設置を必要とする中、この設計効率の高さは唯一無二です。
SCSKでは、日本国内での販売が開始された2002年から代理店として数多くの企業を支え、100社を超える大手のお客様へ導入した実績があります。
数万台規模のグローバルガバナンスにおける実例を一部抜粋してご紹介します。
| 企業名 | 管理規模 | 導入効果 (IT資産管理の高度化) |
| LIXIL様 | 約45,000台 | 国内外の全端末におけるインベントリとソフトウェア利用の可視化を一元化 |
| AGC様 | 約20,000台 | 日本・アジアに分散した端末のハード・ソフト構成、ライセンスの徹底可視化 |
| 清水建設様 | 約18,000台 | 全国の現場や出張先を含む膨大なクライアント環境の一気通貫ガバナンス確立 |
SCSKがご提供する「Ivanti Endpoint Manager」は、特に拠点が多く、海外への展開や、サプライチェーンの衛生管理を徹底したい大規模エンタープライズのお客様から絶対的なご評価をいただいております。
まとめ:資産管理の最適化こそ、企業防衛とIT監査をクリアする最短ルート
IT資産管理は、しばしば「セキュリティの脇役」として過小評価されがちです。しかし、どれほど高価なEDRやファイアウォールを並べても、そこに『存在に気付いていない管理外の端末』が1台接続されているだけで、防衛ラインは一瞬で崩壊します。自社のすべてのIT資産、そしてインストールされているソフトウェアの契約・実態情報を一元管理することこそが、セキュリティとガバナンスにおける唯一揺るぎない土台です。
SCSKは、2002年から20年以上にわたりIvanti製品を国内で提供し、仕様・操作方法のサポートから、複雑なAD(Active Directory)連携、社内システム台帳とのデータ連携までをフルカバーする国内最高水準の『SCSK保守サービス』をご提供しています。
まずは、自社のIT資産がどのような状態にあるのか、棚卸しから始めてみませんか?
製品仕様に関するご質問や、PoC(検証導入)のご相談は、ぜひ下記SCSKの製品・お問い合わせページよりお気軽にご連絡ください!
本記事でご紹介したパッチ適用のパラダイムシフト。CVSSスコア(一律)からリスクベース(VRR)への本命ソリューション詳細、
SCSKが取り扱う「Ivanti(イヴァンティ)」です。
今後のフロンティアAIに対するパッチ管理や、SCS評価制度★3、★4を目指したい方は、ぜひ以下の問い合わせ先より製品概要やリーフレット、
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