こんにちは。SCSKの石原です。
2023/5/8 – 5/11 に米国のラスベガスで開催されておりました「Informatica world 2023」に参加しました。SCSKからは4名、日本からは他社様のパートナーやユーザ様を含め、30名以上参加しておりました。
今年は「Where your data comes to LIFE」でデータに命を吹き込み新たな扉を開くことがテーマでした。
非常に刺激的なイベントであり、私個人のキャリアとしてもよい経験になりました。来年も「行ってこい」といってもらえるよう皆様に興味を持ってもらえるようにアウトプットをしておきたいと思います。
初めての海外カンファレンスの参加ですので、至らない点などありましたらご容赦下さい。
イベント概要
Informatica WorldはInformaticaによるデータに関するカンファレンスであり、以下のような多数の企画が開催されるイベントです。
- 基調講演(KeyNote)
- ブレイクアウトセッション
- 展示会(EXPO)
- ハンズオン(Deep Dive)
- ナイトイベント(Celebration Event)
今年は2023/05/08~05/11の4日間に開催され、全世界から現地参加で約2,000人、日本からも約30人の参加がありました。
今年の会場はThe Venetian Resortホテルのカンファレンスルームで行われました。ベネチアをイメージしたホテルで部屋数は7000室以上・・・宿泊もThe Venetian Resortでしたが、カンファレンスルームまで歩いて10分から15分ほどかかる距離でした。語彙力が足りてないですが、「すごい・・・」とスケールの大きさに固まっていました。
事前準備
イベントに参加するための事前準備についてまとめます。
イベント登録
イベント登録ページから、イベントパスとホテルを同時にとることができました。
イベントパスについては、早めだと割引価格で取得できます。
航空券予約
今回参加した日程がGW明けということもあってか、往路便は混雑していました。
参加することが決まったら、すぐの予約をお勧めします。
また、ラスベガスへのトランジット方法は下記の4つほどあります。長いフライトになりますので、前乗りができるのであれば、イベント前に寄って行くのもいいですね。実際、ロサンゼルスに前乗りされている参加者もいらっしゃいました。
- サンフランシスコ経由
- シアトル経由
- ロサンゼルス経由
- ハワイ経由
パスポート発行やESTA申請などはお忘れなく。
行動計画
人気セッションは早めに予約しておく必要があります。ただし、当日空きがあれば入ることができます。
セッションの予約は専用のWebページで登録でき、イベント中はアプリでセッションの情報を管理することができます。
他にもアプリでは、セッション会場のマップや参加者リストなどを確認することができます。
参加体験
ここからは、私が現地で参加して感じたことをレポートします。
KeyNote
参加者全員が入る大きな会場で、新サービスの発表やデモンストレーション、著名人の講演等が実施されました。
少し後ろからにはなりますが、会場の雰囲気はこんな感じです。
キーノートでは、最新の技術発表やパネルディスカッション、著名人の講演など色々な方面で楽しめるコンテンツがありました。特に印象に残っているもの(会場が盛り上がっていたもの)について、下記に記載します。
注目のアップデート
- CLAIRE GPT
- インフォマティカによる生成系AI
- 自然言語によるデータセット検索、データ統合、プレパレーション処理
- 2023年12月までにリリース予定
- Azure関連(Informatica×Microsoft)
- Azure ネイティブ ISV サービスとして提供される
- CDGC(Cloud Data Governance and Catalog)が利用可能に
- AWS関連
- Amazon RedshiftにDataLoaderが組み込まれたことにより、迅速にデータをロードできる(AWS re:Invent 2022)
- CDI Free
- 制限はあるものの、無料でデータ統合が利用できる。
- いままで特定用途に限り無料で利用できたDataLoaderに加えて、CDIも追加された形
公式サイトで発表されていますので、リンクを張っておきます。
その他の見所
キーノートでは、テクニカルな発表のほかに著名人の講演もありました。
- (Bob Arno)ポケットピックアーティストによるスリの実演
- 参加者が次々にスリにあっていました。
- ネクタイに財布、スマホ、ベルト・・・・
- 最後にはなんと、パンツまで持っていかれていました(笑)
- (Amy Purdy)スノーボードのパラリンピック選手講演
- 生き様に勇気と感動をもらいました
- 最後はスタンディングオベーション!
ブレイクアウトセッション
100人程度入る会場に別れて、30-40分程度のセッションが行われます。主に事例の発表が行われていました。
こちらについては、別途セッションレポートを書く予定です。
Expo
各種ブースがセッティングされていました。ノベルティ等も配っておりますので、興味があるものを探しに行ってみるのが良いかと思いました。
キーノートで発表された、CLAIRE GPTは非常に興味深いサービスだと感じていましたのでデモンストレーションを見に行きました。日本のローカライズはまだだと思いますが、日本のPODでも今年中にリリースと話を伺えました。
Expoではクイズなども開催されていました。5人中4位だったので、ノベルティはバッチでしたが1位に入ると帽子などちょっといいものが貰えるそうでした。しっかり学習して再チャレンジしたいです。
Expoをウロウロしていたら、ノベルティが集まりました。ちょっと嬉しい!
Deep Dive
こちらはインフォマティカ主催のサービス解説やハンズオンが出来るセッションとなっています。40名程度座れる会場で、一人一台PCが用意されておりました。
ハンズオンが含まれるということもあり、セッション時間は2時間で設定されていました。
ブレイクアウトセッションやExpoで興味をひかれたものについて、実際に触って体験することで、どう活用できるかのイメージが沸くと考えます。
こちらについては、別途セッションレポートを書く予定です。
ナイトイベント
プールサイドに料理とお酒が用意されて、ワイワイ楽しむイベントです。早めに入ることができたので、初めはプールサイドでゆっくり食事をとることができました。これからどんな盛り上がりがあるのか期待していると、、、
徐々に日が落ちてきてくるとDJの曲調も変わり、盛り上がりました。外国の方とダンスを通じてコミュニケーションしたり、普段味わえない体験をすることができました。日本からの参加者がステージの目の前を牛耳っている時間帯もあり、日本からの参加者としても盛り上がりを見せていました。
イベントの疲れも吹っ飛んでしまう、そんなイベントでした。
感想
イベント参加の目的は大きく下記の2点でした。
- 技術情報のキャッチアップ
- ネットワーキング
技術情報のキャッチアップについては、当ブログ等を通じて発信していこうと思います。
ネットワーキングとして、ユーザ様やパートナー様と繋がるというのも重要な意味を持っている感じています。インフォマティカジャパン社の皆様を中心に、ネットワーキングのためのイベントを企画いただきまして、有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
現地では沢山の刺激を得て日本に帰ってくることができました。充実した4日間でした。
来年もラスベガスでInformatica World 2024 が開催されます。
本記事で、Informaticaに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
以上、イベント概要のレポートでした。