受賞者リレーインタビュー!第15弾:磯野 桃子さん


TechHarmonyエンジニアブログでは、AWS・Oracle Cloud・Azure・Google Cloud 各分野の受賞者にフォーカスし、インタビューを通してこれまでの経歴や他の受賞者に聞いてみたいことをつないでいく「リレーインタビュー」をお届けしています。

第15弾は、「Google Cloud Partner Top Engineer 2026」 を受賞された磯野 桃子(いその ももこ)さん。

Google Cloud Partner Top Engineer 2026 は、 特定の項目だけでなく、所有するプロフェッショナル認定資格、対外発表、Specialization と Expertise の取得、Google Cloud に関する非公開の活動、今後の抱負など、各項目において広範にわたり活動成果を出された方を評価する設計として、総合的な貢献度を重視して表彰されるアワードです。

日々どのようにGoogle Cloudと向き合い、どんな経験を積み重ねてきたのか。
そして、受賞に至るまでの背景には、どのようなキャリアストーリーがあったのでしょうか。

本インタビューでは、磯野さんのこれまでの経歴やOracle Cloudへの向き合い方、さらに「次の受賞者へ聞いてみたいこと」まで、じっくりとお話を伺いました。

プロフィール

Google Cloud Partner Top Engineer 2026
所属:BDX事業本部 事業企画推進部 データエンジニアリング課
氏名:磯野 桃子
 
【自己紹介】
2020年に入社後、主にデータ利活用基盤の開発・運用を行っております。
具体的には、メダリオンアーキテクチャを採用したデータ活用基盤の新規構築および運用、・監視・セキュリティ改善までを包括的に行うことで、お客様の課題解決や業務支援に取り組んでいます。

本編

Google Cloudエンジニアになった背景を教えてください。

お客様環境でGoogle Cloudを利用したデータ基盤の構築・運用を担当したことが、Google Cloudに深く関わるきっかけでした。それ以前はAWSを約2年間利用しており、現在はAzureにも携わるなど、特定のクラウドに限定せず、担当する顧客やプロジェクトの要件に応じて幅広く触れてきました。
その中でGoogle Cloudは、BigQueryを中心とした分析基盤の設計思想や、マネージドサービスを前提としたシンプルな構成が特徴的です。インフラ管理よりもデータ設計や分析そのものに集中することができ、データ活用において「設計・運用・分析」を一貫して考えやすい点に魅力を感じました。
現在もマルチクラウドを扱う立場として、それぞれの強みを理解した上で、お客様の要件に最適な選択肢を提案できるエンジニアでありたいと考えています。

エンジニアとして大切にしている価値観や信条はありますか?

エンジニアとして大切にしている価値観は、特定の技術や製品ありきで考えるのではなく、常にお客様の課題や目的を起点に最適な選択を行い、その課題解決に最後まで責任を持つことです。
特定の製品ありきではなく、顧客の課題解決やニーズに最も適した手段を選ぶことが重要だと考えています。その結果として、Google Cloudに限らずマルチクラウドに触れ、特定の領域に閉じないフルスタックな技術習得を意識しています。幅広い技術力を身につけることで引き出しを増やし、顧客の課題に対してより柔軟かつ最適な解決策を提案できると考えているからです。
また、提案だけで終わらせず、実装や運用まで見据えて判断することも大切にしています。自ら実装できるスキルを備えることで、実現可能性を踏まえた提案ができ、机上の空論に陥ることなく、実装フェーズまで着実に完遂できると考えています。
今後も課題解決を軸に、最適な選択ができるエンジニアでありたいと考えています。

この度は受賞おめでとうございます! 受賞に至るまで特に重点を置いて取り組んできたこと・乗り越えたチャレンジを教えてください。

受賞の決め手は、苦手なことでも積極的に挑戦し続けたことだと考えています。

アウトプットを重視しました。案件への貢献はもちろん、調査や検証の過程で得た知見をテックブログとして発信することを継続してきました。
特にGoogle Cloudは、AWSと比較すると日本語の技術情報や事例が少なく、調査に苦労する場面も多くありました。そのため、自身がつまずいた点や理解に時間を要した内容を中心に整理し、同じ課題に直面するエンジニアの助けになることを意識してナレッジのアウトプットを行いました。

受賞がご自身のキャリアやチームに与えた影響はありますか?

今回の受賞は、自分にとって一つのゴールというよりも、これまでの取り組みを振り返り、今後のキャリアを見直す区切りとなりました。これを機に、自分がどのような方向性で価値を発揮していくべきかを改めて考えるようになりました。
また、受賞をきっかけに、社内外で新たなつながりが生まれ、これまで以上に情報交換や意見交換を行う機会が増えました。異なる立場や視点からの知見に触れることで、自身の考え方や技術的な引き出しが広がったと感じています。
今後は個人としての成長にとどまらず、こうしたつながりから得た知見もチームに還元しながら、チーム全体の技術力向上やナレッジの蓄積に貢献し、継続的に価値を提供できるエンジニアでありたいと考えています。

今後、個人として、挑戦してみたい新しい技術・分野や、目指している目標について教えてください。

今後は、Google Cloudに限らず、Snowflakeやdbt、Microsoft Fabricといったデータプラットフォームや周辺技術にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。クラウドやツールが多様化する中で、特定の製品に依存せず、共通する設計思想やベストプラクティスを理解することが、より本質的な提案につながると感じているからです。
個人としては、データ基盤の設計から分析・活用までを一貫して捉えられるフルスタックな視点をさらに磨き、技術選定やアーキテクチャ設計において、より高い付加価値を提供できるエンジニアを目指しています。
またチームとしては、こうした知見をナレッジとして蓄積・共有し、特定技術に依存しない再現性のあるデータ活用基盤を構築できる体制づくりにも挑戦していきたいと考えています。

前回のリレーインタビューでの宮崎 慎二さんから磯野さんへのご質問です。ご回答をお願いいたします

AzureやAWSと比較したときに、Google Cloudならではの「使っていて面白い」「ここが効く」と感じるサービスや機能はありますか?
Google Cloudについてあまり知らないので、Google Cloudならではの機能があれば教えてもらえればと思います。

印象的だったのは Dataformです。BigQuery と統合されているため、データ変換や品質チェックをシンプルな構成で実現できます。AWS や Azure では dbt などの外部ツールを組み合わせることが多い印象ですが、Google Cloud ではまず Dataform から始められるのが魅力です。実際のプロジェクトではユニットテストなどより高度な開発要件も求められたため、最終的には dbt を採用しましたが、「まずはシンプルに始めて、必要に応じて拡張できる」という考え方は Google Cloud らしいと感じています。

次のインタビューは Google Cloud Partner Top Engineer 2026を受賞された「松渕健太」さんです!松渕さんにお聞きしたいことはありますか?

社内外での発信や提案活動、チームづくりにも取り組まれている印象があります。

技術力向上とマネジメント・組織貢献を両立するうえで意識していることや、難しさを感じることはありますか?

 

磯野さん、ありがとうございました!最後に、読者の方へメッセージをお願いいたします!

技術やサービスはあくまで手段であり、最も大切なのは課題の本質を見極めることだと考えています。これからも学び続け、試行錯誤しながら、お客様と共に価値を創り上げていきたいと思います。技術を通じて、少しでも皆さまの挑戦を支えられれば幸いです。

次回インタビューは、Google Cloud Partner Top Engineer 2026 を受賞された 松渕 健太(まつぶち けんた)さんです。
次回の記事もお楽しみにお待ちください!

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